株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(12.25.08)

2008-12-24 21:23:08 | 明日のモニタリング銘柄
海外市場は、今日も動意の少ない値動きに終始するものと思います。これだけ荒れた1年です。クリスマス休暇中まで何か事を起こそうという心理状態にはとてもなっていないことでしょう。

子年に相応しく、年の瀬にはねずみ講詐欺のペテン師まで出没し、もう沢山だと。。。

せめて、クリスマスの夜だけでも静寂な時にして欲しいと。よく分かります。夫婦喧嘩と同じです。ぎゃんぎゃん言われると、もう沢山だと。これ以上コトを荒立てなくない、そっとしておいて欲しいと。。。

しかし、今年、こんなにネズミが大暴れするとはね。筆者の予想をも超えておりました。家猫がたまに野ネズミの子供を取ってくるので、ネズミが暴れてもたいしたことはなかろうと、実は小馬鹿にしておりました。

もう、このまま休戦モードに入りたいところですが、最後に一発大きな勝負でもしてみたくなると言うものです。ところが、既に市場そのものが休戦モードです。普通の銘柄はほぼ死に体でしょう。ここは一発、何かの材料株にでも狙いを付ける以外にありません。

そうした予兆が見られるような銘柄を何とか探し出したい、明日のモニタリング銘柄です。

1.3626ITホールディングス
 インテックとTISと言えば、業界では古豪というのか実力派というのか、とにかく腰の据わったソフトウェア開発会社。1200円割れを2日連続で演じ、底固めが出来たのかどうか?

2.1721コムシスホールディングス
 今日は押されましたが、何とか最後は784円という22日に安値を上回って終了。これでOSCは+6%の48%となり、このまま明日伸びれば800円奪回は問題ないのですが、如何せん、出来高が急速に細っております。明日は出来高を伴いさえすれば切り返しの体勢にはある筈。

3.4003コープケミカル
 井関農機などとともにやっと大きく動意付いたようです。政府の方針の自給率向上への予算取りの施策も援護したようです。明日も更に上を目指すのかどうか注目。

4.4021日産化学
 これも農薬関連銘柄なのですが、今日は大きく売り込まれました。まだ押しが足らない嫌いはありますが、明日は反発を期待できる位置取りです。

5.5408中山製鋼所
 10月28日の200円という安値が視野に入ってきました。特段のニュースがある訳ではなさそうですが、それなら明日の押し目は狙い目か。

6.3843フリービット
 新興市場では今時珍しい安定株。このところのボックス圏での動きを明日も示すのなら、460Kを抵抗線に再度上昇に転じるかも知れません。

以上です。
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ただ今、つららが成長中

2008-12-24 11:33:16 | 株に出会う
先物が8680円と微妙な位置に寄り付き、そこからのチョイ上げがこの日のハイライトでした。前日の後場の安値の8660円に届かずと見るや、弱気筋の売りがダラダラと湧いてきて、相場は全く反転する気配がありません。

リバウンド狙いの方々は肩すかしを食らい、売り方だけが活気づく有様です。

朝の隣の犬の散歩時の空気の張りつめ方から、この冬一番の寒さをここオセアニア地方も記録したのではないかと思います。

相場の方も体感温度からは、この冬の寒さを更新しそうです。

今日の前場は、綺麗な右肩下がりの、いわば「つらら曲線」のようです。少し戻すのですが、駄目だと思った方々の売りがその買いに絡みつき、そこで下値を凍らせてしまい、その後の売りが冷や水となり、更につらら状態を下へ下へと押しやるという、日本の寒村によく見られる、少々大きめのつららの形成過程に前場はそっくりでした。

あの史上最強の企業と言われたトヨタが最高益から赤字転落というドラマを軽く見てはいけません。

多分、トヨタが赤字なら世界中の自動車メーカーも実態は同じでしょうね。

では、あのトヨタを支えた経営はどこが間違っていたのでしょうか?個々の要素、例えばリーンバーン生産、設計情報の迅速な転移などは、間違っていたどころか、それなくしてこれまでのトヨタはなかったと言えます。

ここまでの信用収縮による劇的な需要減(来年は世界で、GM+トヨタの生産分が需要減となる予測)をトヨタが予測できなかったのは、神様でもないしこれはやむを得ません。

となると、1つ言えることは、こうした急変に対する身のこなしが、既に巨体になりすぎていて、素早くできなかったということかも知れません。タイタニック号が、目の前の氷山を迅速に避けることができなかったことと同じです。

それにトヨタの特長は、世界で唯一と言っていいほど、終身雇用をかたくなに護ってきている会社だということです。あえて、特長と書きました。この制度により、これまでどれだけ長期的に見て社員の力の増大が図れたことか。

今回、アメリカの企業のように、この終身雇用に手をつけるようなら、トヨタもごく普通の企業に成り下がったということとなります。絶対にこれは止めた方が良いですね。

今回の試練を乗り越えるための原資はまだまだあるはずです。いざとなれば、社員に対し、ある程度の痛みも負担して貰って生き抜くことですね。

その上で、将来の成長の芽である研究・開発活動は手を抜かないことですね。その点では、いすゞとの新型ディーゼルエンジンの開発凍結は頂けません。

そして、自動車をインテグラル型の凝った機械だけには位置付けず、これからの新興国市場の人々がオートバイの次に気軽に買えるような、モジュラー型のクルマも作れるだけの会社としての器量を持つのが良いと思います。例えば、ホンダのスーパーカブのようなクルマです。

何故なら、今回の深刻な不況から脱出する時には、レクサスではなく、その対極にあるクルマから立ち上がる筈だからです。また、先進国の人々も環境車だけではなく、完全な道具としてのクルマを求めていることは、日本でのこれまでの軽自動車の隆盛を見ても明らかです。その上で、自動車の新しい売り方を模索すべきですね。キャッシュかローンだけというのは限界があることが今回露呈しました。カーシェアリングなどに対応した提供の仕方などを考えても良いのではないでしょうか。

最後に申し添えておきますが、筆者はトヨタ車だけは若い頃から全く買う気が起こりません。あのプリウスでもそうです。これが何故かは、クルマ好きの間では知る人ぞ知る話です。

前場は、このような苦手な値動きを様子見で見守るだけ。突っ込んで無理をして買っていても、ほぼ全滅だったことでしょう。
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市場概況(12.22.08)

2008-12-24 06:30:56 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は23日朝更新 青字部は24日朝更新

12月22日(月)と23日(火)の市場概況です。

◆日経先物:8740円(+140円)、OSC55%(+-0%)12月5日の42%から切り返し中。
◆日経平均:8724円(+135円)、OSC55%(+1%)12月19日の54%から切り返しに転じたか?
◆日経平均指数値倍率:115(-1)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:848.72(+14.3)、OSC53%(+1%)12月19日の52%から切り返したか?
◆マザーズ指数:328.54(+6.08)、OSC56%(+6%)12月19日の50%から切り返したか?
◆ヘラクレス指数:486.35(-4.59)、OSC46%(+1%)12月12日の45%からまだ切り返し中か?
◆国債先物:139.73円(+5銭)OSC47%(-3%)12月17日の37%から切り返しに転じたか?
◆ドル・円:90.32円(87銭円安)OSC51%(+5%)12月17日の36%から切り返し中。更新
◇ドル・円:90.93円(61銭安)OSC50%(-1%)12月17日の36%からまだ切り返し中。(円安巻き戻し)24日朝更新
◆日経先物イーブニングセッション:8620円(大証終値比-120円)
◆シカゴCME日経先物:8625円(大証終値比-115円)更新
◇シカゴCME日経先物:8565円(大証終値比-175円)ドル建て、円建ては8445円24日朝更新
◆NYダウ:8520ドル(-59ドル)OSC54%(+3%)19日の51%から小反発中。更新

◇24日のNYダウ:8419ドル(-100ドル)OSC47%(-7%)反発ならず、12月16日の58%から下落中。24日朝更新

今日は各市場ともOSCも切り返し、ヘラクレス市場以外は上昇しておりますが、どうも最後ッ屁のような予感がします。

その予感からか、先物のイーブニングセッションでは、今のところ90円安。GLobexのダウ先物も-14ドルと、日中とは様変わりです。

昨年の日経平均は12月26日までは好調に上げて、その後は年末の掉尾の一振どころか、今年の最悪の相場を予感させるような下げで終わっておりました。

その1つの要因である為替ですが、一時78ポイントあたりまで急落していたドルインデックスが、81.08ポイントまで切り返しております。このところの下げがつるべ落としでしたので、自然反発の状態かと思います。ドル資金の米国への環流の動きは一段落しているようです。

後場は2時半頃から出かけたため、本気でトレードする気にはならず、持ち越しもゼロでした。

-------23日朝のコメント-------

NY市場は完全なる薄商い、つまり、これまでの緊急処置で患者は半分眠りこけての小康状態です。そのうつらうつらの眠りの中で、世界の患者達にはかつての楽しいクリスマスの情景が去来しているようです。

ところでNYは雪景色になったのだろうか?小売り各社の販売状況は思わしくなく、サンタは現れなかったともっぱら囁かれております。

為替もドル円が90.2円に乗せ、これは陰ながら街中の少ないサンタに配慮しております。こんなとき、暖を取ろうと原油を買う人はあまりいないようです。2ドル超下落して40ドルを切って終了。

ユーロ圏の鉱工業新規受注が前年比-15.1%(予想は-9.8%)となり、欧州株は1-2%下げております。

アメリカの10年債の利回りは2.121%と低いまま。

ところで、昨日取り上げた楽天。一般医薬品のネット販売継続の署名活動を展開しているようですが、その中で、「対面販売でないことを起因とする健康被害の実例は1件も報告されておりません。」と説明しているそうです。

これに対して、これは事実に反すると全国薬害被害者団体などが署名活動を中止するよう求めております。現に楽天市場で催眠鎮静剤を大量に買った少年が服用自殺を図り、一命は取り留めたものの後遺症が残った事例があるそうです。

楽天は、この要望により、この鎮静剤の販売を即刻中止する旨のコメントを発表しております。

だったら、どういう根拠で健康被害の実例は1件もない等と触れ回ったのか?

多分、「三木谷社長の耳に届いている健康被害の実例は1件もない」、とのことだったのでしょう。当該鎮静剤だけの販売を即刻中止するのも場当たり的か。

筆者は大衆薬のようなものをネット販売する利便性は確かにあると考えますが、こうした鎮静剤のようなものを含め、一度に大量に買うことができる「システム上の怠慢」をそのままにしてはまずいと思っております。同じIPアドレスから、或いは同じ納入住所へのオーダーで一度に大量の薬を買えたり、時間をおいて買えたりするのをシステムで防ぐなど簡単な対策でしょうに。誰かと「共犯」するならこれは防ぎようはありませんが、自殺を図る様な人間がそんな面倒なことをする確率はかなり低いものと思います。

今年、世界の株価は半減したそうですが、最高はアイスランドの99.37%の下落だったとのこと。2番目がアイルランドとロシアの69.86%の下落でした。

どうやら、寒い国ほどやられたようです。それだけ世界が「冷え切っていた」ということか。。。

-------24日朝のコメント-------

アメリカの住宅関係の指標は予想よりも更に悪く、ミシガン大学消費者信頼感指数が、原油安の恩恵から、予想より3ポイントほど上回った分も帳消しにして、ダウ平均は妥当に続落。小幅安が連続しているのはクリスマス休暇のせいですね。誰も休暇中に社からの呼び出しなど受けたくはありませんから、また相場をやっている若僧が大きなポジションで勝負はできませんから。

つまり、この数日のダウは、落下途上で小さな枯れ木に引っかかっては止まり、引っかかっては止まりしている状態です。助け船のロープを強く引き上げるお方もおらず、重みに耐えかねて更に下へとずり落ちている情景かと。

そんな中、ドル・円は、連日でロンドンフィックスで円買いポジションの巻戻しの動きがあり、終盤にかけて91円間近まで円安が進行しております。筆者も久し振りにドル・円が戻したところに売りをかけようと、91.2円と92.5円の2ヶ所に仕掛けをして寝ましたが、まだこの水準までは戻しておらず。91円半ばあたりに売り玉が滞留しているようですね。

ドルインデックスは、78ポイント割れからはこちらも巻き戻して81.21ポイントまで戻しております。
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