株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(12.30.08)

2008-12-29 20:56:15 | 明日のモニタリング銘柄
午後8時現在、ドル・円は90円割れ。中東の戦乱状態から、原油は42ドル台へと急騰した後、現在は40ドル40セント。スイスフランとユーロが堅調。

クリスマス休暇も明け、少し世の中にざわめきが戻りつつあるようです。

欧州株は各国とも大幅高。Globexのダウ先物も+28ドルです。しかし、この90円割れが進行するようだと、明日の大納会は、そのまま上げ基調とは行かないかと思います。

今年最後の明日のモニタリング銘柄です。

1.5563日本電工
 中東情勢の緊迫化からくる原油高・資源高の流れから、このところ低迷しているこの株をまず取り上げます。OSCは2日連続で36%です。指数値倍率も11月28日以来の低さ。PERは何と3.05倍。

2.2897日清食品
 極めて地味な株ですね。これは。従って、大勝ちをしようたって無理です。3090円という今日の安値近辺まで落ちてきて、きわどく残ったところからは反発があり得ます。出来高が細ければズルズルと押されることもありますが、何せRSIが10月28日以来の20%台は一見の価値はあるのかも知れません。メタボ対策を施したカップ麺を発売するようですが、この株、まさに筋肉質の値動きです。新型インフルエンザでも流行れば、買い置きに走るのはこの会社のカップ麺ですね。その意味では社会の存続になくてはならない株。チョイと大げさか。。。

3.9983ファーストリテイリング
 あえて、火中の栗を拾う覚悟でこの株の押し目を。こんなに押されたこの株は10月8日以来です。(売買判断指数21%)翌日は大幅に落とされました。しかし、OSCはまだ51%もあります。業績好調なこの株だからこそ、12月15日の12580円もしくはその前日の11550円まで押された時からの反発はありかと。

4.3715ドワンゴ
 明日はこの株で打ち止めにしておきます。168K以下、163K以上での動きならなるべく下で拾うと良いかも知れません。まだ落ちきっていない面はありますが、最後っ屁で何かやらかすのかも知れません。

以上です。

後は、このまま円高が進行すれば、円高で景気が良くなる銘柄として、9843ニトリ、内需銘柄からは2651ローソン、もう一度9793ダイセキあたりの値動きも警戒。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

完全ガス欠&金欠状態か

2008-12-29 11:34:38 | 株に出会う
この不況の年の瀬になって、既に今年度決算の数字は締めているので、機関投資家が一発逆転ホームランを狙っている訳でもなし、わずかに会社に残されているトレーダー達は、心はここにあらずといった面持ちで、正月の過ごし方などを、PCの画面を見て仕事をしているフリをして「研究」していることでしょう。

それにしても地合に何とも迫力がありません。チョイ上げはするのですが、その後に続くお方がいないのです。

勢い、出来高が大きな電池系などに矛先は向かってはいるものの、日経1面に出た4091大陽日酸なども、一時はストップ高の板が見えましたが、その後はVWAPを下回ったまま。

穴馬と目した4183三井化学など、10日安値平均値近辺でウロウロしている始末。324円で試し買いをしましたが、10時を過ぎても10時半を過ぎても、一向に噴射されず。MACDの2分足のシグナル線は上から抜かれて反発する気配もなしで、さすがにこれ以上引っ張るのは諦めてしまいました。

それ以外のモニタリング銘柄も、一旦上昇に転じてからは、ダラダラと自由落下状態です。その上昇は時間差がありますので、上げている銘柄に飛び乗っても、これはほとんど梯子を外される状態になりますね。

かと思うと、これまで心停止状態だった5302日本カーボンが、546万株も前場だけで出来て+16円になっているではありませんか。ニュースでもあるかと見ても何もなし。始値は+1円で穏便に始まっております。

こんな銘柄を「早期発掘」しろと言ってもこりゃ無理ですね。今から行っても既に宴の第一幕は終了した後です。この後第二幕が開くのかどうかは定かではありません。どちらかの弱小投資顧問会社の「本日の推奨銘柄」とやらで、既にたっぷりと甘い蜜を吸い上げた後かも知れません。

株は後手に回っては駄目ですから、先手を取るには微弱なサインを見逃さないようにしなければなりませんが、世の中あまりに微弱なことで右往左往することが多いため、少し感度を上げて何とか電波を受信しようとするのですが、いわゆる「騙し電波」がこの市場には沢山発信されているらしく、この余計なノイズを取り除くのが極めてやっかいです。

隣の犬の表情の方がよっぽど分かりやすい。ブログに掲載の写真をご覧下さい。このあどけない表情。こうした純朴さが株式市場にも宿って欲しいものです。

国債先物が上げているかと思うと、3銭安で前場は終わっておりこちらも精彩なし。ドル・円も90円半ばで停滞中。

唯一、イスラエルとハマスの戦闘再開で不穏な空気が漂う中東情勢を反映して、ゴールドが900ドル寸前まで上昇。これはすぐに反動安に見舞われるのは目に見えておりますが、この年の瀬で、今日の田中貴金属の相場が+60円というのを見るのは、これは悪い気はしません。しかし、ここまで戻しても、年初比での含み益が-20%、今年の最高値からは53%の水準です。これも円高のせいですね。

まあ、ゴールドは金利がつかないので、ほどほどに上げて貰えばそれで十分です。4年半程度のゴールド買いでの累積リターンは25%程度ですが、この程度のペースでOKかと思っております。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする