株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(12.16.08)

2008-12-15 20:12:54 | 明日のモニタリング銘柄
欧州株は、とりあえず堅調に始まってはおりますが、元ナスダック会長の巨額詐欺事件の余波で、BNPバリバが大幅安です。

この詐欺事件、スピルバーグの慈善団体も引っかかっているようですが、被害総額500億ドルとはこれまたでかい。アメリカのファンド資本主義がここまで腐っていたとは。しかも主役はれっきとした株式市場の元仕切役です。そんじょそこらの紳士ではありません。

日本でも元厚生労働省で不正医療請求を摘発する立場の人間が、不正請求を行っていたり、小は、飲酒運転を取り締まる責任者である警察官が飲酒運転で捕まったりしております。

ブッシュ大統領が靴を近くの記者から投げられたり、何だか小説よりも奇なる出来事が連発しているようです。

しかし、この巨額詐欺事件はマーケットに暗い影を落としそうです。他のヘッジファンドも結局は粉飾決算をやっているのではないか?との疑惑が強まれば、解約への力が強まるからです。

一方では、大手ヘッジファンドのフォートレスを騙した罪で、著名弁護士も詐欺行為で捕まっております。これは数千万ドル規模ですのでまだ可愛い。これでも最大10年の禁固刑を受ける可能性があるとのこと。

巨額詐欺事件の方は、最長20年の懲役刑と最高500億ドルの罰金が求刑される見込みとのこと。このネズミ講まがいの詐欺事件、ネズミ年の最後を飾るに相応しい事件かと。

あっ、あちらでは十二支は使っていないか。。。

明日、12月16日のモニタリング銘柄です。

1.2121ミクシィ
 結構、買い時が難しい株です。OSCは順調に+3%の38%まで落ちました。明日は、586K以下で仕込むことです。グリーの上場を控え、資金の乗り換えが云々との話もありますが、そんな規模の出来高ではないです。この株。

2.8410セブン銀行
 伸び悩んでおりますが、一応、OSCが+4%の46%とまた上げにかかっております。もっと落ちないと、反発力が段々と弱まってしまいますが、明日あたり、日経の調子が悪いと脚光を浴びる番か。

3.2175エス・エム・エス
 明日は新興市場中心に行きたいと思います。これも出来高が細り精彩を欠いておりますが、時折噴く銘柄。

4.4573アールテック・ウエノ
 これはじり貧という奴でしょう。OSCが連日の21%です。10月8日に18%という「前科」がありますから、油断は大敵。その時のRSIは8%、今日はまだ17%です。どこが底か、もう見えなくなっております。買っては投げ、買っては投げの連続か。まあ、300K割れはないのかと思いますが。

5.4997日本農薬
 もう、こうした仕手系の株しか残されておりません。しかし600円の手前に随分としこり玉が滞留しているようです。これでは、今日もチョイ上げてはチョイ売られになった筈です。しかし、ジリジリと戻してはおります。

以上です。
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難解な相場

2008-12-15 11:25:50 | 株に出会う
株は一歩先さえ読めれば苦労しないのですが、これが実に難しいものです。騙し板、騙し上げなど日常茶飯事。

これらのトリックは、いわば人間の本能を逆手に取っておりますので、自らの本能の制御をいかに行うかが、変わらぬ課題となります。

それにしても、今日の動きがどうなるかが100%予測できれば、個別監視株が押されたところで、これ幸いと買いに入ったり、売り仕掛けをできるのですが、これがいまいち、昨日までのデータ分析に過ぎず、100%の信頼どころか80%の信頼を真底では持てておりません。

例えば、4756CCC。一応高値圏での金曜日の押しでOSCを-7%の44%にまで落としておりました。これは11月7日の状況と同じと書きましたが、高値圏ではどうか?との疑問をもちつつ、寄り付きの動きを見ていたのですが、このように押された翌日にいきなり高めで始まった場合は、戻り売りに最も注意が必要です。案の定、この株も時間が経つにつれ、上に行かずに停滞しているのを見て9時半頃から売り優勢になりました。

そして、最初の押し目で845円まで急激な下げで持って行かれた時は、さすがに買い戻しの反発がありましたが、その後856円の昨日安値付近での揉み合いに終始するの及んで、今日のトレンドは一応決まったようです。

一方、1721コムシスは、見事に逆襲しました。この株のOSC39%という金曜日の値は10月10日以来のことでした。そして、11月17日の高値からは日柄も一応経過。

いきなり高く始まりましたので、様子見しておりましたが、一旦820円前後での攻防があった後は、少し下げては上げの繰り返し。CCCと違って、一方的な下げには見舞われず、むしろ執拗な上げが目立った前場でした。さすがに、後半はばてておりますが、この勢いの違いをきちんと見極めるのは、かなり難しい心理的な作業ですね。

コムシスにしても、最初のリバウンドを狙うのが最も効率が良い売買ですが、そこで思い切ってもCCCのような結果が待っているかも知れず、どうしてももう少し様子を見ようという気持ちになってしまいます。

しかし、時が経てば経つほど、その株のその日の調子が市場参加者全員に共有され、後は何処で買っても売っても勝負は互角、といった形勢になっていきます。そうなると、変なところで買ってしまい敗者になるのがオチですね。

前場はその動きのよかったコムシスで820円に置いていた指し値を、最初の先物の反落時点でキャンセルしたのが痛恨の失敗。その後のこの株の勢いを見て半信半疑のまま見送り買い時を失ったのもいつもの失敗。

といった塩梅でした。

何とか、このような心理状態と市場の環境との隘路を打開しなければならないのですが、これが益々難しく感じた今日の前場の相場でした。

ところで、Google Chromeを昨日インストールしました。これは結構軽いですね。いままでのIEの倍は早い印象です。IEのお気に入りもエクスポートできますので、一度使ってみることをお勧めします。IEではうまくエントリー出来なかったウェブにも問題なく入れるのにはビックリ。

特にWebから発注を入れている方は、多分約定のスピードも上がるのではないでしょうか。
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