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片肺飛行

2008-12-22 11:25:45 | 株に出会う
楽天証券がまた不具合(この言葉はソフトウェア会社がよく使う嫌な用語です。)とかで、役立たず。QUICK社のシステムだけでは、目の前の動きしか見えず、寄り付きからの相対比較が出来ませんので、片肺飛行どころか、ブラインドパイロットのようなものでした。

その楽天、社名の通り今回も楽天的でした。この不具合は、何と「情報配信ベンダーのトラブルであることが判明致しました。」と開き直る次第。(後で確認すると、ロイター系の情報配信を受けている証券会社は、楽天に限らずトラブルに見舞われていたようです。)

情報配信に下請けを使っていようがいまいが、そんなことを言い訳にするその神経がまたこの会社のたちの悪いところですね。

この楽天、楽天市場で一度でも買いものをした方はよくご存じでしょうが、迂闊に買い物をすると、何とその後のメール配信のしつこいことったらありません。配信停止をリクエストしようにも、インターネット歴がかなり長く慣れている筈の筆者でも、そのやり方がうまく行かないいやらしい作りとなっております。

それでクレームを付けようにも、一切の電話サポート窓口は公開しておらず、メールの苦情窓口も容易には見つかりません。仕方なくあちらからのメールに対する返信でクレームを入れても当然ながら無視。

一体、これは三木谷社長の指示なんでしょうかねぇ。こんなことしていると、この会社の未来はありませんよ。

社会的に受け入れられないビジネスを続けていては、企業が永続する訳はありません。

TBS問題で色々と膠着しているのは、これは会社の戦略の話ですから、全く問題はありません。失敗しても立ち直れる範囲でやっているものと思います。しかし、企業の信用というのは、こういう些細なところから崩れ落ちるということを、よ~く、理解しておいた方が良いですね。この会社、筆者の直感ですが、何年後かは分かりませんが、いずれ行き詰まると思います。(あのイーバンクに肩入れしているのも理解し難い。)

何だか今日は、単なる愚痴だけになってしまいましたが、度々のシステムトラブルに対して、何も抜本的に手が打てないネット専業証券会社は、ポジションを持っているユーザーに対しては、どう申し開きをするつもりでしょうか?

もし痛みを少しでも感じているなら、「情報ベンダーのトラブルであることが判明致しました。(よって、我が社の問題ではありません。と言いたいのだろうか?)」というような、セリフは吐けないものと思います。
コメント (2)
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