株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

日本株はNYダウの上昇と遜色はない

2010-10-29 12:16:51 | 株に出会う
NYダウの堅調な高値追いに比べて、日本株の低調な値動きが話題になっているようですが、ドルで投資する外人投資家から見た場合の日本株の値上がり率は、NYダウにさほど見劣りするものではありません。

ドルで投資するケースを見てみましょう。

*9月1日   日経平均:8927円 ドル・円レート:84.48円
*10月29日 日経平均:9207円 ドル・円レート:80.57円

 ドル換算の日経平均の上昇率:8.13%

この間のNYダウの上昇率:8.23%(28日現在)

但し、ドイツのDAX指数は破格のリターンです。ドル投資で同じように見てみると、

*9月1日   DAX指数:5900ユーロ ユーロ・ドルレート:1.281ドル
*10月28日 DAX指数:6600ユーロ ユーロ・ドルレート:1.377ドル

 ドル換算のDAX指数の上昇率:20%
 (ユーロ・ドルとなっているためDAX指数*ユーロ・ドルレートの計算となります。)

DAX指数そのものの上昇率11.8%も大きく、さらにドルに対してのユーロ高分も7.5%分も上乗せされるためです。

仮に日本円でDAX指数に投資していたとすると、

*9月1日   ユーロ・円:108.2円 DAX指数購入費用:637200円
*10月28日 ユーロ・円:112.9円 DAX指数購入費用:745140円

 円換算のDAX指数の上昇率:17%

東京市場は外国人投資家の出来高に占める割合が大きく、そのためどうしてもドル換算での株価の評価になってしまいますが、ドルで投資する外国人からすると、NYダウと同じリターンですから、特段、日本株が安い訳でも何でもありませんが、まあ、ドイツのみならず、新興国の方がリターンはもっと多いでしょうから、やはりそちらにキャリートレードのマネーが流れやすいということだけは言えそうですね。

何事も表面だけの数字で判断してはいけないという、誰でも知っている話でした。
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市場概況(10.28.10)

2010-10-29 08:02:17 | 市場概況
10月28日(木)の市場概況です。 下部に28日の海外市況

◆日経先物:9370円(-40円)OSC36%(+-0%)20日の33%から切り返しに転じたか?RSIは33%(-12%)。
◆日経平均:9366円(-21円)OSC33%(-3%)OSCは底抜け。 RSIは32%(-1%)。
◆TOPIX:814(-3)OSC37%(-2%)10月18日のOSC35%からコンバージェンス中。 RSIは31%(-3%)。
◆マザーズ指数:347(-4)OSC38%(-9%)10月19日の25%、終値346ポイントからまだコンバージェンス中。RSIは26%(-9%)

◆10日高値移動平均値超の銘柄比率:16%(-5%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率:49%(+7%)

しかしまあ、酷い相場ですね。あまり円高へと振れていませんが、先物が我が物顔で跋扈。それに振り回される個別株。6326クボタなど、先物に大口の売り物や買い物が出るその瞬間に上へ下へと瞬時に動きます。これはシステムに組み込んだシステム売買の仕業でしょう。この一瞬の動きには個人投資家のマウス操作では到底ついて行けません。これまでのデイトレーダーはこのわずかな間隙を縫って利益を稼いだものですが、これが不能に。そうなると、いわゆるスキャルピングは不可能に。これがベテラントレーダーが個別株から退散している最大の原因かと思います。

と言うわけで、持ち越しのテックファームは103500円で早々に損切り。場中はクボタや2342トランスジェニックを手がけ損切りの繰り返し。唯一、ツイッターで述べた「法則」に合致する6869シスメックスをせっかく5550円で仕込むも早々に手放し。結局、この相場の「無法者」の2342トランスジェニックがプラ転したので、35950円で買い直し、またまた損失を抱えたまま持ち越し。散々でした。

【以下は10月28日の海外市況】

◆ドル・円:81.01円(77銭の円高)OSC50%(-5%)RSIは37%(-4%)10月27日のOSC55%から円高へと転じたか?
◆ユーロ・ドル:1.393ドル(+0.016ドル)OSC52%(+10%)27日のOSC42%から斬り返しに転じたか?RSIは50%(+7%)
◆USドルインデックス:77.3(-0.85)200MA(81.86)と50MA(79.96)割れからの下落トレンドが止まり反発体勢から揉み合い中。
◆米10年債利回り:2.69%(-0.06%)ついに50MA(2.58%)を突破し更に急伸し少々下落。
◆NYダウ:11114ドル(-12ドル)OSC59%(+3%)RSIは58%(-5%)10月25日の53%から再度コンバージェンス中。
◆Nasdaq:2507(+4)OSC67%(+5%)18日の74%からダイバージェンス中。10月7日の57%からは上昇中。RSIは76%(-1%)
◆VIX指数:20.88(+0.17)200MA(23.52)と50MA(22.33)から大きく下放れた後、揉み合い中からじり高。
◆原油先物:81.94ドル(+-0ドル)200MA(78.25ドル)を一気に抜き去り8月初旬の水準に達っして揉み合い中。終値で85ドルの壁がなかなか突破できず。
◆CRB指数:299.89(+0.75)週足の200MA(302.43)に再度あと一息まで迫り押し返され揉み合い中。 
◆NY金:1343.7ドル(+18.6ドル)7月末あたりから上昇し新値更新トレンドの下限レンジで揉み合い。
◆シカゴCME(円建て):9340円(-30円)

たった1日でドル高が反転。これは何とFRBがディーラーを対象に、資産購入によって利回りへの影響を調査した際、国債購入の新たなプログラムの当初の規模や期間についての予想を求めた、という事実が明らかになったため。さすが民主主義の国。中国が人民元のあり得べき水準について、このような調査を行うことは、大陽が西から上ってもあり得ません。

しかし、こんなことよくやるよな~、と言う前に、このような調査を何故行うのかを考えた方が良さそうです。「利回りへの影響」とあることに注意。ディーラーからすると、当然、小さい規模の資金供給では間に合いませんよと回答するはず。それを見越してあえて調査をかけることで、FRBは何を狙っているのか?

10年もの米国債の金利はこの動きで低下。10月の米国債投資リターンが0.7%のマイナスになったのは今年3月以来。利回りの急激な上昇を抑え金融システムと住宅問題への対処をする時間稼ぎを行いたいようです。
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10月28日(木)のつぶやき

2010-10-29 02:50:33 | 株に出会う
08:12 from web
フィスコの想定レンジは上限 9500円-下限 9300円と、ほぼ昨日と同じ。但し、海外市場が下落トレンド入りの可能性がありますので、それを先取りしての伸び悩み或いは、下値模索といった動きが優勢になるかも知れません。為替にあまり反応しないのが今日はどう出るか。
08:41 from web
「朝の外資系証券10社経由の注文状況は、売り1480万株、買い2270万株、差し引き790万株の買い越しとの観測。」とのこと。久しぶりの大きな買い越しですが、7日も同様な買い越しでしたが、日経平均は微減で終了。
09:37 from web
2371カカクコムがグーグルの価格比較サイトへの進出で大幅安ですが、この会社の食べログの有料化に疑義を正したことがあります。何を食べようか迷う前に誰がお金を払うのかと。無料のモデルへの転換は一筋縄では行きません。良質な口コミ情報を有料で買う会社はあります。ユーザーではありません。
11:25 from web
前場終了段階の10DHMA超の銘柄数%は20%(-1%)、10DLMA未満の銘柄数%は46%(+4%)です。為替も膠着状態。
11:32 from web
1つ、これまで解答に窮していたOSCを使った「順張り」について、こう考えれば良いのではという目安を発見。それは、直近のOSCの最低値を付けた日の終値を、その後に安値で上回った日に買いを入れるということです。例題は次のツイートで。
11:34 from web
前のツイートの続き。喩えば5333日本碍子。9月30日のOSC41%が最低値で終値は1387円でした。翌日窓を開けて上昇し安値も1400円。但し、この日の時点ではOSCは前日を僅か下回ったので一旦手放し。そして、翌日安値が1387円以上であることを確認して買い。OSCも+1%。
15:18 from goo
市場概況(10.28.10) #goo_mariomari http://bit.ly/cAMIFY
by mariomariot on Twitter
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明日のモニタリング銘柄(10.29.10)

2010-10-28 16:19:17 | 明日のモニタリング銘柄
明日、10月29日(金)のモニタリング銘柄です。今日のツイッターで述べた上昇気流に乗っている銘柄を中心に検討してみたいと思います。但し、地合の風が弱いかもしくは逆風だと頓挫する可能性がありますので、そこは注意。

1.3092スタートトゥデイ
 最後に大きな買い上がりで一気にOSCを+2%の38%に。

2.4776サイボウズ
 久々に登場。OSCを+2%の28%に上げて安値は防御。明日、20660円以下に落ちないことを確認しての買い参戦。

3.6869シスメックス
 5480円以上での安値なら買い。但し、OSCがプラ転していること。

4.5214日本電気硝子
 これは明日1067円以下に安値が落ち込まずにOSCが今日の26%以上で終わった場合に買い。

以上です。
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市場概況(10.27.10)

2010-10-28 06:35:39 | 市場概況
10月27日(水)の市場概況です。 下部に27日の海外市況

◆日経先物:9410円(+50円)OSC36%(+1%)20日の33%から切り返しに転じたか?RSIは45%(-5%)。
◆日経平均:9387円(+10円)OSC36%(+-0%)10月18日の35%から切り返しに転じたか? RSIは33%(-10%)。
◆TOPIX:818(+-0)OSC39%(-1%)10月18日のOSC35%からコンバージェンス中。 RSIは34%(-8%)。
◆マザーズ指数:351(-1)OSC47%(+1%)10月19日の25%、終値346ポイントから上げに転じる。RSIは35%(+-0%)。
◆ジャスダック指数:47(+-0)OSC33%(-1%)10月12日の53%から下落中。RSIは34%(-3%)明日からジャスダック指数の掲載は停止します。あまりに値動きが小さく意味がありません。

◆10日高値移動平均値超の銘柄比率:21%(+2%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率:42%(-7%)

後場は千鳥足ながらも、再度引けにかけて日経平均はプラ転。但しTOPIXはマイナス終了。ドル/円が比較的堅調だったため、大きな下落には至っておりません。切り返しの初動としてギリギリの値動きでした。持ち越しは、途中散々ふるい落としにあった3625テックファームの106600円の買い玉だけです。最後にドカーンと落雷。それにしても朝の押しは凄かった。10万円切ったところで買いには入れず。しかし、25日線の99528円を回復する局面では果敢に買いに入るべきでした。反省。通常、このような下げは4-5段下げが普通。

【以下は10月27日の海外市況】

◆ドル・円:81.78円(31銭の円安)OSC55%(+3%)RSIは41%(+10%)10月20日のOSC44%から円安へと切り返し中。
◆ユーロ・ドル:1.377ドル(-0.009ドル)OSC42%(-3%)OSCは直近の安値更新中。ユーロ安トレンドに転換か?RSIは43%(-3%)
◆USドルインデックス:78.1(+0.39)200MA(81.86)と50MA(80.06)割れからの下落トレンドが止まり反発中。80ポイント程度まで行くか?
◆米10年債利回り:2.75%(+0.08%)ついに50MA(2.58%)を突破し更に急伸。
◆NYダウ:11126ドル(-43ドル)OSC56%(+-0%)RSIは63%(-2%)10月25日の53%から再度切り返しに転じるか?
◆Nasdaq:2503(+6)OSC62%(+1%)18日の74%からダイバージェンス中。10月7日の57%からは上昇中。RSIは77%(+-0%)
◆VIX指数:20.71(+0.49)200MA(23.5)と50MA(22.4)から大きく下放れた後、揉み合い中から50MAにタッチ。上昇傾向続く。
◆原油先物:81.97ドル(-0.58ドル)200MA(78.24ドル)を一気に抜き去り8月初旬の水準に達っして揉み合い中。終値で85ドルの壁がなかなか突破できず。
◆CRB指数:299.07(-2.22)週足の200MA(302.43)に再度あと一息まで迫り押し返される。 
◆NY金:1325.7ドル(-14.7ドル)7月末あたりから上昇し新値更新トレンドの下限レンジで揉み合い。
◆シカゴCME(円建て):9400円(-10円)

追加緩和が小規模になるのではとの懸念から米10年債が続落。債券安へのトレンドに転換したかも知れません。それに比例してドル高(円安、ユーロ安)への方向への転換も。商品も下落基調に。そうなると株高だけが一人歩きすることができず、先日からVIX指数も不気味な上昇を続けております。

折しもずっと懸念だったユーロ圏で、ポルトガルで予算が合意できず、アイルランドでは首相が「国家の問題は非常に深刻」と吐露。ユーロはドルに対して過大評価されているとのユンカー議長の声明もあり、ドル安からの巻き戻しが生じております。

FRBの追加緩和は数千億ドルでは全く足らないと市場は見ております。もっと輸血をしないと患者の容体の改善(米国債金利低下、元気の源の株高、企業業績を後押しするドル安)はないよ、と催促しております。後で、輸血した血は抜かなければならないのが、身体との大きな違いですが、輸血し続ける身体にこのままでは向かいそう。チョイとでも血を抜くと貧血症状が出るやわな身体になりつつあります。まあ、その方が日本の延命にも少しは貢献できるので功罪ありそうですが。。。
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