南信州のりもの倶楽部♪

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チューブタイヤ交換 取り外し編

2006年06月02日 13時01分50秒 | 自分で出来るメンテナンス編
今回のテスト車両はKLX250です。ホイールさえ外れてしまえばどんなオフ車でもやることは一緒です。この車両にはビードストッパーが付いてませんが付いてる場合はちょっと大変です(慣れ次第)
まずはジャッキアップしてホイールを外します。KLXの場合は向かって左側の10㎜のナット4つをゆるめればアクスルシャフトをゆるめて抜くだけでホイールは外れます。
スピードセンサーの中身は磁石でもろいので割らないようにしましょう。



左側のタイヤが今回履かすタイヤです。
いよいよタイヤを外します。まずエアバルブのムシとナットを外しタイヤを踏みつけてビードをまんべんなく落とします。ホイールの下にタイヤを敷いておくと傷付けません。
エアバルブを自分側に持ってきてヒザなどでタイヤを落としながらその反対側をまずひとめくり。



めくった近くをまためくります。この繰り返しです。



この時気を付けるのがチューブをレバーで引っ掛けないようにめくること、あと、タイヤを落とし続けるということです。チューブまでめくってしまうと穴が空いてしまいますし、しっかりタイヤを落としておかないとめくる場所のホイールとタイヤの隙間が少なくなりチューブを噛みやすくなりなす。



ホイールとタイヤの隙間が少なく、バーが入らない時にはマイナスドライバーを使って隙間を作ります。
ちなみに使っている工具はタイヤレバー1本、マイナスドライバー1本、赤い2本のはただの金属のバーです。めくった場所が戻らないようにするためだけなら何でもいいです。専用工具も売ってますが僕はいつもこの工具で作業していますよ。
半周くらいめくると後は手で引っ張ればすべてめくれますので、ここでチューブを抜きます。補修だけならここまでですね。


エアバルブを傷つけないように抜いたらあとは簡単。レバーで2.3箇所めくってやれば強引に引っ張るだけでタイヤは外れます。
とにかく最大のコツはタイヤをしっかりリムから落としておくことです。ビードストッパーが付いていてもビードが落ちないという事は無いので、もしひとめくりも出来ないのであればやり方が悪いだけでしょう。(工具がしっかりしていればですが)
あとはチューブを傷つけないようにめくる事ですが、自信が無かったらチューブタイヤ用のタイヤレバーを最低2本、初心者でも3本あれば簡単に交換できます。



上の2本のがスプーン型レバーですがこれが一番お勧めです。バイク屋さんに交換出すよりこれ2本買った方が断然安いですしチューブレスタイヤにも使え経済的です。長距離ツーリングに行くオフ車乗りの人はパンク補修キットとセットで必ず持ってるくらいですから。(僕も買わなくちゃ。)
それでは後半、タイヤ組み付け編に続きます。



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2 コメント

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親切・丁寧♪ (Too's)
2006-06-02 16:07:41
僕も前に、タイヤ交換の記事書いたけど全然丁寧じゃない・・・

僕のいい加減なくだらない記事と比べるべくもないですが。



オフ車とZ系は同じ手順で(かなりタイヤが硬いケド)いけますよ。

(チューブレスでないところがまた、ポンコツ)



レバーはツーリング時には常備ですね。

その前に・・・

Zで出先でパンクしたら、とりあえず車体を支えられん・・・



ほんと、マニュアルにしたいくらいまとまってて良い記事です。



毎日楽しみにしてますよ!
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恐縮です。 (マサ)
2006-06-02 16:30:08
Too'sさん



Zはスポークホイールなんですよね。

僕はまだチューブのロードタイヤの交換ってやった事ないんですよ。

確かに硬そうなイメージありますし、僕なら

チェンジャー使っちゃうかも…。

拾って来た競技用タイヤですけどさすがに硬かったです。

とてもビードストッパー入れる気にはなれませんでしたよ(w
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