団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

イオン頑張って!

2010-07-02 13:08:00 | 日記
今朝のネットのニュースで、流通大手のイオンが葬儀費用の透明化を打ち出しているとの記事が掲載されていた。

浄土真宗、曹洞宗、日蓮宗といった伝統教団各宗派の僧侶を、客の要望に沿った形で紹介するという。その中で戒名の種類別や読経の有無ごとに、布施の金額を「目安」として打ち出した。例えば「通夜」「葬儀」「火葬場での読経」「初七日」の読経に加えて、「信士」といった戒名をつけた場合は25万円を目安として示した。

それに対して、仏教界が「布施に定価はない」と反発している。

「企業による宗教行為への介入だ」と、寺側はと受け止めている

イオンのコーポレート・コミュニケーション部では「『布施の価格が分からずに困った』『寺に聞いても、はっきりと教えてくれない』といった声が多くあり、それに応えることにした」と説明。「疑問と不安のない明瞭(めいりょう)な価格を提示するのは当社の理念。8宗派、全国約600の寺院の協力も得られることになっている」と話す。

 この事業に困惑しているのが、全国の伝統仏教宗派で組織する全日本仏教会。理事会などで「営利企業が、目安と言いながらも、布施の料金体系化をはかっていいのか」などといった声が出されたという。

 全日本仏教会の戸松義晴事務総長は「布施をどう考えていいか分からないという声があるのは承知している」としながらも、「布施は言われて出すものではなく、出す人が額などを決めるもので極めて宗教的な行為。価格を決めて商品のように扱うのはいかがなものか」と指摘する。

 寺院のコンサル事業を手がける日本テンプルヴァン株式会社の井上文夫社長の話「布施や戒名料は、寺と檀家(だんか)の長い付き合いの中で決まっていくもので、営利企業が扱う筋合いのものではない。目安とはいっても、大企業が発表すればそれが『定価』として一人歩きしてしまう恐れがある」等などの意見も掲載されていた。


私も両親の葬儀を出した経験があるが、全日本仏教会の戸松義晴事務総長が言われているのは、あくまでも建前だと思う。
「布施は言われて出すものではなく、出す人が額などを決めるもの。」
なんて、嘘も甚だしいと思う。
じゃ、気持ちだけと額面通り受け取って、5万円くらい包んだとして、坊さんが納得する筈がない!

葬儀屋も、この宗派のこの坊さんはいくら必要かという大体の相場を知っているので、あまりにかけ離れた金額を包もうとすると注意される。

寺院のコンサル事業を手がける日本テンプルヴァン株式会社の井上文夫社長が「布施や戒名料は、寺と檀家(だんか)の長い付き合いの中で決まっていくもの。」言われているが、今はお寺さんとの付き合いがほとんどない方も多くみえる。

やはり葬儀屋の料金だけではなく、お布施の金額も透明性の方向に向うのが世の流れだと思う。

ぼったぐりはやめてほしいです。
コメント
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