中日新聞の「くらしの作文」に「夫の結婚指輪」というタイトル」で、65歳の女性が投稿されていました。
夫が亡くなり8ヶ月が過ぎました。
まだまだ悲しみが癒えることはありません。
主人が亡くなる1週間前ぐらいから手が腫れてしまったので、結婚指輪を外し、大切に保管しておりました。
主人は40年前の結婚式から一度も指輪を外すことがありませんでした。
その結婚指輪を、私はどうしても棺に納めることができませんでした。
ある日、知人の奥様が「自分の指輪の外側に夫の結婚指輪を並べてつけているのよ。一緒につけていると主人に守られているみたいだからね」と、おっしゃられました。
その行いに言葉もありませんでした。
私は、指輪の違和感が苦手で、ほとんどつけずにいました。
奥さまの話を思い出し、主人の指輪のサイズを直し、私の指輪に並べて、左手の薬指につけました。
ふたつの指輪を見ていると、淡く悲しいけれど「俺がついてるよ」と主人の声が聞こえるようです。
いまでは日に何度も指輪を触り、指輪を主人と思って「私を守ってね」と語りかけております。
昨年は本当に悲しみの年でしたが、今年はこの指輪があるから、少しは元気になれると思います。
以上です。
私も結婚してから結婚指輪を外したことがありません。
指が太くなり、取れなくなってしまったからです。
26歳で結婚指輪をはめてから、50年も外したことがありません。
死ぬ前に、指輪を宝石店で切ってもらう以外ないと思います。
かみさんは金属アレルギーで、当初の結婚指輪をはめていません。
100%プラチナの結婚指輪を買い直してはめています。
という訳で、投稿者さんのように私の結婚指輪をはめる訳にはいきません。
私の指輪は、売る以外なさそうです。
今は金と違って、プラチナは安いのであまりお金になりそうもありません。
しばらくは保管していく以外なさそうです。
Volano Le Rondini (つばめのように) / GIGLIOLA CINQUETTI