中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「にっくきスマホ」というタイトルで、飛島圭介さんがエッセイを書かれていました。
またスマホ批判か、と思われるかもしれないが、例えごまめの歯ぎしりと一蹴されても、スマホの危うさを訴え続けたい。
スマホという魔法の小箱はまことに便利きわまりない。
通信手段としてはもちろんのこと、写真や動画をはじめ楽しさの要素がぎっしりと詰め込まれていて、辞書機能もあるから重宝この上ない。
それだけに、スマホの魔力にはまり込むと、危険な事態となる。
まずは記憶力が退化する。
脳の記憶力は反すうすることで強化され、活性化する。
少し前までは大事な電話番号を己の記憶の中にあった。
今は全部スマホに記憶を代行させている。
覚える必要がなくなるので脳は使われなくなる。
使われなくなると脳のその箇所は錆びてくる。
スマホは娯楽の殿堂だ。
ラインや電子メールでのおしゃべりは楽しくて切りがなく、なかなかやめられない。
ゲームをやり始めたら歩行中でも夢中になる。
動画も見放題。ということは「思考」する時間がなくなることを意味する。
生成AIが登場し、スマホもさらに進化するだろう。が、人の「思考」こそが人を人たらしめるものだ。
「思考」までもスマホに委ねたら人類は終わる。
以上です。
スマホなしでは生きていけない人が多いでしょうね。
私は1週間で3時間ぐらいしかスマホを利用していません。
それに代わるのはパソコンを使っているからです。
作者はスマホに頼るのを心配され、スマホにあまりに頼ったら人類が終わると懸念されています。
本当にスマホで人類が終わるなら、スマホを使わなくなるでしょう。
心配には及ばないと思います。
高齢者が免許更新の際受ける認知テストも、事前にスマホで問題を勉強して満点を取る方も多いです。
スマホをうまく使えば、逆に脳が冴えるのでは?笑い
昔 テレビが登場した頃、著名な評論家 大宅壮一さんが、テレビばかり見ていると一億総白痴化になると言われました。
「テレビというメディアは非常に低俗なものであり、テレビばかり見ていると人間の想像力や思考力を低下させてしまう」という意味合いだったようです。
私もテレビにハマったクチですが、白痴化にはならなかったと思います。笑い
いつの時代も、楽しくてハマりそうな物には反対意見が出るようです。
うちの孫たちもゲーム機にハマっていますが、バカにはなっていないと思いますが。
西郷輝彦「十七才のこの胸に」(オフィシャルオーディオ)
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