中日新聞の「くらしの作文」に「台所に立ちたい」というタイトルで、81歳の女性が投稿されていました。
1月初旬、神奈川県に1人で住む87歳の姉から「少し心臓が悪いけど、単なる検査入院だから心配しないで」と電話があった。
翌日、甥から「母の容態が急変し、集中治療室に移った」と連絡がありビックリ!!
矢も楯もたまらず、甥から「少し安定したから安心して」と聞かされても、遠くから心配するだけよりも思い切って、と1人で見舞いに行った。
姉は思っていたより元気そうでほっとし、15分という限られた面会時間内で、一方的に私が姉に話しかけていた。
すると、姉が酸素マスクの口元から「ああー早く家に帰って台所に立ちたいなあ」と、ポツンと言った。
最近の私はと言えば、三度の食事の支度が面倒だなあとか、日々のあたり前のことができることに感謝していないなあ。
帰りの新幹線の中で、姉の発した言葉を何度も繰り返し、かみしめていた。
3月21日、姉の「もう一度台所に立ちたい」と言った願いは叶わず、誤嚥性肺炎になり、あっという間にあの世へと旅立ってしまった。
お姉ちゃん、私もあと何年台所に立てるか分からないけれど、毎日台所に立てる幸せをかみしめて過ごしているからね。
でも時々、面倒だなあと、ちょっぴり思う日もあるけどね。
以上です。
女性も色々ですね。
投稿者さんのお姉さんのように「ああー早く家に帰って台所に立ちたいなあ」と思う方もいらっしゃれば、投稿者さんのように「三度の食事の支度が面倒だな」と思う方もいる。
80代にもなれば、投稿者さんのお姉さまは例外なのでは?
80過ぎたら、作りたくないと思うのが普通のような気がします。
うちのかみさんは、食事なんて作りたくないと言っています。
子供達が同居していれば、考え方が違うかもしれませんが・・・。
私がいるので、やむなく作っているようです。苦笑
また作っていると満腹になってしまい、食べたくなくなるようです。
自分一人だったらあまり食欲が湧かないので、食べたくなったら適当に間に合わせて作って食べると言っています。
私が死んだ後、食べたくなったら適当に間に合わせて食べて下さい。
悲しみは駆け足でやってくる アン真理子
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