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ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

米国気球少年事情

2009年10月17日 | 米国○○事情
今夜は久しぶりに、旦那とDVD鑑賞。
わたしが気楽に観られるもの、ということで、クリント・イーストウッドの『グラン・トリノ』を観ることにしました。
テレビの部屋を暖めて、さてさてとばかりに、これまた久しぶりにテレビをつけると、
偶然CNNのチャンネルで、昨日の気球に乗って飛ばされた!……とばかり思われていた子供と、その家族が画面に出ていました。

キャスターがいろいろと質問します。
気球が庭から飛び立ってしまう直前の様子。その時両親はどこにいて何をしていたか。兄弟はどうしてファルコン君が気球の中に居ると言ったのか。
そして、それを聞いた時、父親は、そして母親はどんなことを考えたのか。
母親は米国籍を取得した日本人。わたしと同名の方でした。
ニュースキャスターがどんなふうにその名前を発音するのか興味があったので耳をダンボにして聞いていたら、まあなんと完璧なこと!
ここらへんのアメリカンの、なんでそ~なるねん!っていう発音とは雲泥の差。
なんてなことを思いながら彼女の話を聞いてたら……え?……。
キャスターが「ファルコン君が乗り込んでいると思われる気球が上空に上がっていくのを見て、まず初めにどんなことを思いましたか」という質問に、
「どうしてあの飛行船があんなに高くあがるのかしら、と思いました」との答。
う~ん……。

そして他の質問の後、旦那もわたしもびっくり仰天の言葉がテレビから流れてきたのです。

キャスターの声が直接聞けないファルコン君に、父親が代わって「どうしてもっと早く出てこなかったんだ?」と尋ねると、
ファルコン君は「だって、みんながこれはショーのためにやったんだって言ったからだよ」と答えたのです。
ショー?旦那とわたし、同時につぶやいていました。

わたしも昨日から、そこんところが一番不思議だったわけで。
だって、親はもう気も狂わんばかりに息子の名前を連呼しながら家の隅から隅まで探し回ったはずで、
なのにファルコン君は、たった6才で、ずっとガレージの段ボール箱の中に隠れていて、そこから一歩も動かなかった……うむ……。

すかさず突っ込まれた両親。かなり強引な例え話で応戦していたけれど、3人兄弟の真ん中のお兄ちゃんはずっと咳き込んでるし、
なんだかかなり話が変な方向に行っちゃいそうで、もう気球なんか飛ばしてる場合じゃないかもしれません。

もし作り話であんな騒ぎを起こしたのならば、すごい損害賠償がかかってくるでしょうねえ。空港まで一時閉鎖しちゃったんだから。
でも、そうじゃなかったのなら、まあちょっと変な話ではあるけれど、えらいお騒がせ家族もいたもんや、で済むんでしょうね。

さて、どっちなのかなあ……。

↑のインタビューは15日に行われていたそうです。テレビを観ないわたしには新しいニュースだったけれど、もうみんな知ってるみたいですね。
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あ゛っ!

2009年10月17日 | 音楽とわたし
再来月の演奏ミーティングに、ハープ奏者のナンシーと1曲、ヴァイオリン奏者のタイソンと2曲演奏することになりました。
ナンシーとは彼女からのお誘いで、タイソンとはわたしからお願いで、という組み合わせです。
ナンシーは、多分、う~ん、60代の女性で、まだ一度も彼女のハープを聞かせてもらったことがないのですが、
ACMAの6人のディレクターのうちのひとりとして、ミーティングでは何度かご一緒させてもらっています。
演奏ミーティングでも、演奏後の感想を発言する常連で、ディレクターズミーティングでもかなり活発に発言しはるのですが、
なんというか……ちょいとズレることが多いというか、彼女の自己陶酔の世界がどんどん広がってってしまうというか……、
なので、どちらかというとペアを組むのにちょいと勇気がいる方なんですが、ご指名とあらば、ということで、今回やってみることにしました。

んで、彼女からの熱烈な練習予定組もうぜ~メールが、もうえらい勢いで送られてきました。
彼女の楽器が楽器だけに、じゃあうちに来て、なんてことは言えません。そりゃまあピアノよりゃ軽いでしょうけど、軽く50キロはあるし。
なので、マンハッタンのアッパーイーストの彼女のアパートまでわたしが出向くことになりまして、
その日取りを決めながら、タイソンとの合わせも決めていて、そのメールのやり取りの中でタイソンが、せっかくマンハッタンに来てるんだから、ボクもナンシーの家に行って、そこで同時にリハする?と言われて、う~ん、それって一石二鳥リハ、いいじゃん!
ということで、それをナンシーに伝えた途端、もう彼女は大大興奮!
「うわ~、タイソンとまうみ?!わたし、そしたらあなた達ふたりともできる曲探すわ!う~んと、なににしようかなあ~、あ~もう~!」
いや、ちょ、ちょっと待って。タイソンは結構曲選びにうるさいから。とりあえずナンシーの家でリハがオッケーってことを伝えてから……

1分もしないうちに、ナンシーからメールが送られてきました。
「あのね、あのね、もうタイソンに言っちゃった!彼ね、いいって!きゃ~!」
このノリ……想像以上のパワー……

「タイソン、ナンシーのアパートでのリハはオッケー。でも、もう知ってるよね。ナンシーからメールが送られてるみたいやから」
と、他にもちょっとだけイヤミっぽいことを書いたメールをタイソンに送りました。
すると……、
「ハイまうみ、ありがとう!タイソンに送ったメールをわたしにも送ってくれて。あなた達の会話がよく分かって嬉しいわん♪」とナンシーから?!
あ゛あ゛あ゛やってもた……

メールってほんま、こわっ!


追加で。
タイソンとする曲が決まりました。
まずはドヴォルザークの『Romantic Pieces』の2と4。その後多分ソナチネ。ほんでもって次はベートーヴェンのソナタをする予定です。
manmaちゃん、またチェックしといておくれやっしゃ~!
コメント (2)
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