昨日はコンサートを終えた日特有の、なんとも言えない興奮の火がプスプスと燃え残っていて、ベッドに入ったのが12時近く。
それからちょいと小説を読んで……いつ眠ったのか分からないぐらいコトンと寝てしまいました。
ぐっすり寝て、少しまどろんで、また寝て、朝の7時半過ぎに目が覚めたけどまた二度寝して、
8時半に薄ら目を開けると、窓からの木漏れ日が丁度わたしの右肩の辺りにスウッと差していて、
その光の中に、虹色のマントを羽織った埃の粒がキラキラと輝いているのが見えました。
光がだんだん力強くなってきて、わたしの肩を温めてくれます。
なんだかとっても祝福されているような気がしました。
なんのかんの言っても、やっぱりかなり緊張していたわたし。ピンピンに張りつめていた無数の線が、今日はユルユル、弛緩しまくり!
「今日はどうしたい?ボクはちょっと外周りの掃除とかするつもりやけど」
「今日はなにがなんでもなんにもせえへんと決めた」
そりゃごもっともと、旦那はそれ以上何も言わずに、入れたてホカホカのコーヒーとこんがり焼いたトーストを運んでくれました。
ふたりでゆるゆると、ネットニュースを読んだり、コラムを読んだり、隣りの空き地を買った業者と会った話をしたり、
わたしはパジャマのままで、椅子に立て膝ついて、髪の毛もボワボワ、顔も歯も洗わずに、ゆるゆるした時間を楽しんでおりました。
と……その静寂を突き破るような、ジリジリッという(←古い家特有の呼び鈴の音)が聞こえ、
え?え?え?え?え?
旦那もわたしも、てっきりKの友達だと思い、「誰?」などと尋ねながらも椅子から立ち上がる気全くゼロのまま。
でも、複数だと思われるその来訪者さん達、なにも答えないまま、玄関から入って来ました。
開いてるドアから一瞬だけ見えた若い女の子風の下半身……あんなガールフレンド居たっけか?
続いて成人男性っぽい姿が見えた時、目にも留まらぬ速さで旦那が居間に向かいました。
「まうみ、生徒、生徒!」
「へ?」
再び彼らのもとに走って行き、
「あ、あはは、まうみね、もうちょっとしたら来ますから」
とうまく取り繕ってくれた旦那、キッチンに入るなり、オロオロしているわたしに
「なに持ってきて欲しいん?」と聞くので、
「ブラジャーとパンツ!あ、下着とちゃうで、ズボンの方やで」
「わかっとるわい、そんなこと!」
上の会話には深い事情がございまして、二階に上がる階段が居間にあるので、姿が丸見えになっちゃうのですね。
娘二人のレッスンのために、車に乗せてきた父親、彼らはまず待ち合い部屋を兼ねた居間に座るので、旦那は着替えを密かにキッチンに運ぼうと考えたのです。
すると、ピアノの部屋からなにやら連弾をする音が。あ、そうやった、あの親子に連弾曲を与えたんやった。
チャ~ンスッ!
ピアノの部屋に入ったらもうこっちのもんです。あ、でも、妹はどこ?
キッチンのドアにそろそろと近づき、様子を伺ってみると、しめしめ、妹もピアノ部屋に行ってるわい。
猫のごとく『くの一』女、そろぉ~りそろりと階段を上り、無事寝室に忍び込むことができました。
部屋に入ると、黒のブラジャーと黒のジーンズを手にした旦那と鉢合わせに。
パパッと着替えて、目くそを指でチョイチョイと取り、髪の毛を指でとき、ガムを一枚放り込み、階段を下りてレッスン開始。
無事に、いつもよりも力の入ったレッスンを終え、はぁ~と一息ついて寝室に戻り、片付けようとしたら……、
ベッド横の旦那側の床に、濡れたティッシュが5枚、しかもまだべチョベチョのまま……。
よほど慌てたのでしょう。寝る時に常備する水を入れたコップを、思いっきりひっくり返してしまったようです。
それをちゃんと拭く間もなく、ブラジャーとパンツを選ばにゃ~と奮闘してくれたであろう旦那に感謝しいしい、
わたしは心静かに、まだ思いっきりベチャベチャの床を拭き取ったのでありました。
土曜日に教えている生徒さん達を、昨日のコンサートのために日曜に変えたのはこのわたし。
この種のヘマは珍しいことではないので、旦那から説教を食らったのは言うまでもありません。
反省!
それからちょいと小説を読んで……いつ眠ったのか分からないぐらいコトンと寝てしまいました。
ぐっすり寝て、少しまどろんで、また寝て、朝の7時半過ぎに目が覚めたけどまた二度寝して、
8時半に薄ら目を開けると、窓からの木漏れ日が丁度わたしの右肩の辺りにスウッと差していて、
その光の中に、虹色のマントを羽織った埃の粒がキラキラと輝いているのが見えました。
光がだんだん力強くなってきて、わたしの肩を温めてくれます。
なんだかとっても祝福されているような気がしました。
なんのかんの言っても、やっぱりかなり緊張していたわたし。ピンピンに張りつめていた無数の線が、今日はユルユル、弛緩しまくり!
「今日はどうしたい?ボクはちょっと外周りの掃除とかするつもりやけど」
「今日はなにがなんでもなんにもせえへんと決めた」
そりゃごもっともと、旦那はそれ以上何も言わずに、入れたてホカホカのコーヒーとこんがり焼いたトーストを運んでくれました。
ふたりでゆるゆると、ネットニュースを読んだり、コラムを読んだり、隣りの空き地を買った業者と会った話をしたり、
わたしはパジャマのままで、椅子に立て膝ついて、髪の毛もボワボワ、顔も歯も洗わずに、ゆるゆるした時間を楽しんでおりました。
と……その静寂を突き破るような、ジリジリッという(←古い家特有の呼び鈴の音)が聞こえ、
え?え?え?え?え?
旦那もわたしも、てっきりKの友達だと思い、「誰?」などと尋ねながらも椅子から立ち上がる気全くゼロのまま。
でも、複数だと思われるその来訪者さん達、なにも答えないまま、玄関から入って来ました。
開いてるドアから一瞬だけ見えた若い女の子風の下半身……あんなガールフレンド居たっけか?
続いて成人男性っぽい姿が見えた時、目にも留まらぬ速さで旦那が居間に向かいました。
「まうみ、生徒、生徒!」
「へ?」
再び彼らのもとに走って行き、
「あ、あはは、まうみね、もうちょっとしたら来ますから」
とうまく取り繕ってくれた旦那、キッチンに入るなり、オロオロしているわたしに
「なに持ってきて欲しいん?」と聞くので、
「ブラジャーとパンツ!あ、下着とちゃうで、ズボンの方やで」
「わかっとるわい、そんなこと!」
上の会話には深い事情がございまして、二階に上がる階段が居間にあるので、姿が丸見えになっちゃうのですね。
娘二人のレッスンのために、車に乗せてきた父親、彼らはまず待ち合い部屋を兼ねた居間に座るので、旦那は着替えを密かにキッチンに運ぼうと考えたのです。
すると、ピアノの部屋からなにやら連弾をする音が。あ、そうやった、あの親子に連弾曲を与えたんやった。
チャ~ンスッ!
ピアノの部屋に入ったらもうこっちのもんです。あ、でも、妹はどこ?
キッチンのドアにそろそろと近づき、様子を伺ってみると、しめしめ、妹もピアノ部屋に行ってるわい。
猫のごとく『くの一』女、そろぉ~りそろりと階段を上り、無事寝室に忍び込むことができました。
部屋に入ると、黒のブラジャーと黒のジーンズを手にした旦那と鉢合わせに。
パパッと着替えて、目くそを指でチョイチョイと取り、髪の毛を指でとき、ガムを一枚放り込み、階段を下りてレッスン開始。
無事に、いつもよりも力の入ったレッスンを終え、はぁ~と一息ついて寝室に戻り、片付けようとしたら……、
ベッド横の旦那側の床に、濡れたティッシュが5枚、しかもまだべチョベチョのまま……。
よほど慌てたのでしょう。寝る時に常備する水を入れたコップを、思いっきりひっくり返してしまったようです。
それをちゃんと拭く間もなく、ブラジャーとパンツを選ばにゃ~と奮闘してくれたであろう旦那に感謝しいしい、
わたしは心静かに、まだ思いっきりベチャベチャの床を拭き取ったのでありました。
土曜日に教えている生徒さん達を、昨日のコンサートのために日曜に変えたのはこのわたし。
この種のヘマは珍しいことではないので、旦那から説教を食らったのは言うまでもありません。
反省!