我々のStaycationの最中に、リオンからやって来たナオちゃん。
わたしの初代グランドピアノが取り持つ縁でつながったナオちゃんとわたしでしたが、実は今回が初対面。
わたしにとっても、とても思い入れの深い、そしてわたしとともに波瀾万丈のピアノ生を生き続けてくれていたピアノだけに、
彼女の日本での練習に役立てたこと、そしてその後、海外でさらに研鑽を重ね、今では素晴らしいピアノ伴奏者としてヨーロッパの各地で演奏をしている彼女のパートナーとして、
ご実家の親御さんが、今もしっかりと大事に管理してくださっていていることを聞き、とてもありがたい気持ちでいっぱいになりました。
ナオちゃんは、まずドイツに、それからフランスに移り勉強を重ねているのですが、英語がフランス訛りになるほどにフランス語が身についています。
どうやってそこまで話せるようになったのかと聞くと、最初はほとんど話せないままのスタートだったと聞いてびっくり!
けれども、ほんの10日間でしたが、彼女がどういうふうに言葉と付き合っているのかを見聞きするうちに、なるほどなあと思わされることをたくさん発見しました。
まず、テレビはほとんど見ないけれども、ラジオをずっと聞いている。
フランス語の本を読む。
プライベートなところでも、ほとんどフランス語で済ませる。
何かを書こうとする時でも、それを声に出して読みながらする。
などなど、旦那から普段、そうした方が良いと言われている(そしてわたしはほとんど無視している…)接し方を、ナオちゃんはとても自然にやっているのでした。
だから、ほんの数年で、あそこまで話せるようになるんだなあ…と、自分の英語力の遅々とした進み具合を、かなり反省した次第です。
そして、本業のピアノですが、一日をどんなふうに過ごしてるの?という質問に、ナオちゃんはこう言ったのです。
「う~ん…ピアノの前に座ってるか、ちょっと食べてるか、そんな感じ」
ううぅ…耳が痛すぎる…。
わたしのピアノの前に座る時間の減り具合は、最近ハンパではなく、指が痛いからなどと言い訳をして、ほとんど弾かないままの毎日が続いています。
こりゃあかんのではないかと思いつつ、ナマケモノ一直線だったのですが、今回ナオちゃんと過ごして、ええ加減にしとかなあかん!と喝を入れることができました。
ナオちゃんは、伴奏ピアニストの仕事がどんなに厳しいものか、いろいろと話してくれました。
わたしも伴奏をすることが多いので、その時々の厳しさ、それになんとか対応しよう、克服しようという時の大変さを、自分のことのように想像できます。
まず、初見の力が無くては務まらない。
そして、練習したことが、一瞬にして無になってしまうことが多々発生する。
移調を即座にできなくてはならない。
オーケストラのスコアから音を抜粋して、ピアノ演奏にアレンジし、それをその場で弾けなくてはならない。
そんな仕事ばっかりしてたら、わたしなど、一気に白髪が増えまくりそうな気がします…。
美味しいフレンチらんちをいただいた翌日は、とうとう旅行最後の日となりました。
彼女が来てからずっと、真夏日が続いていたというのに、最終日当日にはコレこの通り、爽やかな風が吹く、とても気持ちの良い日になりました。
ナオちゃん、蒸し暑い夏を連れてきて、連れて帰ってくれるのね…。
旦那とわたしの、滞在中最初で最後の、ナオちゃんと一緒にマンハッタン!ということで、彼女の希望だったノミの市に出かけることにしました。
入場料1ドルを払い、ノミの市にはまっっっったく興味の無い旦那とゲート前で別れ、手にスタンプを押してもらっていざいざ!
ナオちゃんとわたしは別行動で、待ち合わせ時間の1時までを、あっちにうろうろこっちにうろうろしながら、見て回ったのでした。
ナオちゃんは、薄~く引き延ばした銅で作った猫ちゃんの置物をゲット。ひょうきんで可愛い、もしわたしが先に見つけたら買ってた予感しまくりの物です。
わたしは、クリップ式のイヤリング屋さんの店先で、ロ~ガンだから細かい所が見えにくいので、いちいち手に取ってはじぃ~っと観察していたのですが、
突如、「あなた、ディーラー?」などと聞かれ、「え、違いますけど」と言うと、「そうなの。選ぶ物が良いものばかりだったから」と変なお褒めの言葉をいただきました。
集合場所に戻り、旦那にもう少し待つ気がありそうだったので、あと10分の許可をもらい、ナオちゃんが買いたかったガラス器のあるお店へ。
いやあ、もうあきません、見ちゃったから。
ナオちゃんお気に入りの、ベネチアンガラスの年代物の花瓶と、
その横に積んであった、エナメル皿と、
このお皿を、言い値の半額以下で買えたというものの、三つとも買ってしまいました。
ああ恐ろしやノミの市…。
小腹が空いたので、これまたナオちゃんのご希望に添って、近所のベーグル屋さんに。
注文と支払いのシステムがちょっと混乱していて、自分が頼んだ物を手に入れるのに、けっこう時間がかかったのですが、味は超~ベリグ~!
これはわたしが頼んだ、スモークサーモンと生野菜、それからメープルシロップとウォールナッツとレーズン入りのクリームチーズを挟んだベーグルサンド。
ニューヨーク大学の新しい建物?
イーストヴィレッジというとコレ、フラット・アイアンビル。何回撮ってんねん!と怒らないでください。すんません…。
通りすがりの古着屋さんを見つけて、ナオちゃん、興味しんしん。
わたしだけだったらきっと、即ダメ!と言うはずの旦那も、今日は非常~に寛容でして、だからわたしもまたまた一緒に入店!
その後、旦那が待っている近くの本屋さん『STRAND』に行って、またまた本を買い、もうこれ以上は買わない!とナオちゃん。
確かに…その方が賢明かもしれない…。
ぎょぎょ!あんなとこにワンちゃんが?!と思ったら、作り物でした。当然です、はい。
ワンちゃん好きのナオちゃん、マンハッタンには犬の散歩をしている人が大勢いるので、写真を撮るのに大忙し。
ジジババと一緒の、たくさん歩いたマンハッタン最後の日。
ナオちゃんと、ペンシルバニア駅の前で別れました。
「リオンに来てくださいね!来年の夏の、わたしが日本に戻る前に」
おっしゃ、頑張って働くぞ~!
わたしの初代グランドピアノが取り持つ縁でつながったナオちゃんとわたしでしたが、実は今回が初対面。
わたしにとっても、とても思い入れの深い、そしてわたしとともに波瀾万丈のピアノ生を生き続けてくれていたピアノだけに、
彼女の日本での練習に役立てたこと、そしてその後、海外でさらに研鑽を重ね、今では素晴らしいピアノ伴奏者としてヨーロッパの各地で演奏をしている彼女のパートナーとして、
ご実家の親御さんが、今もしっかりと大事に管理してくださっていていることを聞き、とてもありがたい気持ちでいっぱいになりました。
ナオちゃんは、まずドイツに、それからフランスに移り勉強を重ねているのですが、英語がフランス訛りになるほどにフランス語が身についています。
どうやってそこまで話せるようになったのかと聞くと、最初はほとんど話せないままのスタートだったと聞いてびっくり!
けれども、ほんの10日間でしたが、彼女がどういうふうに言葉と付き合っているのかを見聞きするうちに、なるほどなあと思わされることをたくさん発見しました。
まず、テレビはほとんど見ないけれども、ラジオをずっと聞いている。
フランス語の本を読む。
プライベートなところでも、ほとんどフランス語で済ませる。
何かを書こうとする時でも、それを声に出して読みながらする。
などなど、旦那から普段、そうした方が良いと言われている(そしてわたしはほとんど無視している…)接し方を、ナオちゃんはとても自然にやっているのでした。
だから、ほんの数年で、あそこまで話せるようになるんだなあ…と、自分の英語力の遅々とした進み具合を、かなり反省した次第です。
そして、本業のピアノですが、一日をどんなふうに過ごしてるの?という質問に、ナオちゃんはこう言ったのです。
「う~ん…ピアノの前に座ってるか、ちょっと食べてるか、そんな感じ」
ううぅ…耳が痛すぎる…。
わたしのピアノの前に座る時間の減り具合は、最近ハンパではなく、指が痛いからなどと言い訳をして、ほとんど弾かないままの毎日が続いています。
こりゃあかんのではないかと思いつつ、ナマケモノ一直線だったのですが、今回ナオちゃんと過ごして、ええ加減にしとかなあかん!と喝を入れることができました。
ナオちゃんは、伴奏ピアニストの仕事がどんなに厳しいものか、いろいろと話してくれました。
わたしも伴奏をすることが多いので、その時々の厳しさ、それになんとか対応しよう、克服しようという時の大変さを、自分のことのように想像できます。
まず、初見の力が無くては務まらない。
そして、練習したことが、一瞬にして無になってしまうことが多々発生する。
移調を即座にできなくてはならない。
オーケストラのスコアから音を抜粋して、ピアノ演奏にアレンジし、それをその場で弾けなくてはならない。
そんな仕事ばっかりしてたら、わたしなど、一気に白髪が増えまくりそうな気がします…。
美味しいフレンチらんちをいただいた翌日は、とうとう旅行最後の日となりました。
彼女が来てからずっと、真夏日が続いていたというのに、最終日当日にはコレこの通り、爽やかな風が吹く、とても気持ちの良い日になりました。
ナオちゃん、蒸し暑い夏を連れてきて、連れて帰ってくれるのね…。
旦那とわたしの、滞在中最初で最後の、ナオちゃんと一緒にマンハッタン!ということで、彼女の希望だったノミの市に出かけることにしました。
入場料1ドルを払い、ノミの市にはまっっっったく興味の無い旦那とゲート前で別れ、手にスタンプを押してもらっていざいざ!
ナオちゃんとわたしは別行動で、待ち合わせ時間の1時までを、あっちにうろうろこっちにうろうろしながら、見て回ったのでした。
ナオちゃんは、薄~く引き延ばした銅で作った猫ちゃんの置物をゲット。ひょうきんで可愛い、もしわたしが先に見つけたら買ってた予感しまくりの物です。
わたしは、クリップ式のイヤリング屋さんの店先で、ロ~ガンだから細かい所が見えにくいので、いちいち手に取ってはじぃ~っと観察していたのですが、
突如、「あなた、ディーラー?」などと聞かれ、「え、違いますけど」と言うと、「そうなの。選ぶ物が良いものばかりだったから」と変なお褒めの言葉をいただきました。
集合場所に戻り、旦那にもう少し待つ気がありそうだったので、あと10分の許可をもらい、ナオちゃんが買いたかったガラス器のあるお店へ。
いやあ、もうあきません、見ちゃったから。
ナオちゃんお気に入りの、ベネチアンガラスの年代物の花瓶と、
その横に積んであった、エナメル皿と、
このお皿を、言い値の半額以下で買えたというものの、三つとも買ってしまいました。
ああ恐ろしやノミの市…。
小腹が空いたので、これまたナオちゃんのご希望に添って、近所のベーグル屋さんに。
注文と支払いのシステムがちょっと混乱していて、自分が頼んだ物を手に入れるのに、けっこう時間がかかったのですが、味は超~ベリグ~!
これはわたしが頼んだ、スモークサーモンと生野菜、それからメープルシロップとウォールナッツとレーズン入りのクリームチーズを挟んだベーグルサンド。
ニューヨーク大学の新しい建物?
イーストヴィレッジというとコレ、フラット・アイアンビル。何回撮ってんねん!と怒らないでください。すんません…。
通りすがりの古着屋さんを見つけて、ナオちゃん、興味しんしん。
わたしだけだったらきっと、即ダメ!と言うはずの旦那も、今日は非常~に寛容でして、だからわたしもまたまた一緒に入店!
その後、旦那が待っている近くの本屋さん『STRAND』に行って、またまた本を買い、もうこれ以上は買わない!とナオちゃん。
確かに…その方が賢明かもしれない…。
ぎょぎょ!あんなとこにワンちゃんが?!と思ったら、作り物でした。当然です、はい。
ワンちゃん好きのナオちゃん、マンハッタンには犬の散歩をしている人が大勢いるので、写真を撮るのに大忙し。
ジジババと一緒の、たくさん歩いたマンハッタン最後の日。
ナオちゃんと、ペンシルバニア駅の前で別れました。
「リオンに来てくださいね!来年の夏の、わたしが日本に戻る前に」
おっしゃ、頑張って働くぞ~!