『原発いらん!核物質いらん!』のグループは、ダコタハウスのすぐ横で待機していました。
先頭の出発が11時半だと聞いてたけれど、それから1時間経っても、2時間経っても、わたしたちは同じ場所で待ち続けていました。
チャンティングをしたり、写真を撮ったり、久しぶりに会った友だちと話したり、地べたに座ったり。
すると、どこからともなく、静寂がやってきました。
え?
けれどもその静けさの中に、それはそれは厳かな、清らかな、そこはかとない哀しみと祈りの深さが感じられて、
気がつくとわたしも、手のひらを空に掲げていました。
このビデオの、1分42秒あたりから、その静寂は始まります。
そしてその後、はるか遠くの前の方から、地鳴りのような歓声の波がやってきました。
その時の心の震えを、わたしは一生忘れないと思います。
人の手、人の声、人の思い。
この地球を、未来を、子どもたちを、生きとし生けるものを救うのは、やはり人なのだと、確信した一瞬でした。
実は、このデモに参加するにあたり、テロや便乗工作などのことを、ちらっと心配したりしました。
しまった、遺書をきちんと書いて、公文書にしておくのを忘れた!と。
人が集まる所に行く時には、必ず考えてしまいます。
そんな社会に成り果てたのです。
成り果てさせてしまったのは誰なんでしょうか。
わたしもその一味の中のひとりなんでしょうか。
40万人が集まりました。
明日から始まる国連気候変動サミットに出席する世界の首脳たちに、市民の意思と気持ちを表明し、圧力をかけるのだと。
その意思と希望は、それはそれは多岐に渡りました。
「原発は必要だ」と主張するグループもいました。
わたしたちはもっともっと、話し合っていかなければなりません。
自分たちが信じること、そうなって欲しいと思っていること、どうしても許せないこと、
いろんな意見が飛び交い、平行線が果てしなく続こうとも、話し合っていかなければなりません。
分かり合えないからといって、人や町に危害を加える武器を手にしてはならないのです。
傷つけることは、なんの解決にもなりません。
悲しみと怒り、痛みと恨みを増やしていくだけです。
国連気候変動サミットに、わたしたちのあの静けさと叫びが、しっかりと届いていることを祈ります。
先頭の出発が11時半だと聞いてたけれど、それから1時間経っても、2時間経っても、わたしたちは同じ場所で待ち続けていました。
チャンティングをしたり、写真を撮ったり、久しぶりに会った友だちと話したり、地べたに座ったり。
すると、どこからともなく、静寂がやってきました。
え?
けれどもその静けさの中に、それはそれは厳かな、清らかな、そこはかとない哀しみと祈りの深さが感じられて、
気がつくとわたしも、手のひらを空に掲げていました。
このビデオの、1分42秒あたりから、その静寂は始まります。
そしてその後、はるか遠くの前の方から、地鳴りのような歓声の波がやってきました。
その時の心の震えを、わたしは一生忘れないと思います。
人の手、人の声、人の思い。
この地球を、未来を、子どもたちを、生きとし生けるものを救うのは、やはり人なのだと、確信した一瞬でした。
実は、このデモに参加するにあたり、テロや便乗工作などのことを、ちらっと心配したりしました。
しまった、遺書をきちんと書いて、公文書にしておくのを忘れた!と。
人が集まる所に行く時には、必ず考えてしまいます。
そんな社会に成り果てたのです。
成り果てさせてしまったのは誰なんでしょうか。
わたしもその一味の中のひとりなんでしょうか。
40万人が集まりました。
明日から始まる国連気候変動サミットに出席する世界の首脳たちに、市民の意思と気持ちを表明し、圧力をかけるのだと。
その意思と希望は、それはそれは多岐に渡りました。
「原発は必要だ」と主張するグループもいました。
わたしたちはもっともっと、話し合っていかなければなりません。
自分たちが信じること、そうなって欲しいと思っていること、どうしても許せないこと、
いろんな意見が飛び交い、平行線が果てしなく続こうとも、話し合っていかなければなりません。
分かり合えないからといって、人や町に危害を加える武器を手にしてはならないのです。
傷つけることは、なんの解決にもなりません。
悲しみと怒り、痛みと恨みを増やしていくだけです。
国連気候変動サミットに、わたしたちのあの静けさと叫びが、しっかりと届いていることを祈ります。