ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

野菜のひとりごと

2014年09月11日 | ひとりごと
ビーツを茹でています。


ビーツの本当の名前は、アカザ科フダンソウ属2年生草本。
2年生なんてのを読むと、思わず小学校の低学年のちびっ子が思い浮かんで、ニヤニヤしてしまいます。
赤かぶみたいな姿ですが、カブやダイコンとは関係がなく、ホウレン草と同じアカザ科で、サトウダイコンの仲間です。
皮をむくと真っ赤っかなので、火焔菜(カエンサイ)とも呼ばれています。

ビーツは食べる輸血と言われます。
リン、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、カリウムが豊富で、
さらにビタミンA、C、ナイアシン、ビオチン、そして食物繊維も、豊富に含まれているのだそうです。
食べることにより、免疫力を高め、整腸作用、便秘解消、貧血予防などの効果もあるという、スーパー野菜!

実は、こちらに引っ越すまでは、ビーツのことはほとんど知らずにいました。
ボルシチというロシアン料理をご馳走してもらった時に、そのほのぼのとした甘味と真っ赤なスープに感動し、こんな野菜が世の中にはあることを知ったという、かなり遅い出会いでした。
それ以降も、店頭に並べられているのを見ては、う~ん、買おうかどうしようかと迷ってはいたのですが、どうも自分で料理をする気が出なくて、通り過ぎてばかりいました。

今年の夏、海辺の家で、旦那母が、ビーツとゆで卵のピクルスを作ってくれました。
これを食べると、子どもの頃を思い出す、と旦那が言うのを聞いて、よし、わたしもいっちょ作ってみようと思いました。
母に電話をして、分量などの確認をして、いざいざ!

でっかいビーツだったので、しっかり茹であがるまでに、45分くらいかかりました。


お酢とブラウンシュガー、それからクローブとブラックペッパー、ローリエの葉っぱを一緒に少し煮て、


皮を剥いて適当に切ったビーツと、煮汁(お酢の倍の量)を合わせ、


ビーツ料理をすると、手がやばい!


そこに、玉ねぎの薄切りと茹で卵を何個か入れると、はい出来上がりです。




さて、この煮汁のあまり、美しい過ぎて、わたしはどうしても捨てられません。
すごく栄養がありそうだけども、実は飲んだりするとあまり良くないそうで、かといってなあ…と思案中。


あ、そや、30年ほど着てる春用のコート、洗濯中に失敗して、変なシミをつけてしもたやつ、あれを染めてみようではないか!
で、やってみました。おぉ~ロマンチックな桃色じゃ~!


結果は…失敗…乾く間に、どんどんマダラになってしまい、大慌てですすぎました。
野菜の染色が、わたしごときに、そう簡単にできるはずがありません…。


野菜の話ついでに、有機野菜スーパーで買った大根を、タワシで洗い、皮のままいただくことにしました。


そして庭の畑からのキュウリくんは酢の物に。
もうシャキシャキして、軽く塩をふっただけで、めちゃんこ美味いです!



良い土の中で、しっかり育った野菜には、うまみが詰まっています。
だからほとんど、味付けなどはいらないのですね。
最近はよく、少量の水とお塩だけで、いただくようになりました。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする