ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

地元市議会に、しっかりと仕事をしてもらおう!だから市民も、しっかりと意見を伝え見張ろう!

2014年09月02日 | 日本とわたし
『Finance GreenWatch』(日本で唯一の『環境金融』の内外情報サイト)より

↓以下、転載はじめ

再稼働断念の米サンオノフレ原発の廃炉コスト 米原発で過去最高の44億ドルに 
三菱重工との訴訟問題にも影響(FGW)

8.4.2014
http://financegreenwatch.org/jp/?p=45819


San Onofre nuclear generating station, as seen from the beach. The plant was closed down in 2012, after tubes carry radioactive water were found to be severely damaged.

米各紙の報道によると、昨年6月、三菱重工製の蒸気発生器配管トラブルで廃炉を決定した、
米サウス・カリフォルニア・エジソン社の、サンオノフレ原子力発電所の廃炉コストが、
当初見込みを大幅に上回る、44億㌦(約4400億円)にのぼることがわかった。

同原発のトラブルは、一昨年1月、2基のうち1基(3号機)の、三菱重工業製の蒸気発生器の配管が損耗し、水漏れが発生した。
放射能汚染水漏れも生じた。
また、2号機の配管にも破損が見られたため、両機とも運転停止となってきた。
今回の廃炉費用の推計は、カリフォルニア州の California Public Utilities Commission (CPUC)が、調査結果としてまとめた。
現在、エジソン社と三菱重工との間では、損害賠償紛争が生じており、三菱側への請求額が、増大する可能性も出てきた。

サンオノフレ原発での事故発生後、米原子力規制委員会(NRC)は、再稼働を巡って、関係者との会合や地域での公聴会等を開いた
当初、エジソン社は、2基のうち1基の不具合を直して、70%の出力で再稼働したい、という提案をした。
これに対して、環境保護団体などが、認可修正プロセスの厳格化を、NRCに求めた

審査プロセスを経て出たNRCの決議案は、住民の意向を尊重した内容だった。
エジソン社は、NRCと争う道をとらず、
「問題が長期化すると、顧客や投資家などに不利益を与える」として、廃炉を決定した。
日本の原子力規制委員会が決定した、川内原発の再稼働審査とは、プロセスの開放性で隔たりがあるほか、
事業者(電力会社)の意識も、顧客、投資家への配慮を最優先する視点が、異なっている


エジソン社が再稼働を断念した理由の一つには、
サンオノフレ原発の場合、廃炉費用として27億ドル(約2600億円)が、すでに廃炉信託基金に積み上げられていたことも、影響したとみられる。
廃炉に伴う追加負担懸念が少ない、との判断だ。
しかし今回、廃炉費用が、信託基金を大幅に上回る見通しとなったことで、同社の経営に与える長期的な影響も、無視できなくなったといえる。

CPUCの調査レポートは、他の同型原発では事故が起きていないのに、
サンオノフレの場合は、原子炉と蒸気発生器が別々の製造メーカーのもので、その接合の不具合が原因となった可能性を、指摘しているという。
蒸気発生器を納入した三菱側は、
契約上の損害賠償の責任上限は、約1億3,700万ドルであり、それ以上の間接損害の責任は、排除されている」と反論している。

エジソンが、再稼働を断念した審査プロセスで、日本との決定的な違いは、
住民団体の対応だけでなく、地元市議会の動きも大きかった
地元の市議会は、再稼働審査のプロセスに、公聴会開催などの、しかるべき認可修正プロセスを義務付ける決議を採択した
市議会が、自ら状況を調査し、電力会社とNRCとの議論に加わることで、有権者に配慮するという任務を果たした、と評価されている。

エジソン社は、廃炉作業を2016年から開始し、主要な原子炉の建物は、2022年までに撤去する予定という。
ただ、使用済燃料については、政府の恒久的最終処分場が用意されるまで、現在のサイトで保管される。
同社は、廃炉費用は十分にある、と強調している。

http://www.ibtimes.co.uk/san-onofre-nuclear-power-plant-cost-4-bn-dismantle-1459562
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米国『夏の最終日のけだるさ』事情

2014年09月02日 | 米国○○事情
暑っ!!夏の間ずっとずっと涼し過ぎたので、すっかり油断してしまっていて、この暑さと湿気にかなり参っております。
というか、休み疲れ?た体に、この天候の変化が追い討ちをかけている…。
まったくもって、贅沢なことを言ってるとは思うのですが…。

さて、昨日は続々と、家族やお客さまが、家に戻ってきました。

まず、シカゴに遊びに行っていたまなっちゃんが、そしてフィラデルフィアにゲームトーナメントに参加するために行っていた次男が、
そしてそして、マンハッタンで友だちと、徹夜でおしゃべりしながら過ごしていたなおちゃんが戻り、これで勢揃い。

朝からずっと、どうもシャキッとしない旦那とわたしが、家野菜でてきと~に夕飯を作っていると、
シャワーから上がってきたなおちゃんが、「おやすみなさ~い」と言って、そのまま3階に上がろうとするので、
「え?ちょっとちょっと、どうするつもり?」と尋ねると、
「昨日は全く寝てないので、これから寝ようと思って」と、あっけらかんと言うので、
「それは危な過ぎる!今から寝たら、時差ボケが重症になる。ここは踏ん張って、せめて9時まで起きてなさい!」
…ということで、一緒に、ほぼ無理矢理に、夕飯を食べることにしました。



うちの巨大トマト第一号に、バジルとおろしにんにく、塩コショウとオリーブオイルをぶっかけたもの、
昨日、農家さんからいただいたビーツに、旦那が作ったニンニク&ヨーグルトソースをぶっかけたもの、
ほんでもって納豆!

蚊帳の中で、おいしくいただきました。

食事が終わると、ちょっと目が覚めてきたなおちゃん。
「ピアノ、弾いてもいいですか?」と、嬉しいことを言ってくれました。
もっちろん♪

ところがところが、この急な暑さと湿気にピアノも参っていて、上がってこないキーが…嗚呼…。
でも、すばらしいピアニストは、どんなピアノでも弾き熟します。
心地良いバッハの平均律を聞きながら、わたしは玄関ポーチで一休み。





ああ極楽極楽。


さあ、明日から新学期。
働くぞ~!!
コメント (2)
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