ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

トランプカルトがもたらしたカオス

2020年10月07日 | 日本とわたし
FacebookとTwitterは、米国時間の10月6日(今日です)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する誤った情報を流したトランプ大統領の投稿を削除、非表示にし、「COVID-19関連の誤解を招く情報や、害を及ぼす恐れのある情報の拡散に関する」規則に違反しているとする警告メッセージを表示しました。
その誤った情報というのはこれ。
「COVID-19の致死率がインフルエンザより低い」

ホワイトハウスに戻ってきて、冒頭の写真が示すようにマスクを剥ぎ取り、
「コロナを恐る必要など無い」と断言した人ですから…。

誰も受けられないような高度な医療を惜しみなく享受できるのですから、恐れも少ないのかも知れません。
けれども、このどうしようもないほどの無自覚、無反省は病的です。
自分が感染を広げた人間のうちの一人であること。
感染を広げたのは政治の中核であり、防衛の中枢であり、それが国益にどれほどマイナスになったのかさえ無視している大統領って…。
そしてホワイトハウスや彼の周りで仕事をしている人たちは、マスクを着用しないことで忠誠を示していたらしく、
これはもうカルトとしか言いようが無いところにまで堕ちてしまってたんだなと…。

自分の政治ショーのために大勢の人々を巻き込み、感染の危険に晒し、ゴリ押しでホワイトハウスに戻ってきたトランプ大統領。
今やCOVID-19のスーパースプレッダーと化したソシオパスを、誰も止めることができないのでしょうか?

以下はいつも参考にさせていただいているT.Katsumiさんhttps://twitter.com/tkatsumi06jのツイートです。

以下、5つの連続ツイートをT.Katsumiさんが翻訳してくださった文章を書き出しました。

あるER医師:
昨日も多くの新型コロナウイルス感染症患者の入院を認めてきたばかりのER医師としては、トランプ大統領が病院を早期退院したことには、困惑するともに危険を感じる。
大統領は、自分自身を深刻な危険に晒すだけでなく、多くの人を死に追いやるかも知れないからだ。
以下説明する。

大統領は支持者たちに、コロナは大した問題ではないと思わせたいらしい
だが、彼の年代のコロナ患者なら、10人中1人は確実に死ぬ。
もし彼の年代の人びとが、彼の言うことに耳を傾けてしまい、コロナを深刻に捉えなくなったら、とてつもない数の人びとがコロナに感染し、その大半が死ぬだろう。

留意しなければならないのは、大統領の病状は、本格的な治療が必要なくらい重症だったということだ。
血中酸素濃度は危険水域まで急減し、熱も急上昇していた。
彼は(今回の行動で)自身の回復を危うくしたかもしれない。
少なくとも、彼は非常に危険な行動の悪い見本となってしまっている

大統領が受けた最新鋭の最高の治療は、政府の金で施される医療だった
心ある者なら、このような医療は、すべてのアメリカ国民に等しく提供されるべきだと思うだろう。
だが、大統領はこれに反対しているし、むしろ数百万もの人びとから医療保障を取り払おうとしている

その間に何が起きたか。
直近の二人の清掃係の感染も含めて、ホワイトハウス職員の大部分が感染していっている。
一人の男の自己中心的で不注意な行動によって、数え切れない人びとの命が危険にさらされている
だからこのER医師の話に耳を傾けて、真剣にこのウイルスと向き合い続けほしい。

ホワイトハウス関係者
大統領がホワイトハウスに戻り、スタッフの健康を危険にさらすなんて正気の沙汰ではありません。まだ年長のスタッフの間に新たな感染が起きているかが懸念されている最中というのに。ここは掃き溜めだ」
拙訳まうみ

   
新たな感染者が次々に増えてきています。
軍の幹部、トランプ大統領の側近、共和党議員、記者やホワイトハウス職員、そしてスピーチライター…。
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足立区自民党区議 「L(レズ)とG(ゲイ)、もしこれが足立区に完全に広がってしまったら、私たちの子どもは一人も産まれない。日本が滅んでしまう」

2020年10月07日 | 日本とわたし
この議員に謝罪など求めていません。
こんな発言をして何が悪いと居直っているような者が所属する自民党が、今後どういう判断をするかを監視していきたいと思います。

「L」レズと「G」ゲイについてだけは、もしこれが足立区に完全に広がってしまったら、私たちの子どもは一人も産まれないということですから。

いや、「L」だって「G」だって法律で守られてるじゃないか、なんていうような話になったんでは、足立区は滅んでしまう。
〜中略〜
性の多様化だとか、LGBTと言われて、性の自由を尊重しようという地方自治体が、あちこちに今生まれつつある。
私は、人間の生き方ですから、本人の生き方に対して干渉しようとは思いません。
「L」であろうと「G」であろうと、本人の生き方に干渉しようとは思いませんけど考えてください。
こんなことは有り得ないことですけれども、日本人が全部「L」(レズビアン)!日本人が男が全部「G」(ゲイ)!
次の世代生まれますか?
一人も産まれないんですよ。
千年とか二百年じゃない。
次の世代を担う子どもたちが一人も生まれない!
本当にこんなことでいいんだろうか?
〜中略〜
先ほど取り上げたLGBTの問題。
まあ、「B」(バイセクシャル)と「T」(トランスジェンダー)については、これは生まれつきのこともありますから、必ずしもここで、いろんなことを言うべきことではないのかもしれません。
でも「L」レズと「G」ゲイについてだけは、もしこれが足立区に完全に広がってしまったら、私たちの子どもは一人も生まれないということですから。



あまりにも低俗な自民党議員の記事でしたので、お詫びにこのニュージーランドのおじさん議員のスピーチを載せておきます。
笑い泣きしました。
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