バスラットレオンは、1月5日中京11R 京都金杯(G3・芝1600m)に坂井瑠星騎手で出走します。
- 22.01.03 坂井瑠 栗東坂良 1回 56.5-40.7-26.3-12.7 馬ナリ余力
- 21.12.31 古川奈 栗東坂良 1回 51.1-37.0-24.5-12.6 馬ナリ余力
セットリスト(新馬)一杯を0.7秒追走1.2秒先着
- 21.12.28 古川奈 栗東坂良 1回 50.8-37.4-24.6-12.1 一杯に追う
- 21.12.24 坂井瑠 栗東坂良 1回 53.2-38.6-25.3-12.6 馬ナリ余力
◇矢作調教師のコメント 「3日朝、坂路で馬なり単走、3ハロンを集中して追い切りました。騎乗した坂井騎手によれば、『本当に良かった頃に比べるとまだダイナミックさに欠ける感じ。このひと追いで良くなって欲しい』と、いつものように厳しめのジャッジでしたが、年末年始の調整を見ても状態自体は悪くないですからね。厩舎としても年明け初日に内容を残し、良いスタートを切りたいと思っています」
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バスラットレオンの京都金杯出走が確定しました。昨日のクラブ想定で『未定』となっていた鞍上は、エントシャイデンの非抽選除外により、主戦の坂井瑠星騎手に。。おそらく、エントシャイデンが除外対象であることは当然分かっていたはずなので、あえて他のジョッキーを確保するしないの話はせず、『騎手未定』としていたのでしょう。
それはさて置き、その坂井騎手、追い切りの感触を『本当に良かった頃に比べるとダイナミックさに欠ける。このひと追いで良くなって欲しい』とコメントしてくれました。時計とは別に、乗った感触、感覚はジョッキーにしか分かりませんので、軽めの内容ながらも何か物足りないところがあったということですね。
ただ、28日の時計は坂井騎手が言うところの『本当に良かった頃』と比べても遜色ありませんし、31日の終いが12.6秒かかっているのは、併せた新馬を離し過ぎないよう加減してのものですから…。
確かに、いきなり絶好調とはいかないのかもしれませんが、矢作先生が「状態自体は悪くない、年明け初日に内容を残し、良いスタートを切りたい」と仰る程度には仕上がっているわけで、あとはやはり、気持ちの問題ではないかと思います。いや、気持ちの問題が一番難しいと言えばそうなのですが、そこは気合で何とかしてもらいましょう(^^ゞ
とにかく、復活をめざすバスラットレオンにとっても、勢いに乗りたいクラブにとっても、(ついでに元日に目標を書いてしまった私にとっても)今年の金杯は『年明け初戦』以上に重要な意味を持つレースになりました。是非、久しぶりに気分良く走る姿を見せて欲しいですし、それはできれば『いきなり復活宣言!』も夢ではないと思いますm(_ _)m
**2022/1/5中京11R 京都金杯(G3/芝1600m)出走馬**
スポーツ報知『古川奈穂騎手「挑」永島まなみ騎手「上」2年目の飛躍へ新春対談 色紙に込めた思い』
東京五輪イヤーの2021年は、中央競馬で5年ぶりに女性騎手が誕生した。古川奈穂騎手(21)=栗東・矢作厩舎=と永島まなみ騎手(19)=栗東・高橋康厩舎=はともにJRAで7勝。しかし古川奈は左肩手術による長期離脱もあり、永島とは充実感の異なる1年を過ごしたという。2年目の成長、躍進が期待される2人が、スポーツ報知の新春対談で抱負を語り合った。(構成・水納愛美)
―2021年を振り返ってください。
永島まなみ(以下、ま)「すごく充実した1年でした。アクイールで初勝利を挙げましたが、ずっとお世話になっている高橋康先生の管理馬で初勝利を挙げることができて、一生の思い出になりました」
古川奈穂(以下、奈)「憧れの騎手になれた新たな1年でしたが、けがもあり、思い通りの1年にはなりませんでした。今年こそは年間通してしっかり乗って、結果を出したいです」
―騎手と競馬学校生では、どのような違いがありましたか。
ま「一頭一頭に多くの方が携わっていると改めて感じました。あと、やっぱり学校生時代の模擬レースとは全然違います。現役トップジョッキーの方と一緒の舞台に立たせていただき、学びが多く、毎日が勉強の日々です」
奈「自分が憧れていた場所に立っているという高揚感がありました。ずっと好きで見ていた世界だったので不思議でした。昨年は自厩舎の馬が多く活躍(ラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌが米ブリーダーズC、コントレイルがジャパンCをそれぞれ制覇)しましたが、そういう馬の近くにいさせていただき、勉強にも刺激にもなっています」
―昨年は社会人としても1年目。初任給などの使い道は。
ま「初勝利の時に、母、姉、妹、祖母と焼き肉を食べに行きました。みんないっぱい食べてくれました。私が一番食べてましたけど(笑い)。自分にはカバンを買いました」
奈「私は初レースが終わった後、実家に肉を送りました。近江牛が美味しい!と思って、すき焼きやしゃぶしゃぶ用の近江牛を送りました」
―普段から仲がいいですね。
ま「古川さんにはすごく仲良くしてもらっています。私がすごくしゃべるので、相手をしてもらっています」
奈「まなみちゃんとはくだらない話もします。雰囲気というか、思っていることは結構合うのかなと思いますね。一緒にいて楽しいです」
―どのような話を。
奈「競馬の話とほかの話で半々ぐらいですかね。競馬については相談し合う時もあります。やっぱり、女性で同じ立場で話し合える人が少ないので」
ま「競馬学校では、甘いものの話もしていました。『イチゴの新作出ますよ!』とか。甘いものはないと生きていけないです」
奈「競馬学校はそれが楽しみだったよね。私もバリバリの甘党です」
―今年の抱負を表現する漢字1字は、古川さんが「挑」、永島さんが「上」。どのような思いを込めましたか。
奈「毎レース毎レース、しっかり勝ちに行けるように挑戦していくという意味です。1年間競馬を一番に過ごして、一鞍一鞍を大切にして挑みたいです」
ま「今年は技術も成績も、もっと上げないといけないです。向上させていかないといけない部分が多いので、『上』にしました」
―最後に今後の目標を。
ま「どの馬でも、目の前の一勝をつかめるように頑張りたいです。技術的には、男性に追い負けないぐらいの力強さを出したいです。新潟の千直で、同期の小沢君(大仁騎手)に鼻差で負けたのがすごく悔しかったです」
奈「今の段階からすると大きな目標になりますが、ずっと憧れているのはG1の舞台です。G1の特別な感じや難しさは、デビューしてからより一層痛感しています。いずれはそういうところでもしっかり乗れる騎手になりたいです」
◆古川 奈穂(ふるかわ・なほ)2000年9月13日、東京都生まれ。21歳。21年3月に栗東・矢作厩舎からデビューし、同月13日の阪神6Rバスラットレオンで初勝利。1年目はJRAのみの騎乗で7勝。趣味は音楽鑑賞。歌手で俳優の福山雅治の大ファン。
矢作調教師「けがのこともあって、昨年は大変な一年だったね。左肩の手術から復帰する時はプラスαを加えて、と思っていましたが、春に勝っていた頃の感じまで戻すのが大変だった。そのプラスαは今年に見せてほしい。人間的には真面目でしっかりしていて、吸収能力も高い。ただ、馬に乗っている絶対数が少ないから今は平日に乗馬に行ったりしています。あとは本人の努力次第。自分のサポートにも限界があるし、もっと周りに信頼されるような騎手になることで騎乗数を増やし、技術を磨いてほしい」
古川菜穂騎手のサイン色紙 Photo by スポーツ報知
古川奈穂騎手の『挑』という文字、これはアレですね、師匠である矢作師の『挑戦なくして栄光なし』を無意識のうちにパクってしまったというヤツですね。いや、パクリとは違うのでしょうけれど、なんだか微笑ましくて良いと思います(^^)
古川さんも昨年はいろいろと大変でしたが、こうして記事になる度にバスラットレオンの名前が出るわけですし、初勝利のお手伝いができて本当に良かったです。バスラットレオンについては京都金杯の追い切りにも跨ってくれているようですし、今年も厳しくて優しい師匠のもとで『反省と精進』を続け、飛躍のキッカケを掴んで欲しいと思います。(もちろん永島騎手も頑張って!)
そういえば昨年は、矢作先生がわざわざキーンランドのセプテンバーセールに古川さんを連れて行っていました。当然ながら、古川さんご自身は一人前のジョッキーをめざして頑張っていると思いますが、矢作先生はそういう枠にとらわれず、社会に貢献できる女性ホースマンに育って欲しいとお考えなのかもしれません。具体的には、将来、例えば女性調教師として…。
スポーツ報知さんのお正月らしい記事を読んでいたら、またまた勝手な空想をしてしまいました(^^ゞ
話は全然変わりますが、お正月恒例の豚の角煮、今年はすごくデキが良かったです!
それから数の子。
今年は塩数の子を頂いたので、自分で塩抜きをしてから漬けてみました。初めてにしてはうまくいったと思いますし、何でもやってみるものだなぁと…。これも、『挑戦なくして栄光なし』の流れですかね(^^ゞ
元日にあけた越後桜は早々に飲み切ってしまいましたので、極上吉乃川というお酒を飲みつつ、マッタリとした正月休みを過ごさせてもらいました。。仕事復帰、きちんとできるかな(^^;)