栗東トレセン在厩のアンジアンは、13日朝、Cウッドを3頭で追い切られています。
- 22.01.13 助 手 栗CW良 5F 69.3-53.6-38.8-13.2(4) 馬ナリ余力
アナレンマ(古馬1勝)一杯の内2.2秒先行1.5秒遅れ
- 22.01.12 岩田望 栗東坂稍 1回 62.1-45.1-29.1-14.0 馬ナリ余力
- 22.01.10 助 手 栗CW良 4F 61.5-42.2-12.6(6) 馬ナリ余力
「食欲旺盛とまではいかないものの飼葉を食べてくれており、今の馬体重は430kgくらい。あくまでも馬の状態を優先しますが、新馬戦の番組があるうちでのデビューを目標に、あと3~4週間かけて出走態勢を整えていければとイメージしています。存分に成長を促していくためにも、何とか早めに1つ勝たせてあげられるよう頑張ります」
-----
デビュー前のこの時季ですから、本来はもう少し勇ましいコメントであって欲しいのですが、なかなか馬体が増えてこず、430kgキープがやっとの状況では仕方がありません。トレセン帰厩後はそれなりに本数をこなしているものの、併せ馬でも馬なりでソロッと追い切っている様子が窺えますし、正直、もっと時間が欲しい…ということなのでしょう。
ただ、そんな中でも藤原先生は「新馬戦の番組があるうちにデビューを」、「何とか早めに1つ勝たせてあげたい」と仰ってくれています。あと3~4週間の中で、馬体を極力減らさずにどこまで追い込んでいけるのか。。それが非常に難しいオペレーションであっても、今は藤原厩舎の底力を信じて見守るのみです。
何となく綺麗で真面目な牝馬というと、最後まで馬体維持の課題をクリアできなかったリナーシェを思い出してしまいますが(^^;)、ある時期にグンと成長する馬がいるのも確かですし、アンジアンがそちらのタイプであることを祈りたいと思いますm(_ _)m
- 22.01.07 助 手 栗東坂良 1回 61.6-44.5-29.8-14.8 馬ナリ余力
◇矢作調教師のコメント 「すでに跨っており、硬さや疲労感もそれほどなく、いつものテンションで元気にしてくれています。ブリンカー効果ついては正直大きくないのかもしれませんが、少なくとも邪魔にはなっていない状況ですからね。次走までの調教で再び着用していくかどうか検討していきたいと思います。トモを強化させるために坂路でやっているのですが、なかなか成長してくれないのが悩みの種。このあたりも考慮の上、今度はダートを試してみる方向で考えています。中2週前後での出走を意識して調整を進めていきましょう」
-----
中2週で小倉の周防灘特別(1/29・芝1200m)への出走があるかな?と考えていましたが、距離短縮、ブリンカー着用の次はダート転戦を試してみるとのこと。。まだ確定ではないですが、1/29阪神12Rに2勝クラスのダート1400m戦が組まれていますので、おそらくそこが目標ということになるのでしょう。
しかし、さすがに矢作先生は次から次に新しい条件にチャレンジをしてきますね。。何と言いますか、良し悪しの話は別にして、壁にぶつかった時にジッとして変化を待つのではなく、自ら動いて変化を作り出すやり方を選び、それで結果を出してきたという自信もおありなのだと思います。(もちろん、待った方が結果が良い場合もあるワケですが、それは矢作先生らしくない(^^ゞ)
とにかく、今現在、厚めの壁にぶち当たっているカイザーノヴァにとって、また新しいチャレンジをさせてもらえるのはありがたい話です。砂をかぶるのを嫌がって、いつも以上に頭が高くなる心配はあるものの、母ステラリードも意外にダートは悪くなかったですし、もしも母以上にダートをこなすようなら今後の選択肢がグッと広がりますからね。
【2022/1/8中京9R 鳥羽特別(2勝C/芝1200m)のカイザーノヴァ:公式HPより】
美浦トレセン在厩のクレッシェンドラヴは、今週は坂路で追い切られました。
- 22.01.13 助 手 美浦坂良 1回 53.1-38.8-25.3-12.4 一杯に追う
パンテレリア(三歳1勝)馬ナリに0.2秒先行0.4秒遅れ
- 22.01.12 助 手 美浦坂稍 2回 64.4-46.6-29.9-14.6 馬ナリ余力
- 22.01.10 助 手 美浦坂良 1回 54.1-39.2-24.8-11.9 強めに追う
- 22.01.06 助 手 美南W良 5F 68.1-53.0-38.6-12.3(8) 一杯に追う
チュウワジョーダン(古馬1勝)馬ナリの内0.9秒追走0.1秒遅れ
◇林調教師のコメント 「馬は元気ですし、決して調子が悪いというわけでもありませんので、新鮮味という意味でルーティンから外してみても良いのではと思い、手を替え品を替えで今週は坂路でブリンカーを装着してやってみましたが、先週からあまり大きな変化は窺えませんでした。これが刺激となって変わってきてくれるといいのですが…。引き続き、中間の調整方法を工夫してみることも検討中。獣医師とも相談をしながら1月23日中山11R アメリカジョッキークラブC(G2・芝2200m)に向けて、やれることをしっかりやっていきたいと思います」
-----
クレッシェンドラヴは先週1/6のウッドで古馬1勝クラスに遅れをとり、林先生から「正直なところ本馬にしては物足りない」とコメントされたあとも、10日に坂路で54.1-39.2-24.8-11.9秒(強め)、さらに13日にも坂路で併せ馬と追い切り本数を重ねています。ただ、刺激を加える意味で付けたブリンカーの効果もなく、今度は3歳1勝クラスの馬に遅れてしまったとのことで…。
「馬は元気、決して調子が悪いわけでもない」とは言うものの、先週の時計、動きに物足りなさがあったからこそ、あえてこれまでと違う調整方法を試してくれたと思うのですが、それでも良化が窺えない中での、「やれることをしっかりやっていきたい」とのコメントには、何となく自信のなさ、歯切れの悪さを感じてしまいます。
もちろん、こうすれば必ず良くなるという方法があれば苦労はないわけで、実際、「やれることをしっかりやっていく」しか道はないのですが…。林先生はとても真面目な方なので、いろいろ悩んじゃっているのかも…と余計な心配をしてしまいそうです(^^;)
いや、そういうことではなくて、もうこうなったら開き直って「やれることをしっかりやっていく」しかないですからね。コチラも昨年からあるレベルの覚悟はしていますので、あまり結果は考えず、現時点で最高の状態になるようしっかり追い切って頂き、前向きにレースに送り出してあげたいです。厩舎の皆さんもご苦労が多いと思いますが、何卒、くれぐれもm(_ _)m