美浦トレセン在厩のクレッシェンドラヴは、まずはレース後の様子見が行われています。
◇林調教師のコメント 「念のため右前の骨瘤に気を付けなければいけませんが、今すぐ処置が必要な状態ではないですし、昨年の七夕賞の後と比べれば筋肉の疲労度も低く、ダメージは少ないように感じます。前走に見どころがあったように、今はあのような競馬が合っているのでしょう。今後についてはもう少し手元で様子を窺ったうえで、週末か週明けには一旦テンコートレーニングセンターへ。特に問題がないようであれば、緩めずに乗り出してもらおうかと思っています」
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AJCCでまずまず好内容の走りを見せてくれたクレッシェンドラヴですが、レースぶり全体がスムーズで大きな負担がなかった所為か、昨年の七夕賞後よりダメージは少なそうとのこと。疲労度が低ければ再始動も無理なくできるでしょうし、明らかに昨年より良い流れになっていると思いますので、次走にはさらに自信が持てる状態で向かいたいところです。
このあとは、いつもの通り一旦テンコートレセンへ移動のうえ、「あまり緩めず乗りだしてもらおうか…」とのことですから、おそらく一ヶ月ほどの調整期間で美浦に戻り、3/26中山の日経賞に向かう流れではないかと…。
クレッシェンドラヴにとって、これからの一戦一戦は全て重要な勝負レースになりますから、トレセンにいても外厩にいても日々を無事に過ごして欲しいですし、それさえできれば、次走でのさらなる上昇も期待できる気がします(^^ゞ
栗東トレセン在厩のアンジアンは、今週も坂路で55秒台を計時しています。
- 22.01.27 松 田 栗東坂良 1回 55.2-39.8-25.6-12.9 強めに追う
- 22.01.23 助 手 栗東B良 半哩 53.1-39.0-12.2(4) 馬ナリ余力
ピンクライオネス(新馬)馬ナリの外同入
- 22.01.21 助 手 栗東坂良 1回 60.9-44.1-28.8-14.4 馬ナリ余力
- 22.01.19 岡田祥 栗東坂良 1回 55.6-40.8-26.4-13.0 一杯に追う
ピンクライオネス(新馬)一杯を0.5秒追走0.4秒遅れ
◇藤原調教師のコメント 「中間に自分でも軽く跨ってみました。まだ身体の芯から力が付ききっていない感じで、成長が必要な状況かと思いますので、もう少し時間が欲しいというのが正直なところです。ただ、番組は待ってくれませんからね。現状としてはレースを経験させる意味合いが強くなってしまうのかもしれませんが、2月6日中京6R 3歳新馬(芝1600m)に向けて、このまま調整を進めてみようかと考えます」
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昨年12月26日にトレセンに戻って以来、馬体維持などにも気を使いつつ、デビューに向けた追い切りをこなしてきたアンジアンですが、ようやく2月6日中京6Rのマイル戦が目標と明らかになりました。
ただ、自ら跨って感触をチェックした藤原先生によれば、「まだ身体の芯から力が付ききっておらず成長が必要、もう少し時間が欲しい。レースを経験させる意味合いが強くなってしまうかも」とのことですし、実際、坂路の時計もそれほど詰まっていませんので、正直なところ新馬勝ちを意識できる状況ではなさそうです。
本来、こういった状況で見切り発車をしないのが藤原厩舎なのですが、レースまでにはもう一本追い切りができますし、その手応えも含めて最終的に判断することになるのでしょう。まあ、例えば『あと一ヶ月待てば劇的に馬が成長する』といった話ではないでしょうし、それであれば新馬戦があるうちに一度レースを経験させた方が良い、という考え方もありますからね。
いずれにしてもあと一週間、このまま無事に調整を続けてもらい、(華々しさはないとしても(^^;))先々に希望が持てるデビュー戦になるよう頑張って欲しいと思います!
カナロアガールは、1月29日東京12R 1勝クラス(芝1800m)に大野拓弥騎手で出走します。
- 22.01.26 助 手 美浦坂稍 2回 52.6-38.4-25.3-12.7 馬ナリ余力
- 22.01.20 助 手 美浦坂良 2回 51.0-37.6-24.8-12.4 強めに追う
- 22.01.15 助 手 美浦坂良 2回 53.2-38.8-25.6-12.8 馬ナリ余力
◇田村調教師のコメント 「レース節や出走頭数で言えば、先週の中山の芝レースに使うこともできましたが、そこはちょっと距離が長いかなと。よって当初の予定通り、今週の東京に向かうことにしました。今回の帰厩後も順調に調整できましたし、体つき自体はこのクラスで2、3着に来ていた頃より良いくらいですからね。前走の内容は悪くありませんでしたので、最後の一戦、頑張ってほしいところです」
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カナロアガールの出走が確定しました。
レースは29日東京の最終レースで、カナロアガールにとってはこれが現役生活最後の一戦になります。
ザッと見たところでは、1勝クラス一般戦にしては好メンバーが揃ったように思いますが、引退レースが好メンバーで出来るのはありがたいぐらいですし、カナロアガールが今出来る最高のパフォーマンスを見せて欲しいと思います。
その上で、この一戦が終われば牧場に戻り、お母さんになることが決まっていますので、悔いのないクリーンなレースになって、無事に帰ってきてもらえれば言うことはありませんm(_ _)m
**2022/1/29東京12R 4歳以上1勝クラス(芝1800m)出走馬**