- 22.01.19 岡田祥 栗東坂良 1回 55.6-40.8-26.4-13.0 一杯に追う
ピンクライオネス(新馬)一杯を0.5秒追走0.4秒遅れ
- 22.01.16 助 手 栗東坂良 2回 60.3-43.9-28.2-13.9 馬ナリ余力
- 22.01.13 助 手 栗CW良 5F 69.3-53.6-38.8-13.2(4) 馬ナリ余力
アナレンマ(古馬1勝)一杯の内2.2秒先行1.5秒遅れ
◇藤原調教師のコメント 「良化度こそ緩やかですが、本数を重ねている中で少しずつ良化してきており、今のところ疲労感は見て取れません。まだ幼さのほうが目立つ状況ではあるものの、走る姿や体つきには十分に良化の余地がありそうですからね。伸びしろの大きさという意味で素質を感じます。週内にも自分で跨って感触を窺ってみる予定です」
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19日に坂路で初めて一杯に追われ、55.6-40.8-26.4-13.0秒を計時。実質一本目の本格的な追い切りですし、藤原先生が仰るとおり、「本数を重ねる中で少しずつ良化してきている」のは確かなようです。
そして、継続的に乗られている中でも「疲労感がない」のは何よりです。今ぐらいの乗り込み量で簡単にヘコタレてしまうようでは、トレセンに長くとどまることはできませんし、どんなに素質があって伸びしろが大きくても、思ったとおりに鍛えられないのでは強くなりようがないですからね。
そんなこんなで、ついに藤原先生が自らアンジアンに跨って、現状をチェックしてみるということにっ!
ここで無事に合格をもらい、さらに進めていけるようなら来週、再来週と時計を詰め、良い動きができるようになってくれそうですし、そうでないなら、あえてグッとこらえて立て直すとの判断があるかもしれません。いずれにしても、今週末から来週、再来週あたりがデビューに向けた最後のヤマ場になりそうです( ・`ー・')キリッ
カナロアガールは、20日に坂路で追い切られています。
- 22.01.20 助 手 美浦坂良 2回 51.0-37.6-24.8-12.4 強めに追う
- 22.01.15 助 手 美浦坂良 2回 53.2-38.8-25.6-12.8 馬ナリ余力
◇田村調教師のコメント 「先週の土曜日そして20日朝と追い切りは坂路コースで。問題なく調教のピッチを上げることができています。この調子でいつものようにしっかりと出走態勢を整えていき、来週1月29日東京12R 1勝クラス(芝1800m)へ。鞍上は大野拓弥騎手に声をかけてあります」
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カナロアガールの一週前追い切りは、坂路の2本目に51.0-37.6-24.8-12.4秒(強め)をマークする、まずまずの好内容だったようです。田村先生も、「この調子でいつものようにしっかりと…」と仰っていますので、ラストランは単なる記念出走ではないと思って良さそうです。(結果、記念出走になってしまったら、それはそれで仕方がない(^^ゞ)
ちなみに来週の追い切りは、文字通りの『最終追い切り』になります。カナロアガールはウッドでも良く動く馬でしたから、記念にウッドでも追い切っておきますかねぇ… って、こちらが記念出走気分になってはイケないんでした(^^;)m(_ _)m
◇小泉厩舎長のコメント 「先週末もショックウェーブ放射を行い、右トモの疲れが抜けてくるのを待ってからペースアップへ。その手始めとして、19日朝半マイル59.1で登坂しました。厩舎陣営によれば、『次走は馬の状態やメンバーを見ながら、2/27中山記念か3/13金鯱賞あたりを視野に』とのこと。入念に速めの本数を重ねていきたいと思います」
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まずは、ショックウェーブなどのケアにより、右トモの疲れが抜け、坂路調教が始まって良かったです。次走は大阪杯に向けたステップレースになりますが、チャレンジャーとしてはそれなり以上の走りを見せないとイケマセンし、できればさらなる成長、パワーアップをしてから臨みたいところですからね。
ということなのですが、その次走については『馬の状態やメンバーを見ながら、2/27中山記念か3/13金鯱賞あたりを視野に』となっていて、どうやらどちらに行くかの結論は少し先になりそうです。
いや、実は先週時点の某馬〇郎さん情報では「次走金鯱賞」でしたので、私も(それを師匠様から聞いて)すっかりその気になったわけですが、19日朝のSponichi Annexさんには「中山記念(2月27日)で始動」と出ており、さらに、同日夕方の極ウマさんでは「3月13日中京の金鯱賞が本線。状態とメンバー次第で2月27日の中山記念も視野に」となっていて…
まあ、一応、金鯱賞が本線ながら、パンサラッサの状態や相手関係次第で中山記念の可能性もある、ということなのでしょうが、いろいろなメディアの情報が錯綜するのも注目される立場になったからかもしれず、その中で、段々とクラブからの『次走は馬の状態やメンバーを見ながら、2/27中山記念か3/13金鯱賞あたりを視野に』との表現に収束していった感じが面白いです(^^ゞ
とにかく、中山記念にしろ金鯱賞にしろ、パンサラッサが好調であれば、きっと見応えのあるレースになるでしょう。レース選択については矢作先生にお任せするとして、まずは今後のペースアップが順調であることを祈ります!
【2021/12/26中山11R 有馬記念(G1/芝2500m)でのパンサラッサ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「先週の金曜日から坂路入りしており、今週末から15-15へ。硬さもなく元気に駆けてくれています。馬のパワーが強すぎるあまり、一番良かった頃に比べると惰性で行きすぎるようなところがあり、なかなか脚が溜まらず、うまくバネを活かしきれないような状況ですからね。限られた時間の中ではありますが、少しでも改善へつなげようと日々調教を続けています」
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「なかなか脚が溜まらず、うまくバネを活かしきれない」という表現は、昨年秋以降のバスラットレオンのレースぶりをよく表していると思います。そしてそれは、「馬のパワーが強すぎるあまり、惰性で行きすぎる」からではないかと…。
うーむ。。なるほどねぇ…と思ってしまいました(。・_・。)
具体的に何がなるほどかは難しいのですが、確かにバスラットレオンが勝ったレースをそういう観点で見直してみると、4角に入るまで力が入らずリラックスして走っているのが伝わってきます。『気分良く走っている』と表現されることもありますが、1800mを逃げ切ったデビュー戦や5馬身差圧勝のNZTでは、舌を出して遊びながら走っているぐらいですからね。
一時話題になっていた『逃げか番手か』みたいなカタチの話ではなく、どれだけリラックスして走れるかが重要であって、たまたま逃げた時にそれが実現しやすかっただけだとすると、単にレースで逃げるかどうかを考えてもダメで… もしかしたら、坂路で破格の時計が出るようになったことも関係しているのかとか… なんだかこんがらがってしまいそうですが、横典さんに相談したら、長めの距離で後方ポツンとかを提案されそうな気もします(^^;)
いずれにしても、私がどう思うかに関係なく、チャンピオンヒルズや矢作厩舎の皆さんが、バスラットレオンを立て直すため、いろいろ考えながら手を尽くしてくれているのは間違いありません。次走阪急杯(2/27阪神)まであと一ヶ月と少しですが、「限られた時間の中での改善」が成果となってくれることを期待します!
【2022/1/5中京11R 京都金杯(G3/芝1600m)でのバスラットレオン:公式HPより】