AJCCで7着となったクレッシェンドラヴの関係者コメントです。
◇津村騎手のコメント 「内でうまく立ち回ることができましたし、4コーナーでは一瞬イケるかと。やはり重賞を勝っているだけのことはある、そう思わせる背中やレースぶりでした。距離はもっと延ばしてみても良いのかも。まだやれるのではないでしょうか」
◇林調教師のコメント 「調教ではもうひとつでしたが、競馬に行ってまだスイッチが入ることが分かりました。瞬発力やトップスピードといった点では分が悪くなってきたものの、道中も力むことなく走れていましたし、ジョッキーがうまく乗ってくれましたよね。4コーナーを持ったままで回ってくるなど、有馬記念以来、久々に見せ場を作ってくれたと思います。この感じであれば、改めて距離を延ばしてみるのもありかと。ただ、瞬発力を補うには、今日のように少しでもロスのない競馬に徹する必要がありそうです」
◆クラブのコメント 「加齢によりトップスピードなどには陰りが見られるのかもしれませんが、以前よりも折り合いはつくようになってきたようですし、今日は稽古時よりも活力を感じさせる動き。スタート、ポジショニング、勝負所での手応えも良く、次につながる内容を示して最後まで駆け抜けてくれました。なお、このあとは、「いつものようにリフレッシュ放牧を考えていますが、年齢面などを考慮の上、あまり緩めることなく調整してもらい」(師)、次走を検討していく予定になっています」
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林先生は「瞬発力やトップスピードといった点では分が悪くなってきた」と仰っていますが、もともとクレッシェンドラヴは瞬発力やトップスピードで勝負をするタイプではないですからね。初重賞制覇となった福島記念は上り3F35.5秒(推定3位)、重賞2勝目の七夕賞は36.6秒(上り最速!)でしたから、そういうレースになればまだまだやれる、ということだと思います。
もちろん、林先生はそんなことは百もご承知なわけですが、何と言いますか、あまり「瞬発力を補うために少しでもロスのない競馬に徹する」みたいな難しいことを考えるのもどうなのかなぁと…。いや、素人が偉そうなことは言ってはいけないのですが、もっと単純に、上りが掛かりやすいレースを早めに選び、そこに向けて調整し、気分良く走らせれば良いんじゃないかと(^^ゞ
ちなみに右回りが大前提だとすると、例えば日経賞(3/26中山)などは、2017年以降、全ての勝ち馬が上り3F35秒台というレースで、折り合いがつきやすくなった?今のクレッシェンドラヴであれば、今日以上にやれてもおかしくない気がしています。
まあ、そうは言っても、日々、クレッシェンドラヴのことを近くで見ていると、私などにはわからない難しさを感じることもあるのでしょう。そのあたりは林先生はじめ、厩舎の皆さんにお任せするしかありませんので、(あまり年齢年齢と言わずに(^^;))引き続き面倒を見て頂ければありがたいですm(_ _)m
ただ、そんな中で、今日のレースにぶっつけ本番で乗ってくれた津村騎手の「やはり重賞を勝っているだけのことはある背中やレースぶり、まだやれるのではないか」とのコメント、これはとても良い感じ。。よんどころない事情によるピンチヒッターだっただけに、まさにフラットな感覚でのコメントだと思いますし、年齢に関係なく高く評価をしてくれたことがとても嬉しいです(^^)
中京12R(2勝C/ダ1200m)で15着となったカイザーノヴァの関係者コメントです。
◇矢作調教師のコメント 「雨の影響ではないと思いますが、ダートが合わなかったのかキックバックを嫌がるような走りになり、上へ上へとスピードが逃げてしまう形。こうなると1200m戦では忙しすぎて競馬ができませんでした。上がってきて息がすぐに入っていたように、本気で走れなかったのだと思います」
◆クラブのコメント 「シャドーロールを着用しての出走。少しでも推進力が前に行ってくれるよう、今回はダートに新味を求めましたが、芝同様に頭の高さが目立つ走りでスピードに乗ることができませんでした。なお、このあとは、「引き続き騎手や厩舎スタッフ達とも色々と意見交換を行いながら」(師)、活路を見出せるような方策を検討していく予定になっています」
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今日は初ダートという言い訳があるものの、全く見どころのないレースになってしまいましたからね。
もちろん、復活を諦めるとかそういう話はないですし、いろいろと手を変え品を変えつつ努力してくれている陣営の期待に応えるためにも、なるべく早くキッカケを掴みたいのですが…。
今のところはその糸口すら見えていないですが、矢作先生も「引き続き騎手や厩舎スタッフ達とも色々と意見交換を行いながら」と仰っていますので、以前のような闘争心溢れる走りが見られることを楽しみに、引き続き見守っていきたいと思いますm(_ _)m
中京12R(2勝C/ダ1200m)に出走したカイザーノヴァは15着でした。
【レース内容】互角のスタート。出たナリで後方の位置からの競馬。3~4角でも後方待機で脚を溜め、直線末脚勝負に賭ける作戦となりましたが…。満を持して追い出された直線でも(手応えの割りに)全く伸びがなく、前を行くダート馬たちを交わすことができずに、後方のまま15着での入線となりました。
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うーん。。これは困ったなぁ(^^;)
クレッシェンドラヴのAJCCを見て感動し、フワフワした気持ちで応援したのが良くなかったのでしょうか、全く見どころのないレースでブービー賞に終わってしまいました。
考えてみれば、近走の着順が非常に悪いにもかかわらず、単勝6.5倍の4番人気に推されたのは、やはり、このメンバーの中ではカイザーノヴァの戦績、実績が群を抜いていたからでしょう。。同じ負けるにしても、次につながる何かがあればよかったのですが、(初ダートとは言え)なす術もなく後方のまま15着では、全く世間様に顔向けができません(^^;)
正直、今日の内容だと、ダート適性を云々する以前の問題のようにも…。坂井騎手、矢作先生がどう判断されるかわかりませんが、これなら一度リセットをして立て直した方が早道、という考え方もあるかもしれません(´へ`)
**2022/1/23中京12R (2勝C/ダ1200m)・良**
中山11R AJCC(G2/芝2200m)に出走したクレッシェンドラヴは7着でした。
【レース内容】まずまずの好スタート。無理なく前目の位置につけ、4~5番手のインで1~2コーナーを回って向こう正面へ。道中の折り合い、リズムは昨年の七夕賞時と全く違う好調時のものでしたし、鞍上津村騎手との呼吸も合っているように見えました。勝負どころの3~4角でも手応えは抜群、先行勢の後ろで直線に入った時には『これはもしかしたら!?』と、一瞬、まさかの復活Vが頭をよぎったほど。。最後は坂で伸び切れず7着入線となりましたが、見せ場充分の内容は素晴らしかったと思います!
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おお! おお!! おおおおっ!!(意味不明でスミマセン(^^;))
レース前、年齢的な衰えだとか追い切りの動きが悪いとか、聞きようによっては散々なことを言われていましたが、少なくとも今日のレース内容には衰え的なものを全く感じませんでした。どころか、プラス6、過去最高の504kgでの出走だったことを考えると、もう一本ビシッと追えていたら、掲示板以上も普通にあったのでは?と思えるほどで、昨年の姿(スタートしても進んでいかない、手応えが悪く直線でレースをやめてしまう)とは全然違うクレッシェンドラヴを見ることができて感動しました。
このレースをあえて冷静に振り返ると、先行した分、終いが甘くはなりましたが、後方待機のキングオブコージとマイネルファンロンが1、2着となる流れの中、最後まで良く頑張って7着を確保してくれたと思いますし、同じように先行した1番人気の4歳馬オーソクレースも6着に負けていますからね。最後に伸び切れなかったのが年齢の所為だ… とはとても言う気になりません。
しかし、本来のクレッシェンドラヴは内ラチ沿いの競馬が得意ではないハズですし、直線で内を捌いて伸びるタイプではないですからね。加えて、もしも今回が一本追い足りない状態での出走だったとしたら、やり様によっては、重賞のあと一つや二つイケるんじゃないかと…。陣営が今日のレースをどう評価するのか、まずは関係者コメントを待つのみですが、何とか次のチャンスがもらえるようだと嬉しいです!
いやホント、様々な逆風がある中で、今日は本当によく頑張ってくれましたし、津村騎手の先入観のない騎乗もリフレッシュしたクレッシェンドラヴには良かったのかもしれません。一生懸命に仕上げてくれた厩舎の皆さんも手応えを感じてくれたかもしれず、とにかく良いレースを見せて頂きありがとうございましたm(_ _)m
**2022/1/23中山11R アメリカジョッキークラブカップ(G2/芝2200m)・良**
シュウジデイファーム在厩のGemGem’20は、おもに場内でハッキング2000~3000mを消化しています。12月下旬の馬体重は427kgです。
◇石川代表のコメント 「馬は落ち着いており、ハミ受けや口向きなどの基礎を学んでくれているところ。この中間、馬房内で打撲する形にでもなったのでしょうか、左臀部に皮下血腫がありますので、様子を見つつ必要であれば切開するかもしれません。いずれにせよ軽く乗る分には支障がなく、着地検疫が明けるのを待った上で、BTC(軽種馬育成調教センター)の施設を併用して調教を行っていく予定です」
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まずですね、左臀部の皮下血腫についてはあまり心配いらないのでしょうが、気になるようであれば、本格的にトレーニングが始まる前に切開しても良いと思います。。いや、もちろん私はどうするのが一番イイかを知らないのですが、トレーニングが始まってから『やっぱり切開します…』よりは、綺麗にしておいた方が良いのかな?と考えたもので(^^ゞ
次に、馬体重427kgについてですが、これは前回測定(11月下旬)の444kgから少し減ってしまいました。シュウジデイファームで着地検疫に入ったあと、前回近況では「飼葉を良く食べて、体つきにフックラと張りが出てきた」と伝えられていましたし、BTC入り前の段階で逆に減ってしまったのは少し意外です。ただ、これはその時の体調による部分もありますので、3ヶ月の着地検疫が明け、BTC入りが始まったあとの次回近況で、改めて体重変化に注目したいと思います。
アメリカの馬というと、どうしても筋骨隆々のゴツいタイプを想像してしまいますが、本馬は矢作先生が『日本向きのシュッとしたタイプ』を選んで買ってきただけあって、典型的なアメリカ産馬ではないようです。これから先、American Pharoah×Tapitという、ザ・アメリカな血統とスラッとした馬体を持つ牝馬がどう成長していくのか、これはもう出資馬かどうかにかかわらず興味津々です。
ファンタストクラブ内木村牧場在厩のクエストフォーワンダー’20は、昨年末に屋根付き坂路でハロン16秒ペースを消化。年始より4日間の小休止を挟み、現在は角馬場でダク2000m、屋内ダートコースでハロン20~25秒ペースのキャンター1600mを乗られています。1月上旬の馬体重は480kgです。
◇川嶋担当のコメント 「例年にない大雪の影響により坂路コースがクローズとなったため、先週と今週は周回コースでインターバル調教を消化。来週からまた坂路で進めていく予定になっています。何より冬場でも毛づやの良さが目立っており、これは内臓の強さの表れとも言えますからね。食べたものをしっかりと吸収し、実になっている印象を受けています。少しずつですが後駆を使えるようにもなってきました」
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募集開始時にレトロクラシック’20と並んで大人気だった本馬ですが、トレーニング開始後も、レトロ20同様とても順調に成長してくれています。昨年中にハロン16秒ペースを試したのは、それなりにやれるハズという手応えがあってのことでしょうし、毛ヅヤの良さ、飼葉を成長の糧とする能力など、余計な心配がないという意味では、こちらもかなりの優等生だと思います。
そして今回は、走りの質についても「少しずつ後駆を使えるようになってきた」と嬉しい報告がありました。が、まあ、そのあたりについてはまだまだこれからという時季ですからね。心身ともに健康、すでに馬格も充分という強みを生かし、冬場にしっかり乗り込むことで、さらに良い走りを身につけて欲しいところです。
まだ早期デビュー云々を考えるのは時期尚早ですが、レトロクラシック’20にも本馬にも、今のところそのチャンスは充分にありそうです。例によって脚の速さは未知数ながら、このまま順調に乗り込みが進み、暖かくなる3~4月までに力をつけることができていれば、改めて2歳戦からの活躍を妄想したいと思います!
【ファンタストクラブ内木村牧場在厩のクエストフォーワンダー’20:公式HP(2022/1/7更新分)より】
シュウジデイファーム在厩のレトロクラシック’20は、おもにBTCのダートトラックや屋内坂路、直線ウッド馬場でハロン18秒ペースを上限として乗られています。12月下旬の馬体重は481kgです。
◇石川代表のコメント 「普段はおとなしく、走り出せば自分から真面目に進んでくれますからね。馬自身のなかで気持ちのメリハリがついているのはとても良いことだと思います。まだ時計云々の段階ではないものの、現在のメニューをソツなくこなしているその感じから、今後も順調にステップアップしてくれそうなイメージを抱いています」
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普段は大人しく手が掛からず、調教では前向き&真面目に走ってくれるという、まさに優等生を絵にかいたようなタイプのようですし、リップサービスが少ない石川代表に、「今後も順調にステップアップしてくれそうなイメージを抱いている」と言わせるのですから、ここまでは何の問題もない…どころか、私の想定以上に良いかたちで成長してくれています。
募集後最初の測定(昨年6/30時点)では419kgだった馬体重が、気づけば481kgまで増えているように、馬自身がなかなかの成長力を発揮しているのも心強く、怪我などのアクシデントさえなければ、今後もストレスなくトレーニングを積んでいけるでしょう。
あとはどのぐらいのスピード能力を持っているかがポイントですが、これはもうやってみなければ分からないわけで…。ただ、ドレフォン×レトロクラシックが鈍足というのは考え難いですし、イザとなればダートという選択肢もありますから…と、せっかく順調なのにあまり先走って心配するのはやめにしたいと思います(^^ゞ
【シュウジデイファーム在厩のレトロクラシック’20:公式HP(2021/12/10更新分)より】
吉澤ステーブル在厩のアスカビレン’20は、おもにBTCの坂路を中心にハロン18秒ペースのキャンターを消化。機を見てハロン15~16秒ペースも取り入れて乗り込まれています。1月中旬の馬体重は434kgです。
◇鷲尾マネージャーのコメント 「昨年末にかけてハロン16秒ペースを1本、年が明けてからも16秒、15秒と順調に速めの本数を消化。馬体はまだまだ成長していくと思いますので、攻める際は15秒前後、ときにはハッキングやウォーキングマシン運動といった具合に、先月よりも強弱の波を大きくつける形で調教内容を強化しています。今は3頭併せの真ん中でも我慢が利いていますが、これから余裕が出てくるとムキになる傾向が見られるかもしれません。前向きな気性や調教強化によるスッキリとした腹回りなどはエピファネイア産駒のそれ。今後もう少し背丈が伸びて手足が長くなれば、より父らしさが感じられるのではないでしょうか」
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注目の馬体重は、15秒前後まで調教ペースが上がってきたこともあるのでしょうか、12月上旬の442kgに対して1月中旬は434kgへと、少し減ってしまいました。たまたま『【アスカビレン’20】これならバンバン鍛えていけそう(^^)』の中では、「もう450kgを超え、460kgに近づいている気もしますが、それほど背丈があるタイプの馬ではないので、体重自体はそれほどでもないのかも…」と書いていたのですが、どうやら『それほどでもない』方の想定が当たってしまいました(^^;)
とは言え、本格的な成長期はこれからでしょうし、鷲尾さんコメントによれば、だからこそ成長を邪魔しないように、「強弱の波を大きくつける形で調教内容を強化」しているとのこと。。そんな中でもすでに15秒ペースをこなしていることを考えれば、ここまではとても順調に推移していると思って良いでしょう。
もともとエピファネイア産駒として期待が大きく、実際、現時点でもかなりの素質を感じさせる本馬ですが、前向き過ぎる部分については少しだけ心配もあり、やはり、うまく成長促進とのバランスを保っていくのがポイントになりそうです。もちろん、吉澤ステーブルさんは百も承知の話ですから、きっとうまくやって頂けると思っています(^^ゞ