【産経賞オールカマー】ローシャムパークが圧巻の差し切りV!G3に続きG2も突破し大舞台へ:サンスポZBAT!
第69回産経賞オールカマー(3歳以上オープン、G2、芝・外2200m)は、クリストフ・ルメール騎手の4番人気ローシャムパーク(牡4歳、美浦・田中博康厩舎)が道中は5、6番手あたりを追走し、3~4コーナーで勢いをつけて直線に入ると、抜群の伸び脚を見せて圧巻の差し切りV。天皇賞・秋(10月29日、東京、G1、芝2000m)の優先出走権を手にした。前走のG3函館記念に続きG2も突破し、秋の大舞台へ弾みのつく勝利となった。18日のセントライト記念(レーベンスティール)を制した田中博康調教師は2週連続重賞制覇。タイムは2分12秒0(良)。
タイトルホルダー(1番人気)がマイペースの逃げから1馬身1/4差の2着に粘り、さらにクビ差の3着にはゼッフィーロ(7番人気)が入った。
産経賞オールカマーを勝ったローシャムパークは、父ハービンジャー、母レネットグルーヴ、母の父キングカメハメハという血統。通算成績は10戦6勝。重賞は今年の函館記念(G3)に次いで2勝目。田中博康調教師は産経賞オールカマー初勝利、C・ルメール騎手は2018年レイデオロに次いで2勝目。
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5ヶ月ぶりの出走となったタイトルホルダーが1番人気。マイペースの逃げから抜群の手応えで直線に入った時は、これは勝負あり?と思ったものの、好位追走から見事な差し脚でローシャムパークが一気に抜け出して見せました。これでローシャムパークは函館記念、オールカマーを連勝、天皇賞・秋の主役候補に名乗りを上げることになりました。
一方、5ヶ月ぶりのタイトルホルダーは秋初戦、久々の一戦だったことを考えれば合格点の内容だったのではと。。ちょっと簡単にやられ過ぎた印象はあるものの、今日はローシャムパークが強かったですし、粘って2着を確保したのはさすがの地力と言えそうです。あとは、ここを使ってどこまで状態が上がってくるのか…。
何しろ秋の古馬G1路線にはレーティング世界1位のイクイノックスがいますので、タイトルホルダーのような実績馬、ローシャムパークのような上り馬がドンドン調子を上げてこないと面白くないですからね(^^ゞ
**2023/9/24中山11R オールカマー(G2/芝2200m)・良**
競馬ラボ:https://www.keibalab.jp/db/race/202309240611/
阪神3R 2歳未勝利(ダ1400m)に出走したアスロスは、互角のスタートから前半は中団の内を追走。直線で内めから2頭の間を抜けて差を詰めましたが、結果3着での入線となっています。
◇坂井騎手のコメント 「パンパンの芝が向きそうな溢れんばかりのスピードタイプではなさそうですし、だからといってバリバリのダート馬という感じでもないのですが、今日のダートの走りは問題なかったですよ。2着はあるかと思ったのですが…。現時点での感触で言えば、ダートのこれ位の距離か時計のかかる芝に適性があるのではないでしょうか」
◇矢作調教師のコメント 「道中の進みが悪かったのはキックバックではなく、おそらくはハミ受けや口向きが影響しているのでは。ジョッキーも少し乗りづらそうにしていましたからね。ダートを選択したのは間違いではなかったと思いますし、今日の内容であればダート1400~1600mあたりで順番が回ってくるのではないでしょうか。ハミ受けに関しては、また色々と手立てを講じていきます」
◆クラブのコメント 「内で砂を被っても嫌がる素振りは見せませんでしたが、レースに集中するほどの気持ちが見て取れず、もうひとつ流れに乗って行けない形。最後は伸びているものの2着を確保できなかったところを見ますと、まだ競馬を学んでいる段階なのかもしれません。なお、このあとは、「いったん放牧を挟んであげることも選択肢の一つとして考えていく」(調教師)予定となっています」
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芝からダートに舞台を変えて臨んだ一戦でしたので、何としてもここで初勝利を!との気持ちで応援したものの、勝ち馬を捉えられず、ゴール寸前で2着馬に交わされての3着におわりました。
レースを見た感想としては、ダートも普通にこなすけれど『鬼』というほどではなさそう…といったもので、芝でもダートでも、とりあえずひとつ勝つのに大きな苦労はしなくて済むんじゃないかと思いました。が、実際には口向きやハミ受けといった基本的なところが今一で、まだ能力を出し切れていない面があるのではと…。
坂井騎手も矢作先生も同じような感想を述べておられますので、おそらくそういう事なのでしょう。口向き、ハミ受けはこれからずっとついて回るポイントですから、目先のことにとらわれず、今のうちにしっかり対策をして頂ければと思います。
ということで、今日は残念ながら初勝利とはいきませんでしたが、いったん放牧を挟んで勉強期間を置き、今年中の勝ち上がりをめざすぐらいで良いのではと。。アスロスの戦いはまだ始まったばかり、全然焦る必要はないでしょう!
**2023/9/24阪神3R2歳未勝利(ダ1400m)・良**
競馬ラボ:https://www.keibalab.jp/db/race/202309240903/
今週は月曜日がお休みだったので、うまいものネタを投稿できていませんでした。
別にこのまま来週までスルーしても良いのですが、何となく気になったので、例によって『絶対に断れないお誘いゴルフ』で食べたランチと、その後の『絶対に断れない反省会』で食べた夕食を紹介します。
まずは、セントラルゴルフクラブのランチ、ざる蕎麦とミニうな丼のセットです。
写真だとそうでもないように見えますが、お蕎麦は結構しっかりボリュームがありました。
のど越しが良く、コシがあって(蕎麦は風味が…とか仰るプロでなければ)何の不満もないお蕎麦でした。
こちらがミニうな丼の鰻さん。専門店の本格蒲焼きのようにはいきませんが、そういうのが食べたければ専門店へどうぞ…という話でありまして、プレー代にコミコミセットで提供される鰻としては充分に美味しかったです(^^)
セントラルゴルフクラブ
茨城県行方市麻生2196
0299-72-1155
続いては夜の反省会、ココス佐原店さんで食べたサーロインステーキのセットです。
ある意味ファミレスステーキとして完成されていて、例えば焼き加減はどうしますか?なんて1ミリも聞かれませんし、それがご不満ならどうぞ別のお店へ…みたいな割り切りがむしろ気持ち良かったです。
そして、トロけるような霜降り和牛ではない、お手頃な肉をガーリックソースにどっぷりつけて喰らう感じも悪くない。。多少固くても大量の肉をワシワシ食べる瞬間が楽しい…と感じていた若い頃を思い出しました(^^ゞ
勢いに乗っていたのか、最後は何故かフルーツまで頼んでしまいました。
以上、蕎麦とうなぎ、そしてサーロインステーキを食べたと書くと、なんだかすごく豪勢な印象になるものの、セントラルゴルフさんのランチはコミコミ料金ですし、ココスさんは元々リーズナブルな路線ですからね。こう言ってはアレですが、そんなに大した金額を払っていないのに、何となく贅沢した気分になれる裏技を使っちゃったのかもしれません。
あ、裏技なんて言ったら失礼かもですよね(^^;)
とにかくですね、日本では基本的なサービスがついてこういうお値段の食事が不満のない程度に美味しいからデフレなんだ…という説はあるものの、やっぱり安くてお手軽な食事はありがたいものです。それに、油断をして本当に豪勢なものばかり食べていると、全ての基本である健康第一が崩れちゃったりしますしね(^^ゞ
ココス 佐原店
千葉県香取市佐原ホ1238-2
050-3333-3440
**2023/9/24阪神3R 2歳未勝利(ダ1400m)10:55発走**
◎ アスロス
○ オコタンペ
▲ ヤマニンアラクリア
△ カセノラオー
△ ガラシュ
△ ユウスペシャル
△ ペルフェツィオーネ
アスロスは8枠12番になりました。
阪神ダート1400mは外枠有利の傾向ですし、今回が初ダートのアスロスにとって、少しでも砂を被らない外枠に入ったのは願ったり叶ったり。スタート後の芝部分への対応も全く問題ないはずですし、枠に関してはベストじゃないかと思います。
その上で、予想という観点では割りと微妙な一戦になったなぁと…。メンバーを見ると前走掲示板以上の馬が4頭いるものの、それ以外にはこれという馬があまり見当たらない…。戦績、レース内容を見てしまうと、アスロスとオコタンペを中心に考えるしかなくなるものの、そのどちらもが、今回初のダート戦ですからね。
そうなると、じゃあ有力馬のダート適性は?となるワケですが、それに関してはやってみなければ分かりません。ただ、それだとアスロス応援隊として充分な活動をしたとは言えない気もしますので、ここは一発、血統面から『アスロスはダート馬として大モノの可能性を秘めている』説を主張しておきたいと思います!(^^ゞ
■アスロス血統表
いきなり血統表を出してしまいましたが、今回は赤丸で囲った2頭、スペシャルウィークとレディブロンドに注目しようと考えました。そうなんです、この2頭は、かつてダート界で大活躍をしたゴルトブリッツの父と母なんです!
当初、ゴルトブリッツは芝を使われていたものの、結局、勝利を飾ることができず(7戦0勝・取消含む)。。それが、ダートに路線変更後は13戦10勝(地方含む)、帝王賞やアンタレスS(連覇)を勝つなど驚くほどの変身ぶり。ちなみに帝王賞では(全盛期を過ぎていたとはいえ)あのエスポワールシチーに0.7秒差で勝ったという…。
ということで、アスロスはただでさえダート替わりで注目されるキンカメ系のミスプロ強調配合ですし、その中にゴルトブリッツを出したスペシャルウィーク×レディブロンドが埋め込まれているわけですから、もしかしたら明日のレース後に、『実はダートでこそムチャクチャ強かった…』となる可能性だってあるんじゃないかと思いますm(_ _)m
そう言えば、今日の中山4Rで広尾TC・蛯名厩舎のランドオブラヴが見事に勝利、未勝利、1勝クラスの連勝を決めました。ランドオブラヴは2歳12月のデビュー戦から8、15、8着と結果が出ていませんでしたが、3歳夏になって馬がしっかりしましたね。このあたり、蛯名厩舎の方針、馬の個性を含めて非常に興味深いですし、今後の活躍を期待したいです(^^)
ステラリード’22は、初期馴致の開始に備えて21日に浦河のシュウジデイファームへ移動しています。
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様似木村牧場で中間育成されていたステラリード’22がシュウジデイファーム入りをしたようです。
私が出資している22年産馬は、8/4にエンパイアブルー’22が様似木村牧場から吉澤ステーブルへ、9/5にゴッドフロアー’22が木村秀則牧場からシュウジデイファームに移動をしており、あとはシンボリ牧場在厩のシンボリバーグ’22、様似木村牧場在厩のディメンシオン'22が居残り組(?)になっています。
どの時期にどこへ移動になるかは厩舎、牧場、馬によって違いが出てきていますが、遅くとも10月には育成調教施設への移動が完了するでしょうし、いよいよこれから始まるな…という気分が高まってきますね。
個人的には『あまり在厩場所がバラけていると見学ツアーが移動ばかりになって大変だなぁ…』などと余計なことを考えてしまいますが、もちろん移動については厩舎の方針、馬の状態優先でやって頂くのが一番です。
話が微妙に脱線しましたが、とにかくステラリード’22には全姉パラスアテナを超える活躍を期待していますので、様似木村牧場にいた時同様に、「過度にテンションが高くなるようなことはなく、普段からあまり手が掛からない」と言ってもらえるぐらい、落ち着いて新生活をスタートさせて欲しいと思います。
(来週会うのがすごく楽しみです(^^))
栗東トレセン在厩のメリタテスは、まずはレース後の様子見が行われています。
◇岡助手のコメント 「疲れが全くないというわけではないと思いますが、トレセンに帰ってきたら、もう元気にしていましたからね。週末にかけて乗っていっても問題がないようであれば、続戦を考えていく予定です」
◇荒木助手のコメント 「21日朝から跨っていますが、少々イレ込み気味だったため、疲労度などを掴み切れないところもありました。よってもう数日ほどは様子を見ていきたいところです。ただ、見た目には元気そうですので、基本線はこのまま続戦の方向で。今のところ、10月8日(日)京都6R 1勝クラス(ダ1400m)を予定しています」
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「少々イレ込み気味」というのは気になりますが、どうやら馬は元気一杯にしているらしく(もう数日様子を見たうえで)基本的に続戦方向で検討するとのこと。立派と言うかタフと言うか、そのうちに『鉄の女』を襲名しそうな勢いです。
まあ、豪州などでは日本で言う『中一週』などあくびが出るほど楽なローテーションですし、使える状態ならドンドン使う、レースを使いながら鍛えていく、というのも(日本では少なくなりましたが)ひとつの考え方ですからね。
もちろん、本当に馬が疲れていたら、あるいは使ってダメージが大きくなりそうならひと息入れるしかないですが、これまでのメリタテスを見ていると、確かにあと一戦ぐらいは平気な顔でこなしてくれそうです。
その上で、次走目標は10/8のダート1400m戦ということに。同じ条件だった前走ではスタート後に砂を被って進んでいかなかった(古川奈穂騎手)そうですから、そこが改善すればハナに拘らずとも勝ち負けの可能性は充分ですし、逆に、どんな競馬でもできるようになれば、きっと先々のためになりますからね。
現時点で無理をさせる必要はないですし、大事にいって欲しい気持ちもあるものの、将来的にはダート1400~1800mをバンバン走ってバンバン稼ぐ『鉄の女』をめざして頑張って欲しいと思います!
【2023/9/16阪神12R 3歳以上1勝C(ダ1400m)でのメリタテス:公式HPより】
栗東トレセン在厩のマジックブルーは、21日朝より坂路入りを開始しています。
◇岡助手のコメント 「坂路で普通キャンターの後、ゲート練習を行いました。今日の感じであれば、とりあえずゲートは大丈夫そうですね。可能であれば来週に試験を受けてみようかと考えています」
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20日に電撃入厩し21日から坂路での調整とゲート練習。。ゲートに関しては、シュウジデイファームで勉強してきたことがどの程度身についているかの確認だったと思いますが、どうやら合格点をもらえたようで安心しました。
岡助手のコメントから考えると、おそらく来週の試験で合格できるでしょうから、その後の状態次第では、10月後半にはデビュー戦を迎えることになりそうです。(矢作厩舎ですし、11月まで時間をかけないんじゃないかと…)
ついつい先走って考えてしまいますが、いくら『ゲート試験なんて大丈夫』だと思っていても、実際に受験してみたら案外…といったケースもありますし、油断して試験官にしっぺ返しを食らうとショックが大きいですから、とりあえず今は来週のゲート試験に受かること、そのことだけに集中しておきたいと思います!(^^ゞ
アスロスは、9月24日阪神3R 2歳未勝利(ダ1400m)に坂井瑠星騎手で出走します。
- 23.09.21 助 手 栗東坂良 1回 53.9-39.1-25.1-12.5 一杯に追う
シュヴェルトリリエ(新馬)末強めに0.5秒先行0.2秒遅れ
- 23.09.15 助 手 栗東坂良 1回 56.0-40.2-26.3-12.6 馬ナリ余力
◇岡助手のコメント 「一週延ばして疲れは取れました。動き自体も悪くありませんが、芝よりもダートの方が良いのではとの意見も出たものですから、芝1600mと天秤にかけて、相手関係なども見た上で調教師に判断してもらいました。少し口向きの問題でまだコントロールしにくいところはありますが、新馬戦の時は上手に走れていましたからね。今回も競馬に行ってうまく立ち回ってほしいところです」
◇甲斐助手のコメント 「21日に坂路を併せ馬で追い切りました。背腰の疲れも解消されてきて、走りのバランスが良くなってきましたね。右側から他馬に来られると驚くような面がありますので、追い切りでは後ろから右に並んでもらうようにしましたが、特に問題はナシ。このぶんであれば実戦でも大丈夫なのではないでしょうか。北海道の洋芝ならともかく、阪神の芝の時計勝負になってどこまで対応してくれますか。それであれば、ダートを視野に入れていくのも悪くないように思います」
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アスロスの出走が確定しました。
レースは想定に挙がっていた24日阪神2レース(芝1600m)でも23日阪神2レース(芝1200m)でもなく、まさかの第3の選択肢、24日阪神3レースでダート1400mに挑むことになりました。
正直、2戦目でのダート替わりは全く想像していませんでしたが、候補に挙がっていた芝の2レースはいずれもフルゲート割れになっていますし、陣営があえて芝ではなくダートを選んだということになります。
そのあたりに関しては岡助手、甲斐助手が説明をしてくれていますが、要するに『現状ではダートの方が戦いやすい(かもしれない)』との判断があったようで、確かに早いうちにダートを試してみるのは悪くない作戦かもしれません。(2レースのマイル戦だと先約があって坂井瑠星騎手が乗れない…という事情も考慮されたかな)
いや、日本の場合は(少なくとも3歳夏までは)ダート路線は決してメインではないわけですが、最近は海外競馬の影響でダート戦が見直され、場合によっては海外高額レースを視野に…などと大きな夢が見られるようになりましたからね。(3冠路線が2024年からなのは残念ですが、そもそもかなーり強くないとそんな心配はいらないので(^^ゞ)
いずれにしても、ダート適性が未知数なのは覚悟の上で陣営が『勝つために選んだレース』だと思いますので、前走を上回る内容のレースを、そして初勝利を期待して応援したいと思います!
**2023/9/24阪神3R 2歳未勝利(ダ1400m)出走馬**
【2023/9/2札幌5R 2歳新馬(芝1500m)でのアスロス:公式HPより】
バスラットレオンは、19日にチャンピオンヒルズへ移動しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「競馬や輸送の反動などはまったく感じられず、20日朝から跨っており、まずは周回コースを軽く2000m。短距離のレースを使った後ですので、気持ちやフォームを整えてあげるような感覚で調整を進めていければと思っています」
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「競馬や輸送の反動はまったく感じられない」とのことですが、要するに、三木ホースランドパークでの検疫期間中に概ね前走の疲れは取れた、ということでしょう。まあ、もともとコリアスプリントへの出走は秋初戦、その後の目標に向けての『ひと叩き』でしたから、その点からすると、ここで反動や疲れがドッと出てもらっては困るんですけどね(^^ゞ
唯一の気掛かりと言えば、ひと叩きの一戦で初めて1200mを使ったことだったわけですが、そこはさすがに陣営も意識をしているわけでして、小泉厩舎長の「短距離のレースを使った後なので、気持ちやフォームを整えてあげる感覚で…」とのコメントには、あえて短距離戦を使ったあとの流れ、進め方を想定していたことが窺えます。
ということで、次走は当然、距離延長になるわけですが、果たしてそれがどこなのか…。
おそらく来週か再来週には概ね方向性が出そうな気もしますが、どのタイミングで、どういうカタチで明らかにされるかは何とも言えないですからね。あとしばらくは、固唾をのんで見守りたいと思います。
【2023/9/10ソウル7R コリアスプリント(G3/ダ1200m)でのバスラットレオン:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のパンサラッサは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、ウッドチップ坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「15-15を続けたところで右前球節に若干の疲れが見られましたので、20日朝は無理せず普通キャンターまでとしました。痛みなどはないですし、あくまでも大事を取った形ですので、週末にまた1本やってみようかとも思っています。引き続き、慎重この上ないスタンスで進めさせてもらいます」
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『右前球節』といった微意を示す単語を見るとドキッとしてしまいますが、繋靭帯炎とは全く関係ない、いわゆる立ち上げ時に見られる通常の疲れの範囲内の出来事なのでしょう。それでも、いったんメニューを落として普通キャンターまでの調整とするところに、引き続き「慎重この上ないスタンス」であることが窺えます。
前向きな想定で行くと、週末の15-15以降に疲れが出なければ、来週からはさらにペースを上げるタイミングを考えることになるはず。そこを無事に通過すれば、ようやくいつ頃復帰できるかが見えてきますので、何とかここ1週間のヤマ場を乗り越えて欲しいと思います。(慎重なスタンスは維持したままで)
ちなみに、1年前にあと一歩まで追い詰めたイクイノックスが天皇賞・秋出走を表明しましたし、多少気持ちがざわついたりはするものの、こちらはあくまでマイペースで進むのみ。もちろん間に合えば天皇賞に出走し、競馬界の盛り上がりに貢献するのも良いですが、ここは自分中心の考え方で行かせてもらうしかないですからね(^^ゞ
イクイノックス連覇かかる天皇賞・秋から始動 その後は大目標のJCへ:極ウマ
現役最強馬イクイノックス(牡4、木村)の秋始動戦が天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、10月29日=東京)に決定したことが18日、分かった。同馬を所有する(有)シルクレーシングの米本昌史代表が明らかにした。その後は秋の大目標に据えるジャパンC(G1、芝2400メートル、11月26日=東京)へと向かう。同馬は現在、放牧先のノーザンファーム天栄で調整中。徐々に調整ピッチを上げ、美浦トレセンへの入厩に備えている。
米本代表は「宝塚記念を終えてから立ち上げまでの間隔でいうと、今までで一番スムーズにきました。乗りだしも順調にきていて、(ノーザンファーム天栄での)坂路調教も週4日こなしてくれています。スタッフからは背腰の回復の仕方などを含めて、本当にたくましくなったと聞いています。体もしっかりしてきたので、先にある大きな目標に向かって上積みが期待できるという判断で、天皇賞・秋からいきましょうということになりました。夏が暑かったのでどう過ごしてくれるかと思っていましたが、たくましくなったというところで、無事に夏を越してくれました。順調にいってほしい。それだけですね」と話した。
同馬は3歳時の昨秋、天皇賞・秋でG1初制覇を達成。大逃げで場内を沸かせたパンサラッサを上がり3ハロン32秒7の末脚で捉えて、皐月賞&ダービー2着の悔しさを晴らした。その後は有馬記念も勝ち、年度代表馬の称号を獲得。4歳になった今年の上半期シーズンはドバイシーマCと宝塚記念に優勝し、現在はG1・4連勝中だ。
IFHA(国際競馬統括機関連盟)が発表する「ロンジンワールドベストレースホースランキング」では現在、129ポンドのレーティングが与えられ、世界ランキング1位を堅持している。前走までで同馬の総収得賞金は14億8918万8100円の歴代7位にランクイン。天皇賞・秋連覇、ジャパンC制覇がかなえば褒賞金(ジャパンC1着=200万ドル)を含め、史上初の賞金20億円超えとなる。