チャンピオンヒルズ在厩のテラステラは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、ウッドチップ坂路でハロン16~18秒ペースのキャンター1本を消化。週1~2回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「坂路で半マイル56秒台まで進めており、全身のつながりが良くなり始めたぶん、いい感じで動けるようになりつつありますね。来週また速めを1本やってみて、安定して良い動きができるかどうかを確かめてみたいところです」
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チャンピオンヒルズで56秒台までくると、一応、いつ帰厩してもおかしくない状態になったということですから、来週の最終チェックを通過すればあとはタイミングの問題になってくるでしょう。
と言いつつも、京都の宝ヶ池特別(10/7 芝1600m)に出るためには来週のチェック後すぐに入厩する必要がありますし、おそらくそういう流れになっていくのではと…。いや、宝ヶ池特別の話は陣営から1ミリも出ておらず、今のところ私の勝手な思い込みでしかないのですが、そうなったら面白いなぁ…ということで御容赦頂ければと思います。
実は翌週、14日に2勝クラスの芝1400m戦がありまして、小泉厩舎長の口ぶりからはそちらが本線の可能性が高い気もするのですが、先々を見据えた『面白さ』では宝ヶ池特別だと思いますので(^^ゞ
【2023/8/12新潟 新発田城特別(2勝C/芝1400m)のテラステラ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは週2回の速めをコンスタントに消化。21日の栗東トレセン帰厩が予定されています。
◇小泉厩舎長のコメント 「少し硬さはありますが、半マイル56秒台の動きも段々としっかりしてきましたし、以前より背中の感触も良くなってきましたからね。ここまでくればバトンタッチできる状態と見てよいでしょう。20日にあらためて接着装蹄を行い、爪も大丈夫な状態です」
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もうそろそろかなぁ…と気にしていたトリフィスがいよいよ帰厩することになりました。
振り返れば、爪の不安と戦いながらの調整はとても大変だったと思います。具体的にはエクイロックスによる接着装蹄を採用や冷却ケアの継続など、本当に手を尽くして頂いたことには感謝しかありません。(エクイロックスって、イクイノックスみたいですね… あ、つまらないことを書いてしまいましたm(_ _)m)
とにかく、ようやく、今度こそは無事にデビューをしてもらわなければいけません。
これまでのコメントを見直してみると、(当然、1勝クラスでやれるかどうかは未知数ながら)小泉厩舎長の評価は結構高いと感じますし、何よりそれを確認する場が今まで全然無かったわけですから…。繰り返しになりますが、今度こそは実戦の場で走りを披露し、将来の可能性を示して欲しいと思います!(頑張れ!!)
チャンピオンヒルズ在厩のプライムラインは、おもにウッドチップ坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「もうショックウェーブの必要はなく、今週は坂路を半マイル56秒程度を行きました。動きは段々と良くなっていますし、ひと月待ったぶん、コンディションも上向いていますからね。調教師によれば、『検疫が取れれば、今週末にも帰厩させる予定』とのことでした」
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ようやくチャンピオンヒルズでの調整が進み、トレセン帰厩の準備が整ったようです。
いつものパターンであれば、帰厩後に数本追って10月前半には出走する流れだと思うのですが、今回は長期休養明け且つ去勢明けということもありますし、以前、田中克先生が意識すると仰っていた「10月の京都開催」には、22日の桂川Sまで待たないと3勝クラスのダート1400m戦が組まれていないという…。
個人的にはダート1400mにこだわる必要はないと思いますし、何なら東京に遠征したって全然OKと思っていますが、果たして今後はそのあたりをどう考えていくのか、田中克先生のかじ取りにも注目したいと思います!
チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、現在はおもに周回コースで軽いキャンター1000m、坂路でハロン20~22秒ペースのキャンター1本を乗られています。
◇小泉厩舎長のコメント 「先週いっぱいは周回コースのみとし、今週から坂路へ。古傷に問題は見られませんが、久々に動かし始めたこと、さらにはこの残暑もあって後肢がいくらかムクミ気味でしょうか。立ち上げのヤマをうまく乗り越えていけるよう、引き続き様子を見ながら徐々にペースを上げていければと思います」
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久しぶりの坂路調教に厳しい残暑が相まって「後肢がいくらかムクミ気味」とのことですが、長い間休んでいたのである程度の反動が出るのは致し方なしですね。当然、陣営の想定内の出来事でしょうから、特に心配はいらないと思います。
復帰戦についてはまだ何とも言えませんが、先週の記事で例に挙げた阪神カップ(12/23阪神)やリゲルS(12/9阪神)はもちろん、場合によっては11月のレースも視野に入ってくるかもしれません。(その場合は東京遠征?)
いずれにしても、あとしばらくは馬の状態優先で進めていくのでしょうが、キングエルメスが完全復活するかどうかは(パンサラッサの引退後を考えると)私にとって非常に重要なので、くれぐれも慎重に…のスタンスでお願いしたいと思いますm(_ _)m
チャンピオンヒルズ在厩のリヤンイヴェールは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター1000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の15-15を乗り込まれています。9月中旬の馬体重は537kgです。
◇畠山厩舎長のコメント 「15-15を取り入れてからも悪いリアクションはないですし、トモや背腰にも問題はなく、着実にコンディションが上向いてきましたね。今週は終い14秒台まで伸ばしており、ここから更にもう一段ペースを上げていき、帰厩を意識できる状態まで持っていければと思います」
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リヤンイヴェール、ついに537kgになりました!
この暑さの中で週2回の15-15をこなし、それでも半月ほどで10kg増えているという(^^;)
まあ、10月になれば美浦の新坂路が使えますし、その段階でトレセンに戻ってビシビシやっていけば、520kg程度で出走できるかもしれませんし、それなら前走からプラス6kg前後と常識の範囲内ですからね。
ということで馬体重の話はさて置きまして、どうやら間もなく『帰厩を意識できる状態』になりそうですし、やはり10月東京開催でデビュー2戦目を迎えることになりそうです。
これだけの大型牝馬ですから、どうしたって小回りの函館より府中の方がイイに決まっていますからね。相手もあるので勝ち負けは何とも言えませんが、改めて良いレースを期待したいと思います!
ジェットレーシング在厩のピークブルームは、現在はウォーキングマシン15~20分ほどで様子を見ています。
◇毛利調教主任のコメント 「レントゲンで左前の骨や爪に異常はありませんでしたが、真っすぐ歩くぶんには問題ないものの小さく回すとコツコツする感じが残っており、少し脈も打っていますからね。まだ大幅な良化までは見られないものですから、最低限の運動にとどめて様子見を続けている状況です」
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一週間が経過しても「小さく回すとコツコツする感じが残っており、少し脈も打っている」とのことなので、すぐにトレセンに戻って出走へ…という流れにはなりそうもありません。爪はとても大事な箇所なので、キチンと間隔をあけて不安のない状態で再始動するしかありませんから、年内にもう一走できれば御の字、ぐらいの感覚で待つことにしたいと思います。
先週の段階では、症状さえ治まってしまえばそれほど休みは長引かないのでは?と、あえて楽観的な見通しをしていたんですけどねぇ。。ジーベックもそうですが、なかなか思い通りに行かなくて困ってしまいます(^^;)
まあ、素質が高くて先のある馬ですから、ここで無理をさせるわけにはいきません。もしかしたら、神さまが『目先の一勝に拘るな!』とサインを出してくれたのかもしれませんし、この休みの間にもう一段成長してくれればと思いますm(_ _)m
【2023/8/26新潟5R 2歳新馬(芝1800m)でのピークブルーム:公式HPより】
マジックブルーは再び順調に速めの時計をマークできるようになったことから、20日の検疫で栗東トレセンに入厩しています。
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先週の近況で「今週は坂路の1本目に15-14、2本目に3F39秒台をマーク。終い2Fを12秒台ラップで行きました」との話がありましたが、実質それが入厩に向けた最終試験だったようです。
もしかしたら、ジーベックの入厩が後ろ倒しになったことも関係しているかもしれませんが、それはそれでマジックブルーにとってはチャンスですからね。せっかくトレセンで見てもらえることになったのですから、ゲート試験をササッと合格し、『このままデビューさせる』との判断がもらえるように頑張って欲しいです。
シュウジデイファームではかなり高い評価をもらっていましたので、多分、大丈夫だと思うのですが果たしてどうなりますか…。当然、期待は高いのですが、矢作厩舎は素質馬ぞろいなのでちょっと心配です(^^ゞ
栗東トレセン診療所在厩のジーベックは、引き続き安静にして経過を観察しています。
◇岡助手のコメント 「『早ければ今週末あたりに退院できるかも』(獣医師)とのことですが、箇所が可動部にあたるため、用心する必要がありそうですからね。引き続き様子を見ながら判断していく予定です。今はあくまでも診療所を使わせてもらっている状態。よってトレセン入厩扱いではなく、競走馬登録の手続きに関してはこの先となります」
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今週の近況では患部の良化、そして調教再開のメドがアナウンスされるかも…と勝手に想定していたのですが、どうやら当初考えていたよりも厄介な怪我になってしまいました。
まあ、焦ってどうにかなるものでもなく、今のところは早く良くなって欲しいと祈るのみ。再立上げについてはタイミングをよく見極めて頂いて、外傷箇所が再び開くことなどが無いようにお願いしたいと思います。
うーむ。。入厩準備の調教が再開できるのは、一ヶ月後ぐらいになっちゃうかもしれませんねぇ(^^;)
NSR在厩のセントアイヴスは、まずはレース後の様子見が行われています。
◇中舘調教師のコメント 「今春以降、しっかりと放牧を挟んだことも良い方向に出たのでしょう。ここにきて馬が良くなってきており、一走ごとの反動も小さくなってきたように感じます。それに1勝クラスに入ってもそこまで負けてはいないですからね。次走は馬場が荒れてくる新潟の最終週を意識。10月28日(土)新潟9R 萬代橋特別(1勝クラス・芝2400m)の予定です」
◇佐々木代表のコメント 「さすがに歩様は硬めですが、今のところ、それ以上の大きな反動までは見て取れません。現在はウォーキングマシンのみで疲れを癒しており、週末にかけて軽く跨ってさらに感触を窺っていく予定です。様子を見ながら進めていきましょう」
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これはもうガチですね。最近はあまりお目にかかれないパターンではありますが、未勝利のまま1勝クラス勝ち上がりを狙っていくという、出られるレースが限られるのは承知の上での挑戦を続けることになりそうです。
確かにローカル開催の長距離戦は手薄なメンバーになることもありますが、目標レースに必ず出られる保証はないだけに、臨機応変を求められることも想定されます。それでも中舘先生が『やれる』と判断されたということは、あと何回か挑戦していくうちに必ずチャンスが来るはず…との手応えを感じておられるからでしょう。
正直これは、私のような諦めの悪い出資者にとってはとてもありがたい話ですから、何とかこの選択が成功して欲しいですし、そのためにもまずは10/28新潟の萬代橋特別への出走が叶って欲しいと思いますm(_ _)m
【2023/9/3新潟4R 3歳未勝利(芝2200m)でのセントアイヴス:公式HPより】
**種牡馬ランキング(JRA/2歳/総合/9月18日終了時点)**(馬名赤字は新種牡馬)
JBISサーチ:https://www.jbis.or.jp/ranking/
首位スワーヴリチャードが相変わらず好調です。16日に中山マイルの新馬戦を勝ったショーマンフリートのレースを見ましたが、単勝1.5倍の人気に応える見事な勝利でしたし、なかなか楽しみな馬だと思いました。
いやホント、スワーヴリチャード産駒は何しろ勝ち上がりが多いので、今後の2歳重賞の結果次第では、ファーストシーズンサイアーにしていきなり2歳リーディングチャンピオンの可能性も出てきました。2~5位の名前を並べると、エピファネイア、モーリス、ロードカナロア、キズナですから、一体いくらの種牡馬たちに勝っちゃうのか?と考えると痛快でもありますね。やはり、血筋の良さってのは貴重なんですねぇ(^^ゞ
ところで今回の注目は、ずっと圏外に沈んでいたレイデオロが一気に14位に上がってきたことでしょう。
確か全6勝のうち4勝は先週の開催で固め打ちしたものだと思いますが、18日の中山芝2000mで新馬勝ちしたトロヴァトーレなどはかなりの素質を秘めていそうですし、秋を迎えてようやく本領発揮の雰囲気が出てきました。今週は広尾TC&矢作厩舎の期待馬アスロスが出走すると思われますので、レイデオロ産駒覚醒の勢いに乗って勝利をめざしたいところです。
正直、レイデオロはここまでかなりの苦戦をしていましたので、まだAEIが1を下回っていますが、これもそのうちに上がってくるはず。新種牡馬リーディング争いにおいては、ブリックスアンドモルタルをを抜いてスワーヴリチャードに迫るぐらいの活躍を期待したいと思います!(アスロスが頑張っての結果なら尚良し(^^))