ニ) 貼り合わせ(箱作り)
複数のタタラを組み合わせ、接着し(貼り合わせ)好みの形に仕上げる方法です。
・ 代表的な作品は、箱や蓋付きの箱などです。
① タタラの厚さは、5mm~10mm程度にすると、作り易いです。
② 複数のタタラを、所定の大きさ(寸法)に切ります。
③ 各々のタタラは、なるべく乾燥具合を均一にします。
・ 曲面のタタラが必要なら、曲面に変形してから、乾燥させます。
④ 特にタタラを縦に高く貼る場合、変形しない様に乾燥させます。
⑤ 二枚のタタラを接着する。
a) 接着前に、二枚を合わせてみて、形を確認します。良ければ次に進みます。
・ 張り合わせ面が、90度(直角)でない場合は、特に注意。
b) 両方の糊しろ部分に針や櫛で刻みを付け、「ドベ」を筆で塗ります。
c) 接着面を強く押し付けて、接着します。出来れば取り付けたタタラが倒れない様に、
板などの支えを置きます。
d) 接着した内側に、紐状の土を軽く押し込み、指や竹ヘラで両側に土を延ばします。
・ 紐は補強の為で、水を入れる容器なら、水漏れ防止効果があります。
・ 紐に軽く筆で水を引くと、切れ難くなり、土も延ばし易くなります。
e) 接着した外側も、繋ぎ目が無い様に、指やヘラで撫ぜます。
f) 以上の作業を繰り返し、次々とタタラを貼り合わせ、作品に仕上げます。
尚 密閉された様な箱の場合、最後のタタラの内側に、紐で補強はできません。
それ故、この部分が若干弱くなります。全体の形を見て、多少強度不足でも
良い場所に持っていきます。
・ 貼っていく順序は、補強の紐が取り付け易い様に、考えて下さい。
⑥ 仕上げ
a) はみ出した「ドベ」は拭き取ります。
b) 接着面の凸凹は、カンナなどで削り仕上げます。
ホ) タタラを使った、その他の作品
① 市松模様: 二種類の色土を作り、交互に張り合わせる。
・ 一般的には、繋ぎ目に刻みやドベが使えませんので、繋ぎ目にひびや割れが出易い。
接着面に水を付け、しっかり押し付け圧着します。
・ 模様が細かい程「ひび」、「割れ」が入り易いです。
② タタラを色々な形(葉、ハート型等)に切り、石膏型や有り合せの容器に合わせて、
タタラを並べ作品を作ります。
・ 水物を入れる作品では、繋ぎ目に隙間の無い様に、タタラを並べる事。
複数のタタラを組み合わせ、接着し(貼り合わせ)好みの形に仕上げる方法です。
・ 代表的な作品は、箱や蓋付きの箱などです。
① タタラの厚さは、5mm~10mm程度にすると、作り易いです。
② 複数のタタラを、所定の大きさ(寸法)に切ります。
③ 各々のタタラは、なるべく乾燥具合を均一にします。
・ 曲面のタタラが必要なら、曲面に変形してから、乾燥させます。
④ 特にタタラを縦に高く貼る場合、変形しない様に乾燥させます。
⑤ 二枚のタタラを接着する。
a) 接着前に、二枚を合わせてみて、形を確認します。良ければ次に進みます。
・ 張り合わせ面が、90度(直角)でない場合は、特に注意。
b) 両方の糊しろ部分に針や櫛で刻みを付け、「ドベ」を筆で塗ります。
c) 接着面を強く押し付けて、接着します。出来れば取り付けたタタラが倒れない様に、
板などの支えを置きます。
d) 接着した内側に、紐状の土を軽く押し込み、指や竹ヘラで両側に土を延ばします。
・ 紐は補強の為で、水を入れる容器なら、水漏れ防止効果があります。
・ 紐に軽く筆で水を引くと、切れ難くなり、土も延ばし易くなります。
e) 接着した外側も、繋ぎ目が無い様に、指やヘラで撫ぜます。
f) 以上の作業を繰り返し、次々とタタラを貼り合わせ、作品に仕上げます。
尚 密閉された様な箱の場合、最後のタタラの内側に、紐で補強はできません。
それ故、この部分が若干弱くなります。全体の形を見て、多少強度不足でも
良い場所に持っていきます。
・ 貼っていく順序は、補強の紐が取り付け易い様に、考えて下さい。
⑥ 仕上げ
a) はみ出した「ドベ」は拭き取ります。
b) 接着面の凸凹は、カンナなどで削り仕上げます。
ホ) タタラを使った、その他の作品
① 市松模様: 二種類の色土を作り、交互に張り合わせる。
・ 一般的には、繋ぎ目に刻みやドベが使えませんので、繋ぎ目にひびや割れが出易い。
接着面に水を付け、しっかり押し付け圧着します。
・ 模様が細かい程「ひび」、「割れ」が入り易いです。
② タタラを色々な形(葉、ハート型等)に切り、石膏型や有り合せの容器に合わせて、
タタラを並べ作品を作ります。
・ 水物を入れる作品では、繋ぎ目に隙間の無い様に、タタラを並べる事。