陶磁器の、人間国宝(重要無形文化財)
下の一覧には、現在の保持者と、死去により、重要無形文化財の指定ならびに、保持者の認定が
解除された者とに、分けて表示しました。
・ 人間国宝の認定は、一分野につき、存命中の一人しか、認定されない事に、成っている様です。
(決まりが有るのか、不明ですが、その様に、運用されていると、思われます。)
保持者が死亡した時、又は保持団体が、解散した時(消滅した時を含む)は、当該保持者又は
保持団体の認定は、解除されます。
1) 現在の陶磁器の、人間国宝は、以下の9名です。 (2010年3月現在の存命者)
① 色絵磁器 : 十四代酒井田柿右衛門 佐賀県有田町、1934年生、2001年指定
「柿右衛門窯」の、14代目の当主です。
② 鉄釉陶器 : 原清 埼玉県寄居町 1936年生、2005年指定
島根県斐川町出身。 石黒宗麿(人間国宝)、清水卯一(人間国宝)に師事。
黒色と褐色の、二種類の釉薬を駆使し、大柄な色面で文様を、描いています。
細かな技巧に、頼る事のない作風は、鉄釉陶器の、新しい発展性を生んだとして、高く
評価されています。
③ 瀬戸黒 : 加藤孝造 1935年生、2910年指定
岐阜県瑞浪市生れ。荒川豊蔵(人間国宝)に師事。
半地上式穴窯を築き、美濃桃山陶の、技法を駆使した、作品を造っています。
指定は瀬戸黒ですが、志野の焼き物も、手がけています。
④ 萩焼 : 三輪壽雪(十一代三輪休雪) 山口県萩市 1910年生、19831年指定
9代三輪雪堂の三男として、萩市に生れる。兄の10代三輪休雪(休和、人間国宝)に師事して、
家業に従事します。 その後、三重県津市の千歳山窯で、川喜田半泥子に師事。
萩焼の伝統を、受け継ぎながら、斬新で卓抜した感覚を駆使し、因習的な、茶陶の世界に、
新風を巻き起こし、近年では、「鬼萩」、「割高台」等は、茶陶という概念を超えた、
作品と成っています。
⑤ 備前焼 : 伊勢崎淳 岡山県備前市 1936年生、2004年指定
伊勢崎陽山の、次男として生まれる。 兄は伊勢満。
斬新な、造形や陶壁など、伝統的な技法を、踏襲しながら、現代的感覚を、取り入れた作品が、
高い評価を、受けています。
以下次回に、続きます。
陶磁器の人間国宝
下の一覧には、現在の保持者と、死去により、重要無形文化財の指定ならびに、保持者の認定が
解除された者とに、分けて表示しました。
・ 人間国宝の認定は、一分野につき、存命中の一人しか、認定されない事に、成っている様です。
(決まりが有るのか、不明ですが、その様に、運用されていると、思われます。)
保持者が死亡した時、又は保持団体が、解散した時(消滅した時を含む)は、当該保持者又は
保持団体の認定は、解除されます。
1) 現在の陶磁器の、人間国宝は、以下の9名です。 (2010年3月現在の存命者)
① 色絵磁器 : 十四代酒井田柿右衛門 佐賀県有田町、1934年生、2001年指定
「柿右衛門窯」の、14代目の当主です。
② 鉄釉陶器 : 原清 埼玉県寄居町 1936年生、2005年指定
島根県斐川町出身。 石黒宗麿(人間国宝)、清水卯一(人間国宝)に師事。
黒色と褐色の、二種類の釉薬を駆使し、大柄な色面で文様を、描いています。
細かな技巧に、頼る事のない作風は、鉄釉陶器の、新しい発展性を生んだとして、高く
評価されています。
③ 瀬戸黒 : 加藤孝造 1935年生、2910年指定
岐阜県瑞浪市生れ。荒川豊蔵(人間国宝)に師事。
半地上式穴窯を築き、美濃桃山陶の、技法を駆使した、作品を造っています。
指定は瀬戸黒ですが、志野の焼き物も、手がけています。
④ 萩焼 : 三輪壽雪(十一代三輪休雪) 山口県萩市 1910年生、19831年指定
9代三輪雪堂の三男として、萩市に生れる。兄の10代三輪休雪(休和、人間国宝)に師事して、
家業に従事します。 その後、三重県津市の千歳山窯で、川喜田半泥子に師事。
萩焼の伝統を、受け継ぎながら、斬新で卓抜した感覚を駆使し、因習的な、茶陶の世界に、
新風を巻き起こし、近年では、「鬼萩」、「割高台」等は、茶陶という概念を超えた、
作品と成っています。
⑤ 備前焼 : 伊勢崎淳 岡山県備前市 1936年生、2004年指定
伊勢崎陽山の、次男として生まれる。 兄は伊勢満。
斬新な、造形や陶壁など、伝統的な技法を、踏襲しながら、現代的感覚を、取り入れた作品が、
高い評価を、受けています。
以下次回に、続きます。
陶磁器の人間国宝