施釉する際、釉の濃さと厚みに苦慮する事も多いです。
施釉の方法は色々ありますし、釉の種類も多いので、釉の濃さを一概にこの厚さが良いとは言え
ませんが、昔から言われている理想の厚さは、葉書一枚の厚さが良いと言われています。
但し、これはあくまでも一つの目安でしか有りません。
1) 釉の濃淡に付いて。
カタログを見ると、市販されている釉では、厚掛け、薄掛け、並掛け三通に分類されている場合が
多いです。指定された厚みで施釉すれば、所定の色や光沢が出る事になります。
① 釉を薄く掛けるとどうなるか?
) ガラス質が薄くなりますので、表面の艶が少なく、「ザラツク」感じになります。
又、機械強度も弱くなります。
) どの様な釉でも薄く掛けると、所定の色が出ず、茶色又は茶褐色になります。
緋襷(ひだすき)釉の名前で市販されている釉は、固形部分が極端に少なく、ほとんどが
水です。即ち、釉が極端に薄くなった状態で、赤褐色に発色する釉です。
) 藁(わら)白等の乳濁釉でも、薄く掛けると透明釉の様になります。下絵付けした作品は
透明釉を掛けるのが一般的ですが、釉の面白味が出ない場合には、藁白などを薄めに掛け
ても、絵柄は表現できます。志野釉を薄く掛けても、透明釉に近い色に成ります。
② 釉を薄く掛ける方法。
) 釉そのものを薄くする。 釉が薄ければ当然、施釉の厚みは薄くなります。
) 作品を水で濡らす。
釉が作品の表面に貼り付くのは、素地が釉中の水分を吸収するからです。素地が乾燥して
いる程、吸収する力が強く厚く塗る事が出来ますが、予め素地に水分を吸収させておくと、
吸収力は落ち、釉は薄く掛かる事に成ります。
) 漬け掛け(浸し掛け)の場合、釉に漬ける時間を短くする。
漬ける時間に比例して、釉の厚みは増します。但し、素地が薄い場合などで、水の吸収力が
弱い場合には、長く漬けると逆に釉が薄くなります。
) 普通の濃さの釉で、漬け掛けの場合、薄く掛ける場合には2~3秒程度にします。
) 流し掛けは、漬け掛けよりも、釉の厚みは薄くなります。
釉が作品の表面を流れ落ちる時間ですので、漬けるよりも短時間に成ります。
) 霧吹きを使う吹き掛けは、釉が細かい霧状になりますので、釉の層は薄くなります。
但し、吹き掛けると直ぐに乾燥しますので、任意の回数吹き掛け釉の厚みを調節する事が
可能です。
) 刷毛(はけ)塗りは、濃い目に塗っても薄くなりがちです。
重ね塗りをしても、下に塗った釉を剥ぎ取る場合がありますので、薄くなりがちです。
尚、刷毛塗りの欠点として、塗り斑(むら)が生じ易い事です。
③ 釉を厚く掛けるとどうなるか?
) 厚くし過ぎると、素地から釉が「めくれ」、最悪剥がれ落ちます。
) 結晶釉の様に流動し易い釉を厚く掛けると、棚板まで釉が流れ落ちて、処置に困ります。
) 斑(まだら)に厚掛けした場合、厚い部分の熔けが不十分になる事もあります。
又流動性が無い釉(志野など)では、表面が平滑にならず、アバタ状態になる事もあります
④ 釉を厚く掛ける方法。
) 濃い目に釉を使う。
濃い目の釉は、釉禿げの原因に成り易いですので、余り薦められません。
) 漬け掛けの場合、最大でも5~6秒です。それ以上は逆に薄くなる事が多いです。
) 普通の濃さの釉を二重掛けする。
一度施釉し、表面が持てる程度に乾燥したら、更に釉を掛ける方法です。
) 刷毛塗りで重ね塗りする。
重ね塗りをしても、下に塗った釉を剥ぎ取る場合がありますので、剥ぎ取らない様に注意が
必要です。
2) 釉の厚みの確認。
① 下絵が見える場合は、釉が薄いです。
呉須や鬼板などで、下絵を施した作品に、透明釉などで施釉した場合、絵付けの模様が
透けて見える時は、釉が薄過ぎる事になります。一般には、下絵の模様は見えません。
② 昔から行われている方法に、素焼きしたテストピースを使う方法があります。
テストピースを浸し掛けし、乾燥後に表面を針等で引っかき、その断面から厚みを確認する
方法です。但し、施釉に慣れた方はこの様な面倒な事は行いません。経験からおおよその
厚みが予想できるからです。
施釉の方法は色々ありますし、釉の種類も多いので、釉の濃さを一概にこの厚さが良いとは言え
ませんが、昔から言われている理想の厚さは、葉書一枚の厚さが良いと言われています。
但し、これはあくまでも一つの目安でしか有りません。
1) 釉の濃淡に付いて。
カタログを見ると、市販されている釉では、厚掛け、薄掛け、並掛け三通に分類されている場合が
多いです。指定された厚みで施釉すれば、所定の色や光沢が出る事になります。
① 釉を薄く掛けるとどうなるか?
) ガラス質が薄くなりますので、表面の艶が少なく、「ザラツク」感じになります。
又、機械強度も弱くなります。
) どの様な釉でも薄く掛けると、所定の色が出ず、茶色又は茶褐色になります。
緋襷(ひだすき)釉の名前で市販されている釉は、固形部分が極端に少なく、ほとんどが
水です。即ち、釉が極端に薄くなった状態で、赤褐色に発色する釉です。
) 藁(わら)白等の乳濁釉でも、薄く掛けると透明釉の様になります。下絵付けした作品は
透明釉を掛けるのが一般的ですが、釉の面白味が出ない場合には、藁白などを薄めに掛け
ても、絵柄は表現できます。志野釉を薄く掛けても、透明釉に近い色に成ります。
② 釉を薄く掛ける方法。
) 釉そのものを薄くする。 釉が薄ければ当然、施釉の厚みは薄くなります。
) 作品を水で濡らす。
釉が作品の表面に貼り付くのは、素地が釉中の水分を吸収するからです。素地が乾燥して
いる程、吸収する力が強く厚く塗る事が出来ますが、予め素地に水分を吸収させておくと、
吸収力は落ち、釉は薄く掛かる事に成ります。
) 漬け掛け(浸し掛け)の場合、釉に漬ける時間を短くする。
漬ける時間に比例して、釉の厚みは増します。但し、素地が薄い場合などで、水の吸収力が
弱い場合には、長く漬けると逆に釉が薄くなります。
) 普通の濃さの釉で、漬け掛けの場合、薄く掛ける場合には2~3秒程度にします。
) 流し掛けは、漬け掛けよりも、釉の厚みは薄くなります。
釉が作品の表面を流れ落ちる時間ですので、漬けるよりも短時間に成ります。
) 霧吹きを使う吹き掛けは、釉が細かい霧状になりますので、釉の層は薄くなります。
但し、吹き掛けると直ぐに乾燥しますので、任意の回数吹き掛け釉の厚みを調節する事が
可能です。
) 刷毛(はけ)塗りは、濃い目に塗っても薄くなりがちです。
重ね塗りをしても、下に塗った釉を剥ぎ取る場合がありますので、薄くなりがちです。
尚、刷毛塗りの欠点として、塗り斑(むら)が生じ易い事です。
③ 釉を厚く掛けるとどうなるか?
) 厚くし過ぎると、素地から釉が「めくれ」、最悪剥がれ落ちます。
) 結晶釉の様に流動し易い釉を厚く掛けると、棚板まで釉が流れ落ちて、処置に困ります。
) 斑(まだら)に厚掛けした場合、厚い部分の熔けが不十分になる事もあります。
又流動性が無い釉(志野など)では、表面が平滑にならず、アバタ状態になる事もあります
④ 釉を厚く掛ける方法。
) 濃い目に釉を使う。
濃い目の釉は、釉禿げの原因に成り易いですので、余り薦められません。
) 漬け掛けの場合、最大でも5~6秒です。それ以上は逆に薄くなる事が多いです。
) 普通の濃さの釉を二重掛けする。
一度施釉し、表面が持てる程度に乾燥したら、更に釉を掛ける方法です。
) 刷毛塗りで重ね塗りする。
重ね塗りをしても、下に塗った釉を剥ぎ取る場合がありますので、剥ぎ取らない様に注意が
必要です。
2) 釉の厚みの確認。
① 下絵が見える場合は、釉が薄いです。
呉須や鬼板などで、下絵を施した作品に、透明釉などで施釉した場合、絵付けの模様が
透けて見える時は、釉が薄過ぎる事になります。一般には、下絵の模様は見えません。
② 昔から行われている方法に、素焼きしたテストピースを使う方法があります。
テストピースを浸し掛けし、乾燥後に表面を針等で引っかき、その断面から厚みを確認する
方法です。但し、施釉に慣れた方はこの様な面倒な事は行いません。経験からおおよその
厚みが予想できるからです。