2) 土器が直火に強い訳。
縄文式土器では、初期には底が砲弾型の様式のものや、極端に底が細いものが多い様です。
(尚、時代と伴に、底を平らにし、直接地面に置ける様になっていきます。)
これは、地面や囲炉裏に穴を掘って底を埋め込み使用した為と思われています。煮炊き用の
土器も同じ様な形状ですので、穴に差し込んだ土器の周辺に、薪などを並べ側面から暖めたと
考えられます。現在では、底から火を当てて煮炊きするのとは、異なる方法です。
① 土器作りで一番の問題は、制作時や焼成時に作品が破損する事です。その為の工夫がなされて
います。縄文の文様を付けるのも、模様を付ける効果の他に、表面に縄文を押し付ける事で
土を締め、強度を持たせる効果もあります。
) 制作時や乾燥時、焼成時に、割れる最大の原因は、粘土が縮む事です。
それ故、縮む量を少なくするか、縮みに対して抵抗力を持たせる事です。
a) 後者の場合には、植物や動物の繊維質のものを粘土に混ぜ込ませる方法が取られています。
低温で焼成する事で、原形は留めませんが、焼成後でも繊維質の効果は残っている様です。
b) 前者の場合は、粘土に砂(川砂)を混ぜ込ませる方法が取られています。
その割合は20~30%程度と大量に含まれる場合も珍しくないとの事です。
c) 焼成による縮み量は、上記の様に砂を混ぜる以外に、焼成温度が低い為、縮み量は少なく
なります。更に、片方のみに熱が集中しない様に、燃料の供給を調節し、焼成の破損を防い
でいます。
② 直火で煮炊きしても破損しないのは、上記の様に砂が混入されている事で、急熱急冷に耐える
組成になっている事も大きな原因です。更に、火勢が弱い事も原因です。未だ竈(かまど)が
発明されておらず、火を直接土器に当てる事も少なく、周囲から遠火で暖めている状態に
近いものでした。その為、直火の煮炊きが可能になったと思われています。
③ 直火でも、器が急熱な急冷に成らる事も、重要な要素です。
即ち、土器は手作りの為、肉厚が厚くなり易いです。更に、器に冷えた液体が入っている場合
器は中々熱くなりません。良く行う実験に、紙の器に水を入れ、火に掛けても紙の容器が
燃ずに、水が沸騰するのと同じです。土器でも水を入れて煮炊きすれば、器は急激には温度
上昇せず、温まり難く、冷え難くくなっています。それ故、空焚きし無ければ、温度は一定
温度までしか上昇しません。
即ち、土器は急激な温度変化に対応出来ていると、考えられています。
縄文式土器では、初期には底が砲弾型の様式のものや、極端に底が細いものが多い様です。
(尚、時代と伴に、底を平らにし、直接地面に置ける様になっていきます。)
これは、地面や囲炉裏に穴を掘って底を埋め込み使用した為と思われています。煮炊き用の
土器も同じ様な形状ですので、穴に差し込んだ土器の周辺に、薪などを並べ側面から暖めたと
考えられます。現在では、底から火を当てて煮炊きするのとは、異なる方法です。
① 土器作りで一番の問題は、制作時や焼成時に作品が破損する事です。その為の工夫がなされて
います。縄文の文様を付けるのも、模様を付ける効果の他に、表面に縄文を押し付ける事で
土を締め、強度を持たせる効果もあります。
) 制作時や乾燥時、焼成時に、割れる最大の原因は、粘土が縮む事です。
それ故、縮む量を少なくするか、縮みに対して抵抗力を持たせる事です。
a) 後者の場合には、植物や動物の繊維質のものを粘土に混ぜ込ませる方法が取られています。
低温で焼成する事で、原形は留めませんが、焼成後でも繊維質の効果は残っている様です。
b) 前者の場合は、粘土に砂(川砂)を混ぜ込ませる方法が取られています。
その割合は20~30%程度と大量に含まれる場合も珍しくないとの事です。
c) 焼成による縮み量は、上記の様に砂を混ぜる以外に、焼成温度が低い為、縮み量は少なく
なります。更に、片方のみに熱が集中しない様に、燃料の供給を調節し、焼成の破損を防い
でいます。
② 直火で煮炊きしても破損しないのは、上記の様に砂が混入されている事で、急熱急冷に耐える
組成になっている事も大きな原因です。更に、火勢が弱い事も原因です。未だ竈(かまど)が
発明されておらず、火を直接土器に当てる事も少なく、周囲から遠火で暖めている状態に
近いものでした。その為、直火の煮炊きが可能になったと思われています。
③ 直火でも、器が急熱な急冷に成らる事も、重要な要素です。
即ち、土器は手作りの為、肉厚が厚くなり易いです。更に、器に冷えた液体が入っている場合
器は中々熱くなりません。良く行う実験に、紙の器に水を入れ、火に掛けても紙の容器が
燃ずに、水が沸騰するのと同じです。土器でも水を入れて煮炊きすれば、器は急激には温度
上昇せず、温まり難く、冷え難くくなっています。それ故、空焚きし無ければ、温度は一定
温度までしか上昇しません。
即ち、土器は急激な温度変化に対応出来ていると、考えられています。