わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

手捻り (タタラ作り1)

2008-09-16 08:23:13 | 陶芸入門(初級、中級編)
 タタラとは: 粘土を薄い板状(1mm~20mm程度)にした物です。

 このタタラを作って、平たい物(皿、浅鉢など)、筒状の物(丸,角)、箱状の物、

 などの作品を作ります。

 1)タタラの作り方

  ① タタラ板を使う方法 (厚さ1~20mm,幅3~4Cm,長さ30Cm 程度の板です。)

    タタラ板を使い、糸でスライスして、薄い板を作る方法。面積の小さいタタラを

    作るのに適します。

    イ) 粘土をブロック状に固めます。必要な厚みのタタラ板を、粘土の両側に置き、

     切糸を指で両板に押し付けます。

    ロ) 糸を板に沿って滑らせ、スライスします。横幅が広いと、糸が浮きやすく

     均一の厚さになり難いです。

    尚 粘土に荒めの「石ハゼ」等が入っていると、糸が引っ掛かり、切り難いです。
 
    又 厚みが薄いタタラのスライスは困難です。(タタラ板は市販されています。)

    ・ 同じ厚みのタタラを、簡単に多く作る事が出来ます。

    ・ この作り方の欠点は、土の締めが弱く、「ひび」や、「割れ」が出易い事です。

      それ故、他の方法を併用して、土を締めてください。

 ② 木枠を使う方法

   イ) やや厚めのベニヤ板の周囲に、厚さ3、5、8、10、12mm程度

    幅10mm程度の棒を、接着し木枠を作ります。

   ロ) この木枠に、濡れた布(手拭が良い)を敷き、粘土を薄く延ばします。

     (木枠より盛り上がる事)

   ハ) 次に粘土の上に、布を掛け叩き板で叩き土を締めます。更にローラーで左右、

     角方向に土を延ばし、土を平らにします。

   ニ) 最後に、ローラーを滑らせ、ロール目を消します。

    (布を敷くのは、土離れを良くする為です。)

   ニ) 上の布を剥がし、他の板を被せ全体を逆さにし、その板に取ります。

     両面を見比べて、綺麗な面を使います。

   ・土の締りが良く、「割れ」「ひび」が入り辛い作り方です。 

    ただ数種類の木枠を用意する必要があります。

 ③ 機械(タタラ機)を使う方法

   大量に、又大きいタタラを作るには、市販のタタラ機を使います。

   この機械もかなり高価です。設備として置いてあれば、どんどん使って下さい。


 タタラを使った作品については、次回に述べます。
    
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電動ロクロ 土殺し2

2008-09-11 22:51:35 | 陶芸入門(初級、中級編)
 前回(土殺し1)の続きです。

 尚 粘土を3~5kg程度をロクロに据え、上部より作陶し、切り離し次々と作

   陶する方法では、作品に使う量の1.5倍程度の上部の土が、土殺し出来て

   いれば十分です。

1) 土殺し(延べ上げ、述べ下げ)

 土を上に延ばしたら(延べ上げ)、次に土を下に降ろします。(延べ下げ)

 ① 延べ上げは、なるべく高くします。水切れに注意し「ドベ」を出しておきます。

 ② 延べ下げは、土の頭を右手で包み込み、親指の付け根で、左前方に倒す様に押します。

   左手は、軽く右手に添えます。右手の肘は、体に固定します。

 ③ 力を強く入れなくとも、土は自然に回転しながら、綺麗に下に降りていきます。

   力任せに、上から押し潰そうとしないで下さい。形が「いびつ」になります。

 ④ 土が下に降りたら、土の外周(裾野)をしっかり押さえ、綺麗な丸(円)を

   出します。

 ⑤ 更に、両手に水(ドベが望ましい)を着けて、延べ上げをします。

 ⑥ 土殺は、左手で抱え、その手が振れ無ければ、完了です。

 ⑦ 延べ上げ、延べ下げの回数は3~5回程度にします。

   3回で終われば最高です。回数が多いと、土が水を吸い、腰がなくなります。

2) 土殺しの注意点

 ① 延べ上げの際、両手の肘は体の一部に必ず固定してください。

 ② 水が切れない様にして下さい。(ドベを使うと良い)

   又 水を使い過ぎない様にします。

   (左手に濡れた布を巻き、延べ上げ、延べ下げを行う方法も有ります)

 ③ ロクロの回転スピードは、作陶する時の速さより、若干速くします。

 ④ 延べ上げは、手の力は左右同じにします。

 ⑤ 土殺しの時間は、出来るだけ短くします。

 ⑥ 土の量は、1kg程度がやり易いです。慣れて来たら量を増やします。

   少ない量での土殺しは、意外と難しいものです。


私のHP明窓窯です 興味が有りましたら御覧下さい。
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電動ロクロ 土殺し1

2008-09-09 22:46:02 | 陶芸入門(初級、中級編)
 電動ロクロの技術を習得する上で、土殺しは基本中の基本です。

  ( 尚 手捻りでは、土殺しの作業は有りません。)

殺すとは、物騒な言葉ですが、その意味は、相手(土)の勝手な動きを止める事。

 即ち、土殺しが出来ていれば、粘土を手で触っても、回転しているが、あたかも

  止まっている様に、感じられます。
 

 土殺しの目的は

 1)土をロクロの中心に据える事が一番の目的です。

 2)土の練り癖を取る。

 3)土の表面を水で濡らし、手が滑る様にする。

 4)その他 (粘土の中の空気を抜くなど)

 ロクロで作品を作る方法は、作品に応じた粘土の量を用意し、一個作る方法と

 3~5kgの土をロクロに据え、上部より順次作品を作る方法があります。

 その方法に拠って、土殺しに若干の差があります。

  一個作りの場合: ロクロ上の全ての土を、土殺しします。

  イ) 練った土を、ロクロの中心に据えます。

   ① ロクロには、同心円上に幾つかの円が書(刻印)いてあります。

   ② 亀板を使う場合には、練った粘土の裾の径より、やや大きめの円を鉛筆

    で描きます。

   ③ 土の裾野の外周が、円の内側に来る様に置きます。

     ここが重要なポイントです。

     土をロクロ面に叩きつけた際、まずは円の中心には来ません、そこで

     手で裾野を叩きながら、円の中心に移動させます。

     (円と、裾野の間隔が一定になる様に調節します)

   ④ 裾野が一定位に置ければ、土殺しは半分出来た様な物です。

 ロ) 土をロクロ面に密着させる。

   ① 両方の掌で、土をロクロ面に向かって叩き、密着させます。

   ② ロクロ面と、土の裾野との間に、水が入らない様に、両手の小指の付け

     根で下に押し付けます。

     (水が裾野から入り込むと、土は動いてしまいます。)

 ハ) 土の表面に「ドベ」を作り、手の滑りを良くします。

   ① ロクロを回転させます。(一般に右=時計方向、回転)

   ② 両手に水を付け、下から上へ三度程撫ぜ上げます。

     (一度ずつ、手に水を付ける事、手を洗うのでは無い)

     直接 土に水を掛ける方法も有ります。

   ③ 力をいれず、撫ぜると「ドベ」が出てきます。

     回転は、少しずつ速くします。

 ここまでが前準備の状態です。いよいよ土殺しに入ります。

 ニ) 土を殺す

   ① 両手の肘を体(太もも)に付け固定します。(肘が動かない様に注意)

   ② ロクロの回転は、作品を作る時のスピードより、やや速くします。

   ③ 両手の子指の付け根に力を入れ、抱え込む様にして、土を挟み込みます。

     挟む位置は、一般的には、時計の針で3時9時の位置ですが、人に拠っ

     ては、2時10時、4時8時の場合も有ります。

     裾野は径が太いですから、強い力が必要です。

     上にいくほど、力を抜きます。 最上部では、ゆっくり手を離します。

   ④ 手を上に上げるスピードは、一定にします。

     ある一点の所で手が止まると、その部分が細くなり、最悪千切れます。

   ⑤ 土の天辺が凹むのは、力が土の中心まで届いていない為です。

     土の表面を撫ぜている状態です。力を加減下さい。

 以下 次回に続きます。




  
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手捻り (紐作り 2)

2008-09-08 22:50:31 | 陶芸入門(初級、中級編)
 では、紐作りで作っていきましょう。

 1) 底を作る。

  イ) 手回しロクロの中心に、底の大きさより、やや大きめの土を置きます。

  ロ) 土の厚みは、作品の底が、ベタ高台か、削り高台かによって、変わります。

    ベタなら、5~6mm、削りならば、1 0~1 2mm程度です。

  ハ) 底の形に合わせて、土を切り取ります。 (円、角、不定形など)

  ニ) 土の上側の外周を筆(刷毛)で水を塗ります。(接着を良くする為)

 2) 土を積んで行く。

  イ) 輪積みの場合、紐を底の上、外周に置いて生きます。

     (丁寧な作り方ですが、やや時間が必要です)

    ① 土を三本の指で底に押し付けながら、紐の端から、置いていきます。

     (三本の指:親指、中指、人差し指で、各々外、内、上を押さえる)

    ② 紐は内側にややネジって押さえ付けます。空気が入らない様に注意。

    ③ 一周したら、余った紐を切ります。紐の両端を強く押し付け、空気を

      閉じ込めない様にします。 途中紐が切れたり、短い場合にも、同様

      に両端を押し付けて、繋ぎます。  高さ、肉厚をなるべく揃える。

    ④ 作品の底が小さい場合には、最初から輪にしておき、積み上げます。

    ⑤ 紐の内側の土を、親又は人差し指で底に向かって、撫ぜ下ろします。

      一周できたら、紐の外側も指で下に下ろし繋ぎ目を消します。

      (紐を底の土よりやや内側に置き、底の土を紐側に、撫ぜ上げても良い)

    ⑥ 同様にして①~⑤の作業を、繰り返します。

       繋ぎ目は、完全に消してください。

    ⑦ 3~5段積んだら(紐の太さによる)、土を薄く伸ばします。

      即ち、両手の3~4本の指を使い、ロクロを回転させながら、土を摘

      んで薄くすると、土は上に伸びます。

      最上段(次の段の繋ぎ目)はやや肉厚にします。

      その際、下段より薄くし、直径が拡がらない様に、土を締めてください。

    ⑧ 作品の形にします。

     (全体像が確認出来ず、下段だけの形作りは、難しく、想像力を働かせて、下さい)

    ⑨ 土を上に積んでも、作品が、変形しない程度に、乾燥させます。

       最上部(次の土を載せる所)は乾燥を押さえて下さい。

    ⑩ 以上の事を繰り返して、徐々に作品を作っていきます。

    ⑪ 作品が完成したら、削り作業に入ります。

      削る位置は、底、高台、高台内、高台脇等です。

      場合に拠っては、作品の内外を削り、指痕を取ります。

    ⑫ 作品に模様を入れたい時は、全体の乾燥具合を見て、作業してください。

  ロ) 紐を数段(3~5段)巻き上げ、一度に繋ぎ目を消す方法。

     作業が「はかどる」方法です。

    ① 数段巻いたら、最下段のみ指を使い、繋ぎ目を消します。

    ② 二段目からは、竹ベラ(又は指)を使い 数本の繋ぎ目を一挙に消します。

      竹ベラは、下から上へ、又は上から下へ、縦又は斜めに滑らします。

      時々竹ヘラに水を付け、土を滑らかにします。

      この際、空気を閉じ込めない様に注意。

    ③ その他の作業は、上記輪積みの方法と同じです。
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手捻り (紐作り 1)

2008-09-07 22:29:24 | 陶芸入門(初級、中級編)
 紐作りは、縄文式土器の時代から、用いられていた技法です。

特徴は、どんな作品でも、作る事が可能です。

 即ち、小さな物から、巨大な作品まで、どんな形の作品にも、対応出来る、万能

 な技法です。  ( 時間を掛けて、「じっくり」作品を作るのに適します。)

  粘土は水分を含んでいると、加工はし易いですが、大きな物は自分の重みで、

 潰れてしまいます。それ故 数段積んだら、乾燥させ強度を持たせた後、更に上

 に積んでいきます。これを繰り返し、大きな作品に仕上げなす。

  勿論 手回しロクロが有れば、作業はやり易いですが、必ずしも、必要な物で

  は有りません。


 紐作りの方法について述べます。

 1) 紐を多量(必要数)に作り、順次使用していく方法。

 2) 紐を一本作り、その紐を使い終わったら、次の紐を作る方法。

 3) 輪積みによる方法。

 4) ぐるぐる何段か(3~4段)巻き上げる方法。

 以上の様な方法が有ります。順次説明致します。


 その前に、紐の作り方を、お話致します。

  イ) 板(テーブル)の上で転がして、紐を作る方法。(長い紐を作る場合)

   ① 適量の粘土を千切り、両手の掌で10cm程の丸い紐を作ります。

   ② 板(テーブル)の上を、スポンジで塗らす。(土が乾くのを防ぐ)

   ③ ①で作った紐を、板の上に横に置き、両手の掌で転がします。

   ④ 紐の中心から、両外側に向かい、土を回転させながら、両手を開いて、
    
     細く長く伸ばします。

   ⑤ 紐の太さは、出来るだけ同じにします。

     又 紐が平たくなり易いので、丸くなる様にします。

      (土を完全に、一回転以上させないと、平たくなる)

   ⑥ 出来た紐は、「U」の字にして、濡れた布を懸け、乾燥を防ぎます。

 ロ) 両手だけで紐を作る方法。(あまり長くは、出来ません)

   ① 10cm程の丸い紐を作ります。

   ② 紐を縦に持ち。両手の掌を回転させながら、紐を細く伸ばします。

   ③ 紐は下に伸びます。次に紐の上下を逆さに持ち、②の作業を繰り返します。

 以上の様にして、紐を作りますが、初心者に取って、意外と難しい作業です。

  次回は、いよいよ紐を積んでいきます。
 

 
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電動ロクロ作業と姿勢

2008-09-06 22:56:57 | 陶芸入門(初級、中級編)
  電動ロクロを使うに当たり、姿勢に付いて留意(注意)すべき点を述べます。

1) 電動ロクロ作業は、腰を痛め易いです。

 電動ロクロを使う事自体、楽しい事です。

 又、別名「水引き」と言われ、水を多量に使いますので、粘土の泥の手触りも

 気持ちの良い物です。

  作業も次々と連続して行う必要があり、一休する「ゆとり」も 有りません。

 しかし、長時間、ロクロ作業を同じ姿勢で続けると、腰に負担が掛かり、痛める

 事になります。(その時は感じなくとも、後日、症状が出る場合もあります。)

 イ) 移動出来る椅子、及び高さの調整の出来る椅子を選ぶ。

   普通、ロクロと座る所(椅子)は別々になっている物です。

   ① もし選べるならば、固定式でない椅子にして下さい。

   ② 椅子の高さが、調節出来る物なら、自分に合った椅子を選んでください。

 ロ) ロクロと椅子の距離。

   ① 椅子は出来るだけ、接近させてください。

     ロクロより遠くなるに従い、腰を折り、前屈み姿勢に成ります。

     この姿勢が長く続くと、腰を痛めます。

     椅子をロクロに近ずけ、腰を伸ばしてください。

 ハ) ロクロに対して、斜めに座らない。

 ニ) 作業を中断して、時々立ち上がる事。

    用が無くても、立ち上がり、1、2分でも腰を伸ばします。

2) 作品を上手に作るには、姿勢の安定が必要です。

 イ) ロクロを右回転(時計廻り)で作陶する場合、外側の手(左手)が基準に

    成ります。それ故、左手の肘を太もも又は、体に着けて手の振れを防ぎます。

   どんな時でも、左手の肘は体の一部に着けておく事です。

 ロ) 左足を載せる台を置く。

    右足は、変速用のペダルを踏んでいます。そのままだと、左右の膝の高さが

   異なり不安定な姿勢になります。

   そこで、8~10cm程度の踏み台(角材)を置き、左足を載せ安定させます。

3) ロクロ挽きは、全身を使ってする作業です。

  土を手先だけで挽くのではなく、体全体を使い、挽き上げます。

  即ち、土が上に延びるに従い、背筋を延ばし、土と目の距離を一定に保ちます。


   

  
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手捻り (玉作り)

2008-09-05 23:00:25 | 陶芸入門(初級、中級編)
手捻りで、作品(器)を作る際、最初の方は、玉作りの方法で作るのが、一般的です。

 玉作りの方法の特徴は

  ① 一番簡単に作品(器)を作る方法とも言われています。

  ② 小さな作品に適します。特に背の低い作品に向きます。直径はある程度大

    きくても可能です。

  ③ 一塊の土から作る為、繋ぎ目が無いです。

  ④ 常に肉厚を感じながら、作る方法なので、極端な厚みの差は出ません。

では 玉作りの方法をのべます。

 1) 一回の出席で、粘土1kg程度の粘土を、提供されるのが普通です。

  その土を、作品の大きさに応じて、1/2又は、1/3に分けます。

 2) この土を、手回しロクロの中央に土が動かない様に、「ドカン」と据えます。

  (手回しロクロが無い場合には、新聞紙などで、代用できます。)

 3) 更に土の根元を、ロクロ面に押し付け、土を固定します。

 4) 両手の親指を揃え、土の中心を掘っていきます。更に底の広さを決めます。

    その際、指を少し水で濡らすと、作業がやり易くなります。

    高台の種類によって、底の肉厚を決めます。

    即ち 輪高台、碁笥底高台は1cm、ベタ高台は5mm程にします。

    (肉厚を測る針を用意しておけば、より確かです。)
 
 5) 両手の親指と、他の指を向かい合わせ、摘んで肉を薄くします。

   イ) 親指を中側に掛ける方法と、外側に掛ける方法が有ります。

     (どちらでもかまいません。自分に有った方法を選んで下さい)

   ロ) 回転方向も、左右どちらでも、好きな方向に回転してください。

   ハ) 最下部(底の付け根)より始め、一段(一周)すんだら、手を上げ

     て、次の段を薄くします。

     (上から始めると、下段で土を指で摘められ無く成ります。)

   ニ) 土を締める。土を摘んで薄くすると、土は上に延びていきます、同時に

     外に広がってきます。広がらない様に、両手を接近させ土を締めます。

 6) 最上段まで、肉厚を均一にしたら、形を作ります。

   イ) 口縁の高さが凸凹していたら、高さを揃えて、弓などで切取ります。

   ロ) 径を拡げたり、狭めたりして形を作ります。

     この際、電動ロクロの経験がある方は、手回しロクロを速く回転させ、

     形を作る事も、可能です。

   ハ) 作陶時にひび割れが発生したら、スポンジ等で水を付け、指(竹ヘラ)

     で撫ぜ、ひびを消します。

   ニ) 口縁を皮で撫ぜ、滑らかに仕上げます。

 7) 糸でロクロより切り離します。

 8) 乾燥後、作品を逆さにし、高台、高台脇を「カンナ」で削り出します。

    (場合によっては、器の内側も削ります。)

注意 必ずしも綺麗に削る必要は有りません。 手や指の痕も残した方が、かえって

   作品に「温か味」が出る事も多いものです。
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電動ろくろの操作方法

2008-09-04 23:00:05 | 陶芸入門(初級、中級編)
 電動ろくろは、作品を綺麗に、速く作る道具です。

勿論 これはろくろを上手に使える技術を、習得した人のことで、技術習得までは

かなり練習が必要です。

 貴方がろくろの初心者である事を前提に、話を進めたいと思います。

 電動ろくろには、簡単な小さな物から、プロ用の力の強い物まで色々有りますが

 共通の一般的な事を述べます。

 1) 回転速度は、低速から高速まで無段変速です。

 2) 変速は、足又は手で行います。

 3) 回転方向は、左右どちらでも可能です。

   イ) 日本では、一般的に右回転(時計方向回転)です。

   ロ) ヨーロッパ、アメリカ等では左回転(反時計回転)です。

   理由は、ろくろは電気の無い時代から有りました。その際、人の手又は足を

   使って回転させる事に成ります。  その伝統を引き継いています。

   ・ 日本では、ろくろの前で胡坐をかいて、手(右手)で棒を持ち、鏡(天板)の

    縁にある穴に、差込み回転させました。その際回し易い方向は右回転です。

   ・ 一方ヨーロッパなどでは、椅子に腰掛けるスタイルですので、足で蹴って

    回転させました。その際回し易いのは、左回転です。

  (勿論 我が国でも、左回転で作陶する人もいます。これは慣れの問題です。)

 4) 回転スピードについて

   スピードは、手(レバー)又は足(ペダル)で操作します。

   イ) 基本的には、回転する粘土を触る手のスピ-ドを一定にする事です。

    即ち、直径の大きな物は、回転を遅く、径の小さな物は回転を速くします。

   ロ) ろくろに慣れてくると、作陶中でも、場面に応じてスピードを変化させます。

    ・ 土殺しは回転を速めに、土を上に延ばした際、最上部では回転を遅くする。

   ハ) 最初の方は、スピードをコントロールするのに、苦労します。

    ・ 足の爪先に力が入り、どんどん回転が速くなる人。

    ・ 逆に踵に力が入り、どんどん遅くなる人。

    ・ 速度が、「フラフラ」して安定しない人。

     (手の方に気を取られて、足元がおぼつかない人です)

    スピードは、人により速い回転を好む人と、逆に遅い回転を好む人がいます。

    それはその人の好みの問題ですが、常に足元にも注意を向けてください。

  5) 注意事項(機械の故障の原因)

    イ) クラッチを切てから、スイッチをOFFにする。

      無段変速は、ゴムのベルトに、円錐形の回転子を押し当た構造になって

      います。回転子をゴムに押し当てたままにして置くと、ゴムが変形し

      使用時に「ゴトゴト」異音がします。

    ロ) スイッチOFFのまま、レバー(ペダル)を動かさない。

      これも上記の理由からです。

     
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土を練る(菊練)

2008-09-03 23:32:28 | 陶芸入門(初級、中級編)
 前置きが、長くなりましたが、いよいよ実技編に入ります。

 手捻りでも、電動ロクロでの作陶のどちらでも、土練りは基本中の基本です。

 最初の第一歩が、初心者にとってかなり難しい作業となり、脱落する要因と成ります。

 土練り、特に菊練りは時間をかけて、習得する物と思ってください。

 土練りは、荒練と菊練が有ります。

 荒練は割合簡単容易ですが、菊練かなり難しい作業となります。

 (特別自分で土を作るのではなく、市販の粘土を使用する場合には、荒練は不要です)

  (私の30数年の経験から、全く荒練の必要性は感じませんでした)

 菊練りの目的は、

  ① 土の中の空気を抜く事です。

    特に電動ロクロで作陶する場合、完全に空気が抜けていないと、空気が閉

    じ込められている所が、まるで石が入っている様に、硬く強く指に当たります。

    作陶し難く、土も均等に延びません。空気を見つけたら、針(剣先)で

    突いて空気を抜きますが、中々抜けないものです。複数個ある場合には、
    
    最初の土練りから、やり直した方が速いです。

  ② 土の硬さを調節する。

    古い土と、新しい土を混ぜ合わせる場合や、二種類以上の土を混ぜて使う

    場合など、硬さの異なる土の硬さを均一にする、働きが有ります。

  尚 空気が入っていないかを、確かめるのには、練り上げた土を、糸でスライス

  して見ることです。粘土に穴が開いている所が、空気です。

  菊練りに自信が無い場合には、指導者にやってもらうのも、一つの手です。

  (あくまでも、最初の数回のみにして下さい。)


 脅かすようですが、5~6回の練習で習得出来るものでは有りません、少なくと

 も数十回の練習が必要です。

 本などでは、「練習すれば誰でも必ず出来る様になる」と書かれていますが、

 実際は、数年やっていても出来ない人もいます。

  (一般に、若い方は習得が早いですが、年配の方はかなり苦労しています)

 菊練りの実技は、指導者によって、千差万別です。

  例えば ① 主に使う手が、右手の人、左手の人

       ② 土の回転方向が、右回り、左回り

       ③ 一度菊練をした土を、天地逆さにして、もう一度練る人、

        天地逆さに練らない人、

       ④ 練る回数も30回程度の人~100回必要と言う人

       ⑤ 最後の練り上げは、砲弾型にするのが一般的ですが、三角に仕上

        げる人(その他の形に仕上げる人)もいます。

 以上指導者によって、菊練りの仕方色々有ります。

 それ故 指導者を変えたり、本(書籍)を参考にしようとすると、かえって混乱

 します。 なるべく一人の指導者のやり方を守って行くのが、早道です。
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始めに (陶芸に必要な物)

2008-09-02 22:51:44 | 陶芸入門(初級、中級編)
 陶芸を始めるに際し、必要な物を準備する(又は購入する)所と、その必要性の

無い所が有ります。

 (何れにしても、汚れて良い服装か、エプロンなどを用意する必要はあります)

 カルチャーセンター等、多員数の人が、同時に作陶する所では、用具類は、各自

 個人の物を使います。(入会時に購入する必要が有る所も有ります)

 ・ 教室などでは、皆で使う共有の用具を備えている所も有ります。

 ・ 個人持ちの場合、最低必要な物は

  ① 竹ベラ(切、なぜベラ)、② 針(剣先)、③ 糸(切糸)、弓 

 、④ 皮(仕上げ用)、雑巾、スッポンジ等、 ⑤ カンナ類(丸、三角等) 

  ⑥ 物差し(15cm又は30cm) ⑦ 場合に拠ってはコテ等

 ・ 尚 用具類を共用する所でも、自分専用の用具を持つ事は良い事です。

 ・ 用具類は簡単な物ですので、ご自分で制作する事を、薦めます。

   竹ベラ:竹を裂いて幅1~1.5Cm 長さ15~20Cmにし、切ベラ(ナイフ状)、

   と、なぜベラの2種類用意する。(一本の両端に切となぜベラを付けても可)

   針:縫い針のやや太い物を、割り箸などの木片に差込み、接着する。

   糸:ナイロン製の水引などを使い、適当な長さに切る。更にもう一本

     やや細い糸を作る、水引は3本位の細い糸が、撚り合せて有るので、内

     2本撚りを使う。(二本の糸は、使い分ける事)

   弓:水引の撚り糸の一本を使い、弾力性のある針金をU字状に曲げ、糸を掛ける。

   カンナ類:帯状の鉄板を用意し(市販されている)、好きな形に加工する。

        又、傘の骨を平らに延ばし、好きな形にして、木片に固定する。

         (かぎベラ、輪カンナ類)

  その他 コテ類も自作できます。色々な作品を作っていくと、新しい形の用具

   が欲しくなります、少しずつ種類を増やしてください。


 
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