おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

大金と小銭

2006年11月21日 | 日記・エッセイ・コラム
よぉ~し、今日はオレのおごりやぉ! 好きなだけ食いさらせぇ!

なんて言える訳がない。だって金がない。
いつも財布を見て思う。

(何に使ったぁ?)

お小遣い帳を付けていてもこれだ。知らない内にドンドン減っていく。
諭吉を英世に崩すと、もう雪崩現象。

そんな僕だが、結構飲みに行く事は多いし、また、誘ってもらえる。
しかし、時と場合によると僕が一番“年上”って時がある。

(これは払うべきか?)

いつも葛藤である。
そりゃ、カッコ良くパッと払うのがいいとは思う。
いままで数多くの先輩にお世話になってきた。
次はオレの番だ! オレの番なんだぁ! そうオレ様の番なんだぜぇ~
って思う事は思うが、何分、玉がない。

割り勘して割り切れなかった分を払う事はある。
それが例え諭吉でも払うが、最初から諭吉御一行様を見送ったりはしない。

で、トキドキ思う。

大きな金額を払う方がいいのか? それとも、小金の時こそなのか?

4人でラーメンを食べにいったとしよう。
レジに向うと、7,500円

払えるが、これは割り勘にすべきなのか?

ラーメンを食べに行く前に、ちょこっとスナックへ立寄っていた。
合計金額28,000円。

これぐらいなら無理してでも払えるが、どうなんだろう。
まぁ、7,500円と28,000円でくらべても微妙だけど。

カッコイイのは、大きな金額の時にこそ発揮されるモンだろう。

僕はどうするか?

今のところ、すべて割り勘である。
たまには出してもらったりしてみたりなんかして。

プアーな僕としては、この“小金”の時こそ払いたいと思うのだが。

 
いや、違うか。
出来れば払いたくないのである。トコトンちっさな男である。

 
昔、先輩に

「ラーメン喰いに行こかぁ!」

と、誘われた。小腹が空いてたので嬉しかった。

(ゴチになりますぅ)

近くのラーメン屋に向う。餃子も頼んだ。
5人ぐらいだったかな。

最後に水を一気に飲み干す。先輩がレシートを持って席を立つ。

レジで一応、財布なんか出してみたりして。
すると先輩、レジの可愛い女の子に向って一言。

「オレ、ラーメンと野菜炒めね」

割り勘だった。

これぐらいはっきり言いたいモノである。
 


コメント
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