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凄いね

2006年11月15日 | スポーツ
松坂への入札額が60億円らしい。

凄い、凄すぎるよねぇ~この金額。30日間の独占交渉権を得る為だけの
金額ですよ、これ。

契約金や年俸は別だってんだから、凄いよねメジャーって。

それだけ凄い投手ってことなんだろうな。

昔、テレビでどれだけプロ野球選手が凄いのかって説明で、
かの上岡龍太郎先生が、

「小さい頃から町内で、物凄く上手いヤツがいてね、そいつが名門校に入った。
 でも、レギュラーにはなれなかった。上には上が居ると思った。
 で、名門校なんで一応甲子園には出場出来たけど、1回戦でボロ負け。
 相手チームには凄いヤツがいて、卒業後にはプロ野球に入った。
 でも、結局1軍に上がる事なくクビになった。」

この話を聞いた時は、

(上には上がいるんだ)

って思ったモンだけど、松坂を小さい時から知ってる人って、
どんな感想なんだろう。
だって、最初から近所に最高峰に上手いヤツがいるってことでしょ?

あと、プロ野球選手やらの年俸見てたら、ちょっと金銭感覚が麻痺するって
言うか、高卒でもすでに僕の年収越えてるヤツがいるんだから。

最高年俸が3億とかだから、2軍の選手の年俸なんか見てると、

「おぉ~、こいつ840万かぁ!」

って思うけど、高卒ですよ、高卒。

僕の初任給なんて忘れてしまったけど、
やっぱ才能のあるヤツってのは凄いね。

で、そんな野球中継を見ながら、

「あぁ! なんでそんな球振んねん!」

って突っ込み入れたり、絶句したり、身を捩りながら
罵声を浴びせつつ、ビールを飲んだりしてるけど、あの画面に映ってるヤツらに
野球で勝てるヤツがテレビ見てることなんて無いんだけど。

スポーツ観戦ってのは、そういうもんなんでしょ? って言われればそれまでだけど。

どんなスポーツだって、応援してるヤツの方が上手いなんてコトは
あり得ないわけで、プロ選手も大変だなぁって思ってしまう。

けど、けどですね、その報酬が億なんですよね、スーパースター達は。
置くんちゃいますよ、億ですよ(by トミーズ)

で、たまに思う事がある。
ファン感謝デーなんかで、素人スピードガンコンテストに出場して、
158キロぐらい放るの。

ベンチで笑ってた選手たちも、スタンドのファンも驚きの表情。
一呼吸おいてから、凄い歓声が。

「一度、選手に投げてみたい」

と言い出すと、主力バッターが相手をしてくれる。

初球はカーブ。鋭いカーブ。
キャッチャーからの返球を受け取りながら、微妙に懐かしいハンカチで
顔の汗を拭う。
二球目は、フォーク。
バッターは信じられない表情。

そして三球目。直球を投げ込む事を予告し、投げた球速は162キロ。
空振り三振。

慌てて、球団幹部達がやってきた。

グローブをはずしながら、スタンドの歓声に手を振って応える。

「ぜひ、うちのテストを受けてもらえないか?」

球団のお誘いの言葉に笑顔で

「やめときます。それに今の仕事が好きなんで」

こんなヤツが本当にいたら、凄い!って思う。