最近、妙にバスに乗る事が多い。
視察研修旅行。まぁ、視察と言うよりは“旅行”雰囲気が
少し強まるバスの旅。
適度の揺れが、まるでゆりかごの心地よさ。
昼食にアルコールでも摂取しようものなら、
午後からは、まさに
“極楽”
である。
小さい時から、どうも車は苦手だった。
家族で出かけると、120%の確立で吐いたものだ。
車のニオイが嫌い。くねくね峠道なんか走られると、
さらに確立がアップし、225%の確立で嘔吐した。
しかし、不思議とバスだけは小さい頃から大丈夫だった。
子供会の旅行。
毎年、楽しみにしていた。
この旅行の時でも僕は平気だった。
バス旅行じゃ、必ず誰かが気分が悪くなって、
急に一番前の席に移動する人がいたもんだ。
小学生の時、隣の席の子が気分が悪くなった。
とっさに“エチケット袋”を差し出す僕。
彼は、我慢出来なくなり逆噴射。
後日、その見学旅行についての作文で、
彼はその時の僕の行動に感謝してくれた。
先生は誰と言う事も無く、その行動を褒めてくれたが、
教室の中で、ただ1人顔を真っ赤にして照れている僕を全員が見つめた。
修学旅行の時も、気分が悪くなった子が居た。
どこへ言っても、バスの中でグロッキー状態。
改めて、バスでは酔わない体質に感謝したものだった。
大人になってからは、バスに乗り込めば
“ビール”
てのがある程度定番化して、無い時は妙に不安な気持ちになるものだ。
煙草もめんどくさい。
嫌煙や禁煙が広まり、気軽に吸う事も出来ない。
かといって、密封されたバスの中で、他人の煙りを吸うってのも、
自分勝手ながら、気分のいいものではないのもわかる。
トイレ休憩時には、てっとりばやく放水すると、
灰皿をさがして一直線。
「お互い大変ですね」
言葉には出さないが、まるで蜜に集まるはたらき蜂のように、
灰皿を中心に群がる愛煙家の1人となる。
そしておもむろに自販機を探しては缶コーヒーを一本買って、
ふたたびバスへと向かって行く。
どのバスを見ていても、その光景は同じ。
中にはSAで休憩する度に食物を調達してくる人もいる。
(まだ食うのぉ!)
びっくりするが、そんな人に限って、
「どうぞぉ!」
と振る舞ってくれる。
「ありがとう」
次の休憩の時には僕が買って振る舞おうと思うが、
そんな時には、彼は眠ってしまっている事がある。
バス旅行。
独特の雰囲気と、適度なざわつき。
どうも、バス旅行ってのは童心に返る事が出来る
空間のように思えてきた。
視察研修旅行。まぁ、視察と言うよりは“旅行”雰囲気が
少し強まるバスの旅。
適度の揺れが、まるでゆりかごの心地よさ。
昼食にアルコールでも摂取しようものなら、
午後からは、まさに
“極楽”
である。
小さい時から、どうも車は苦手だった。
家族で出かけると、120%の確立で吐いたものだ。
車のニオイが嫌い。くねくね峠道なんか走られると、
さらに確立がアップし、225%の確立で嘔吐した。
しかし、不思議とバスだけは小さい頃から大丈夫だった。
子供会の旅行。
毎年、楽しみにしていた。
この旅行の時でも僕は平気だった。
バス旅行じゃ、必ず誰かが気分が悪くなって、
急に一番前の席に移動する人がいたもんだ。
小学生の時、隣の席の子が気分が悪くなった。
とっさに“エチケット袋”を差し出す僕。
彼は、我慢出来なくなり逆噴射。
後日、その見学旅行についての作文で、
彼はその時の僕の行動に感謝してくれた。
先生は誰と言う事も無く、その行動を褒めてくれたが、
教室の中で、ただ1人顔を真っ赤にして照れている僕を全員が見つめた。
修学旅行の時も、気分が悪くなった子が居た。
どこへ言っても、バスの中でグロッキー状態。
改めて、バスでは酔わない体質に感謝したものだった。
大人になってからは、バスに乗り込めば
“ビール”
てのがある程度定番化して、無い時は妙に不安な気持ちになるものだ。
煙草もめんどくさい。
嫌煙や禁煙が広まり、気軽に吸う事も出来ない。
かといって、密封されたバスの中で、他人の煙りを吸うってのも、
自分勝手ながら、気分のいいものではないのもわかる。
トイレ休憩時には、てっとりばやく放水すると、
灰皿をさがして一直線。
「お互い大変ですね」
言葉には出さないが、まるで蜜に集まるはたらき蜂のように、
灰皿を中心に群がる愛煙家の1人となる。
そしておもむろに自販機を探しては缶コーヒーを一本買って、
ふたたびバスへと向かって行く。
どのバスを見ていても、その光景は同じ。
中にはSAで休憩する度に食物を調達してくる人もいる。
(まだ食うのぉ!)
びっくりするが、そんな人に限って、
「どうぞぉ!」
と振る舞ってくれる。
「ありがとう」
次の休憩の時には僕が買って振る舞おうと思うが、
そんな時には、彼は眠ってしまっている事がある。
バス旅行。
独特の雰囲気と、適度なざわつき。
どうも、バス旅行ってのは童心に返る事が出来る
空間のように思えてきた。