おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

上にいる優越感

2010年05月28日 | 日記・エッセイ・コラム
小学生の頃のことを思い出していた
 
二段ベッド 
 
新築した家には子供部屋があった
そして、そこには魅惑の二段ベッドが!
 
いやぁ~、当時の事は鮮明には覚えてないし
記憶を伸び戻すことも出来ないが
たぶん、狂喜乱舞したことだろう
念願の子供部屋が出来たことよりも
二段ベッドが目の前にあることが
まさに夢のような話で、
今でいうなら“セレブ”心地である
 
興奮しないほうがおかしい
 
小学生の時に憧れていたのは
家具なら二段ベッド
食事なら、ビフテキだった
 
ビフテキの響きには、いまだに弱いが、
二段ベッドは子供の夢のひとつだろう
 
弟と二人で使うベッド
 
さて、どっちに寝るか?
答えは簡単だった
上です、上
長男だから上!俺様が上!
天上天下唯我独尊!
俺が上と言えば、それが正しいのだぁ!
 
ぐはっ!ぐわっはっはっは!
 
で、上に
 
梯子をかけて上っていく
なんとも心地がいい
高いところに上ると、気分も高揚するのが
わかる
 
近い天井、見下ろす床
小学4年生の春だったがけど、
すべてが手に入ったような幸せの
絶頂にいたような感じ
いまの有名人に例えるなら、ダルビッシュぐらいの
充実感だろうか?
 
しかし、今から思い返してみれば
下でよかったか?と思うときがたまにある
一度か二度、寝転がったことがあったと
思うが、なんともいえない雰囲気が
二段ベッドの下にはある
 
まぁ、今から思えばの話で
あの当時はやっぱり上で寝ている夜は
幸せな時間だった