常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

歩きの研究

2022年09月04日 | 日記
同じ建物に住んでいてもめったに顔を合わせて会話することもない。今朝は外の歩きから帰ってきて、「やっと朝夕は涼しくなったね」という会話があった。つけ加えて、「台風はどうどろうか」ということだが、「水曜には去っているのでは」という楽観的な会話であった。萩の花が、秋の色を見せていた。最近、高齢で疲れない歩きに関心が向いている。

九州共立大の教授で、剣道家でもある木寺先生が行っている「なみあしセミナー」というのがある。歩きについてはこれまで様々な本や動画を見て参考にしているが、このセミナーの歩きは、膝を曲げ重力と地面への反発力を利用した足に負担をかけない歩きだ。pdfで歩きの理論を解説しているのに加え、毎日送られてくる動画で、実際の歩き方が分かる優れものだ。ラインに毎日きめ細かくその日に学ぶテーマが知らされるのでモチベーションが高まる。歩きについて毎日学べることは実に楽しい。

なみあしは漢字で並足と書く。広辞苑には、早くもなく遅くもない普通の足並みとある。馬の歩速度では、もっともゆるやか1分間に86メートルと具体的に書いてある。木寺先生は、トントンと2拍子の調子をとってこの歩きを指導している。日本人が和服で暮らしていた時代、着物の裾を払いながら、足を曲げて歩いていたものらしい。菅原都々子に「月がとっても青いから」という懐メロがある。

月がとっても青いから
遠回りして帰ろう
あの鈴懸の並木路は
想い出の小径よ
腕をやさしく組み合って
二人きりで サ 帰ろう

並足で夜道のデートで散歩するには、このメロディは持って来いかも知れない。

コメント
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