常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

ハドソン川の奇跡

2025年01月30日 | 映画
四国や九州に大雪が降っている。こちらも昨日から断続的な雪。大粒で水分の多い雪が降ってくる。寒い季節には考えられないような雪だ。こんな日はゆきごもり、アマプラの映画を見て過ごす。「ハドソン川の奇跡」はUSエアウェイズ1549便がラガーディア空港からシャーロット空港へ向けて離陸直後、鳥の群れに衝突してエンジンの機能が停止してしまう。管制官は近くの空港への着陸を指示するが、機長は状況から空港への着陸は困難と判断し、1月のハドソン川への着陸を決断する。機長の冷静な判断と着陸技術で機体の損傷もなく着水、川の船に助けを得て乗員、乗客155名が全員無事に救出された。2009年1月15日の事故はハドソン川の奇跡と呼ばれ、全世界に知れ渡った。

機長はサレンバーガー(通称サリー)、副操縦士はスカイルズ。二人はこの奇跡の立役者として全米のヒーローとなった。映画はサリーが夜眠られず。副操縦士に電話することから始まる。事故の後遺症に悩まされフラッシュバックする事故の記憶に悩まされる。二人がとった行動は、街中を走ること。そんななか事故の調査でエンジンの一つが稼働していたことが明らかになる。機長の判断ミスを疑った運輸安全委員会はシュミレーションを行い、事故後の状況で空港の着陸できる結果を得て聴聞会を開く。サリーはシュミレーションのパイロットは、事前に何をなすべきか知っており、乗客を心配する懸念もない。人間のとっさの決断に至るまでの考慮がされていないと主張する

時間を加味したシュミレーションでは着陸に失敗、川から回収したエンジンの分析でエンジン損傷が機長の主張通りであったことが結論づけられた。監督はかっての名優クリントイーストウッド。映画の手法を知り尽くした監督の見せ所いっぱいの映画になっている。機内から脱出し、水に浮いた翼の上で救助を待つシーンは緊迫感があり見ごたえがあった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

脳年齢

2025年01月26日 | 日記
愛用しているスマホのアプリにdヘルスケアがある。自分の健康状態、歩数、体重、血圧、体温、生活習慣などを記録して、ひと月、一年の記録ができるアプリだ。歩数では決めた目標を達成すれば、抽選で1~10のdポイントがもらえる。報酬をモチベーションにしたすぐれものだ。一年間で獲得したdポイントは5239ポイント、日々の買い物にも使うことができる。一年間の振り返りレポートがあって年間の総歩数、前年との比較もできる。最近新しい機能に「あなたの推定脳年齢」というのが加わった。

これはドコモが開発した脳の健康チェックAIを利用して、脳の健康4項目のスコアを算出して、脳年齢を見える化したものだ。一つ目は脳の元気度、脳のはたらき全般。スマホの利用時間、操作効率から算出される。二つ目興味関心度、アプリの利用傾向や外出の傾向などをもとに算出される。三つ目身体活動度、歩数や活動の範囲などをもとに算出。四つ目コミニュケーション度、人とのふれあい、コミュニケーション量に関するスコアで、コミュニケーションアプリの利用傾向をもとに算出される。因みに自分の本日のスコアをみると、脳の元気度45点、興味関心度69点、身体活動度49点、コミュニケーション度62点。推定脳年齢61歳、実年齢より22歳若いと出た。因みにグラフでこのひと月の推移を見ると45歳から69歳と振れ幅が大きい。長い期間を図ることで、その制度は増すと記載されている。

筋肉運動は脳を活性化することで知られている。筋肉から脳への刺激の伝達は筋肉の太さに比例する。身体で一番太い大腿筋を使うウォーキングやジョギングが脳にいい理由だ。さらにウォーキングでは景色が次々と変わり多様な視覚情報が脳を刺激する。歩いているうちにアイデアア生まれ、目標ができ、やる気が出てくることに留意するべきだ。dヘルスケアは、脳を若返らせるのに有効なアプリである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハーブ水挿し

2025年01月24日 | 日記
室内に入れたハーブの鉢の元気がいい。オレガノの新芽はは10㎝ほど伸び、セージとローズマリーも新芽がすくすくと育っている。去年から水耕栽培しているバジルの瓶にローズマリーとオレガノの新芽を切って水差しした。写真に撮ってレンズで検索してみると、冬季のハーブ水差しの方法が出てくる。ローズマリーは1週間ほどで出るらしい。植物活力素メネデールを希釈して水に加えるといいらしい。さらに保管場所に日あたりのいいところ。早速、南側のベランダの安全な場所へ移す。注意すべき夜この場所に置き忘れてしまうと温度が下がりすぎて葉を凍らせてしまうことがある。

昨日の映画、「日々是好日」。主演黒木華、樹木希林、多部未華子。森下典子の同名エッセイの映画化。茶道を習うこと、形から入る。その意味を少しずつ理解することで、人間の成長がある。若い二人の所作が、茶道の学びによって美しくなっていくことが見てとれる。何よりも時間の流れ、四季の移ろいにつれてお茶の楽しみ方が変わっていく。茶道を教える樹木希林の演技がいい。袱紗のたたみ方、茶道具の扱い。その細部が丁寧に描かれる。日本の文化の一端が垣間見れる。

高齢者にとって医院への通院はハードルが高くなっている。厳寒で雪が降り、道が凍っても、診察を受けなければ毎月決まった投薬さえできなくなっている。地域包括センターから訪問診療の情報を得る。オンライン診療などについても注意点などを聞く。足が思うように使えない妻に必要な医療についてたくさんの選択肢を持っておきたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画習慣

2025年01月20日 | 映画
昨日、この冬一番きれいに月山の姿が見えた。内陸は日本海から来る雪雲がほとんどを月山に降らせてしまうので雪が少ない。今年は特に日本海側に雪が降り、月山が雪の最終点のようになっている。多分、月山の積雪は例年に通りに多いはずだ。日差しのなか悠創の丘まで歩こうとしたが、足がなまって手前で引き返した。毎日歩いているつもりだが、以前はこの丘までの登りも意識しなかったが、4000歩を越えたあたりで足に疲れを感じた。

今年から始めた映画習慣はアマプラ、ネトフリの略語があるくらいで家での鑑賞が主流になっている。確かに映画館での大画面や音響は映画の真の醍醐味ではあるが、高齢者には家でチャンネルボタンでほぼ無料で楽しめるのがうらしい。だんだんと興味の分野も高齢者向けのものが増えている。『長いお別れ』は小説家中島京子の実体験をもとにした同名の小説の映画化だ。認知症という病気は徐々に自分を失っていくことから「長いお別れ」という英語名が付いている。中学校の校長を務めた主人公には山崎努が扮し、妻には松原千恵子、長女役に竹内結子、次女役は蒼井優という布陣だ。学校の先生という経験もあって、ほかのことはすっかり忘れているのに、漢字の読み書きは驚くほどできる。色んなものチャレンジして失敗を繰り返す次女に、この父は突然、「立派だ」と褒め、崩れそうな娘の窮地を救ったりもする。

圧巻のシーンは突然家を出て行方不明になった主人公が行った場所が昔子ども達を遊ばせた遊園地。見知らぬ小さな姉妹を遊園地の乗り物に乗せている主人公を発見。言外に主人公がその時代にタイムスリップしていることを示している。」家族が「お父さん」と声をかけると何とも言えないい笑顔で手を振りかえす父。次に見たのは、若年性認知症を描いた「蝶の眠り」。こちらは先日亡くなった中山美穂が演じる小説家が主人公。アルツハイマーであることを知った主人公は、人生の最後に大学の講師を務めながら小説を書く。学生の書いた作文に失望して講師を止めようとするが、学生から再挑戦を懇願されて書かせたものが理解できない。「前回よりずっといい出来」というのがやっとである。韓国の留学生に犬を散歩させるアルバイトをさせやがて執筆のアシスタントに起用する。そこに生じる恋愛感情。いずれも、人間の尊厳を少しずつ失っていく認知症は、高齢者にとってはかかりたくない病である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グーグルアラート

2025年01月17日 | 日記
朝方の雪が止み青空も見えた。ブックオフで樺沢紫苑『インプット大全』を買う。この本は外部にある知識や情報をいかに効率よく取り入れて、日々の生活やその向上に役立たせるか網羅的に書いている。基本的な読む、聞く、見るについての記載があり、その肝は質の重視だ。本にしても、いい本、役立つ本は少ない。インプットはアウトプットと表裏をなす。いい考えを表明するには、いいインプットができていればこそだ。

うれしいことに、この本はインターネットからの情報のとり方にも触れていることだ。グーグルアラートという機能がある。このアプリに、自分の知りたい分野のキーワードを登録しておくと、その関連の情報を集めてメールで送ってくれるシステムだ。ほかに、facebookやxで、分野のキューレーターをフォローする。その人は知っておくべき大切なニュースや情報を解説つきで投稿しているのでそこから最新のニュースを知る。テレビのニュースは、詐欺や事故など暗いニュースに偏っているため見ない。など実に有益な知識満載の本だ。

映画をみることについて、こんな記述がある。「映画を見ることは、他人の人生をいきること」と記し、100本映画を見れば、100人の人生が生きられるとある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする