常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

大山桜

2020年04月17日 | 

三日続きの晴天である。そこそこひんやりとした風が吹いて外へ出ると気持ちがいい。ステイホームが標語のようになっているが、郊外への散策、畑での農作業など、人との接触がない外出は推奨できる。畑の除草も半分ほど終り、来週には石灰を撒いて、耕耘ということになる。芸工大の裏にある悠創の丘では、大山桜が満開であった。満開で白さが増すソメイヨシノに比べると、ピンクが鮮やかに見える。澄んだ青空のなかで枝を広げる樹はまだ大きなものではないが、後ろに雪を被った月山と葉山を控えて堂々とした風格があった。芝生には、少し新芽が顔を出し、散策をしている人々にも、季節を満喫する喜び様子が感じられた。

ここからもう少し上に行って、西蔵王の放牧場のあたりには大山桜の大木が散在している。間もなく満開を迎えると、花を見る人々が集まることが予想できる。ただ、全国に拡大されたコロナの緊急事態宣言で人出はどうなるであろうか。ここには、かの西行法師が訪れたと言い伝えられており、歌碑も建っている。

たぐひなきおもひいではの桜かな
 うす紅の花のぬほいは 西行法師

一日一万歩。スマートウオッチに設定した歩行の目標である。ほとんど目標は達成しているが、出歩く範囲も随分と広くなった。世間のステイホームとは反対の方向のようだが、人の賑わうところではない。家のなかに閉じこもっているよりも郊外に出て自然のなかで心を開放することはさらによい。

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