公園のイチョウの木にたくさんの実がなった。いままで気づかなかったから今年から実をつけるまでに成長したらしい。秋の気候になって実が木のもとに落ちはじめた。以前は千歳公園やお寺のイチョウの木を探しに行ったものだ。実を拾って匂いのする皮を剥いて水で洗い、乾燥させて銀杏にする。封筒にいれてレンジでチンすると鬼皮がはじけてエメラルドグリーンの実が出てくる。熱いうちに塩をつけて食すれば格好の酒のつまみだ。尾花沢の親戚にイチョウの木があり、一冬で食べきれないほどの銀杏をもらった。朝の味噌汁の4粒入れて二人2粒ずつ毎朝食べる。ほのかな苦みがあり、秋の味覚は身体にいいと言われて食べ続けた。親戚の従兄も一昨年亡くなり、銀杏はスーパーから買うようになった。だが気候の異変か乾燥しすぎて実が固くなり食べられなくなり返品することになった。それ以来、スーパーにも銀杏は置かれない。久しぶりで拾う銀杏は懐かしい味だ。
銀杏を焼きてもてなすまだぬくし 星野立子
早めに収穫した銀杏はヒスイ色で柔らかく高級品とされる。この数日味噌汁に入れた銀杏は実にヒスイのような色で新鮮な食感だ。調べてみると銀杏には炭水化物、食物繊維、脂肪、タンパク質、ビタミン各種、ミネラルなど栄養も多い。古来、薬用として中国で用いられてきた。ただし、多食はある成分のため危険とされる。身体にいいと思って、毎日2粒ほど食べるのが一番いいようだ。
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