常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

入梅

2013年05月29日 | 日記


昨日、関東地方が梅雨に入った。ナイター中継を見ていたら、甲子園球場は雨であった。それほど強い雨でなかったので、試合は中止にならずに行われた。楽天が9回に4点を入れ勝利した。梅雨は五月雨のような雨そのものを言うのではなく梅雨期を略して梅雨という。入梅はその時期に入ったことを、気象庁が発表する。東北はまだ梅雨に入らず、予測としては6月10日ごろとのことであるが、関東地方の入梅の影響で夜雨になり、朝方まで小雨が降った。そのためか、悠創の丘の緑は一段と深くなった。

部屋ごとにしづけさありて梅雨きざす 能村登四郎

梅雨は梅の熟するころの雨である。そういえば昨日歩いた果樹園で、青い梅の実が大きくなっているを見た。その横に無花果の花が終わり、かわいい実をつけていた。桜の実がピンク色につんと上を向いているのもかわいいものである。

辰巳浜子の『料理歳時記』の梅の項には、梅を使った梅酒や梅肉エキスの作り方が書かれている。
「初夏の懐石の湯吸物に青梅の一片をしのばせた後、きまって梅酒、梅肉エキスの青梅もぎが始まります。東京地方では入梅の雨に当てぬ以前のものがよいとされています。6月10日前後までに漬け込みましょう。」
この地方では、梅干の梅は、半夏生までにもげという言い伝えもある。

青梅の兄おとうとのをれる如 後藤 夜平

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