訪問日: 令和4年10月24日(月)
前回の「橿原神宮」につづく
ホテルを予定の30分遅れで8時半に出発。目的地は奈良公園でしたが、途中の道路交通情報の電光掲示板に「奈良公園満車」の表示が出ているではありませんか。これには焦りました。
それでは奈良公園の徒歩圏内ということで、なら町に行き先を変更しましたが、なんと奈良方面の国道が大渋滞、おまけに下車するところを間違えてさらに遅れ、到着したのは1時間半遅れの11時頃でした。
(興福寺・阿修羅立像)
なら町を抜けて、まず向かったのが興福寺です。来るときに見た奈良公園満車の表示ですが、何と私設駐車場はどこも空きがあるではありませんか。いまさら引き返すわけにはいかないと思いながら歩くと興福寺到着です。
猿沢池から望む、五重塔は実に絵になります。一番の目的は宝物館の国宝“阿修羅立像”です。作られたのは奈良時代。はるか昔に、現代に通じる写実的でこのようにきれいなお顔の仏像が作られたとは驚きです。お目にかかるのは、三度目ですがいつも新鮮な驚きを感じ、釘付けになってしまいます。
幾多の戦禍を潜り抜けられたのには、理由があります。脱活乾漆造で作られているため、その重さはわずか14㎏、いざというとき運び出すのが容易だったことが挙げられます。
また、ガラスケースに入った上半身だけの像(五部浄)もなかなか美しいお顔でした。
猿沢池に映る興福寺五重塔
色鮮やかな五重塔??
中金堂(ちゅうこんどう)2018年に300年ぶりに再建されました。
国宝館 阿修羅立像に対面、ガラスケースなしで間近で見ることができ感動の瞬間です。スカートのような衣をまとっています。「天平の美少年」とも呼ばれる仏像櫂のスーパースターです。その外の八部衆、金剛力士立像など数々の国宝の仏さまを見ることができました。
ここでも多くの修学旅行の生徒たちを目にしました。いい思い出になるといいですね。
高さ50m、奈良時代の建立ですが以後5回の焼失、再建を繰り返し現在のものは室町時代の再建で6代目になります。
(奈良公園)
小鹿、かわいいですね。
こちらも
奈良国立博物館のレトロな建物。明治時代に建てられた旧本館「なら仏像館」です。
東大寺にむかう途中に、楽しいお店が並んでいます。人形は「せんとくん」でしょうか。
東大寺に近づくにつれて増える人並み。
公園内の草を食む鹿たち。後方は若草山。
(東大寺・大仏殿)
興福寺を後にして奈良公園を東大寺方面に進むと、天然記念物のシカが一段と増えてきます。中にはとてもかわいい幼い鹿もいて思わずカメラを向けてしまいます。鹿せんべいを求めて集まる鹿の群れに「キャー!」と叫び逃げ出す若い女性の声はお馴染みの光景です。
欧米の外国人観光客の姿が随分目立ちました。そして修学旅行の学生も一段と増えてきました。
仁王門の運慶・快慶作の仁王像の巨大さに改めて感心します。回廊の途中にある受付で拝観券を購入し進むとすぐに見えてくるのが大仏殿です。世界最大級の木造建築物・大仏殿の下あたりの人がアリのように小さく見えます。
大仏殿に入ると、正面に巨大な大仏・廬舎那仏が迎えてくれます。こちらでの撮影は特に制限されていません。国宝で唯一、撮影可の仏像です。
南大門 東大寺の正門です。高さは25.5mもあります。
南大門から見る中門と大仏殿 鹿くんもしっかり入っています。
御存知、運慶・快慶作の金剛力士立像。こちらは阿形(あぎょう)。その大きさにびっくりします。
下から見る南大門
東大寺ミュージアム 大仏殿との共通割引券は1000円
鏡池 回廊が映りこんでいます。もう少し右側に移動し、大仏殿を撮ればよかったと反省。
中門と後方に巨大な大仏殿が見えてきました。
中門、入堂口は左側にあります。
巨大な大仏殿が姿を現す
聖武天皇が反乱、天災、疫病が相次ぐ時代仏教の力で国を守ろうと諸国に国分寺を建立。大仏殿は仏を安置する東大寺の金堂で世界最大級の木造建築物。現在の建物は江戸時代中期に再建されたもので高さは48m。
秋空が美しい
この窓は観相窓(かんそうまど)といい、元旦とお盆の期間の夜だけ開いて外から大仏様のお顔が見られる
代物(廬舎那仏座像)高さ15mの世界最大級の鋳造の仏像。
右側から撮影
回廊を望む
回廊と青空 すべてが美しい
以前、あった太い柱の潜り抜け(大仏さまの鼻の穴くぐり)は、コロナに配慮して休止になっていました。
圧倒されるような急な階段に驚き、裏側まで周囲をぐりりと巡ったあと、二月堂に向かいました。
二月堂に続く
前回の「橿原神宮」につづく
ホテルを予定の30分遅れで8時半に出発。目的地は奈良公園でしたが、途中の道路交通情報の電光掲示板に「奈良公園満車」の表示が出ているではありませんか。これには焦りました。
それでは奈良公園の徒歩圏内ということで、なら町に行き先を変更しましたが、なんと奈良方面の国道が大渋滞、おまけに下車するところを間違えてさらに遅れ、到着したのは1時間半遅れの11時頃でした。
(興福寺・阿修羅立像)
なら町を抜けて、まず向かったのが興福寺です。来るときに見た奈良公園満車の表示ですが、何と私設駐車場はどこも空きがあるではありませんか。いまさら引き返すわけにはいかないと思いながら歩くと興福寺到着です。
猿沢池から望む、五重塔は実に絵になります。一番の目的は宝物館の国宝“阿修羅立像”です。作られたのは奈良時代。はるか昔に、現代に通じる写実的でこのようにきれいなお顔の仏像が作られたとは驚きです。お目にかかるのは、三度目ですがいつも新鮮な驚きを感じ、釘付けになってしまいます。
幾多の戦禍を潜り抜けられたのには、理由があります。脱活乾漆造で作られているため、その重さはわずか14㎏、いざというとき運び出すのが容易だったことが挙げられます。
また、ガラスケースに入った上半身だけの像(五部浄)もなかなか美しいお顔でした。
猿沢池に映る興福寺五重塔
色鮮やかな五重塔??
中金堂(ちゅうこんどう)2018年に300年ぶりに再建されました。
国宝館 阿修羅立像に対面、ガラスケースなしで間近で見ることができ感動の瞬間です。スカートのような衣をまとっています。「天平の美少年」とも呼ばれる仏像櫂のスーパースターです。その外の八部衆、金剛力士立像など数々の国宝の仏さまを見ることができました。
ここでも多くの修学旅行の生徒たちを目にしました。いい思い出になるといいですね。
高さ50m、奈良時代の建立ですが以後5回の焼失、再建を繰り返し現在のものは室町時代の再建で6代目になります。
(奈良公園)
小鹿、かわいいですね。
こちらも
奈良国立博物館のレトロな建物。明治時代に建てられた旧本館「なら仏像館」です。
東大寺にむかう途中に、楽しいお店が並んでいます。人形は「せんとくん」でしょうか。
東大寺に近づくにつれて増える人並み。
公園内の草を食む鹿たち。後方は若草山。
(東大寺・大仏殿)
興福寺を後にして奈良公園を東大寺方面に進むと、天然記念物のシカが一段と増えてきます。中にはとてもかわいい幼い鹿もいて思わずカメラを向けてしまいます。鹿せんべいを求めて集まる鹿の群れに「キャー!」と叫び逃げ出す若い女性の声はお馴染みの光景です。
欧米の外国人観光客の姿が随分目立ちました。そして修学旅行の学生も一段と増えてきました。
仁王門の運慶・快慶作の仁王像の巨大さに改めて感心します。回廊の途中にある受付で拝観券を購入し進むとすぐに見えてくるのが大仏殿です。世界最大級の木造建築物・大仏殿の下あたりの人がアリのように小さく見えます。
大仏殿に入ると、正面に巨大な大仏・廬舎那仏が迎えてくれます。こちらでの撮影は特に制限されていません。国宝で唯一、撮影可の仏像です。
南大門 東大寺の正門です。高さは25.5mもあります。
南大門から見る中門と大仏殿 鹿くんもしっかり入っています。
御存知、運慶・快慶作の金剛力士立像。こちらは阿形(あぎょう)。その大きさにびっくりします。
下から見る南大門
東大寺ミュージアム 大仏殿との共通割引券は1000円
鏡池 回廊が映りこんでいます。もう少し右側に移動し、大仏殿を撮ればよかったと反省。
中門と後方に巨大な大仏殿が見えてきました。
中門、入堂口は左側にあります。
巨大な大仏殿が姿を現す
聖武天皇が反乱、天災、疫病が相次ぐ時代仏教の力で国を守ろうと諸国に国分寺を建立。大仏殿は仏を安置する東大寺の金堂で世界最大級の木造建築物。現在の建物は江戸時代中期に再建されたもので高さは48m。
秋空が美しい
この窓は観相窓(かんそうまど)といい、元旦とお盆の期間の夜だけ開いて外から大仏様のお顔が見られる
代物(廬舎那仏座像)高さ15mの世界最大級の鋳造の仏像。
右側から撮影
回廊を望む
回廊と青空 すべてが美しい
以前、あった太い柱の潜り抜け(大仏さまの鼻の穴くぐり)は、コロナに配慮して休止になっていました。
圧倒されるような急な階段に驚き、裏側まで周囲をぐりりと巡ったあと、二月堂に向かいました。
二月堂に続く
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