吉備路の国分寺五重塔と菜の花畑
今年も、初詣に岡山市の最上稲荷(さいじょういなり)に行ってきました。例年ならもう少し遅く参拝しているところですが、今年は三連休の初日、待ち時間を覚悟で少し早めに出かけることにしました。
行きはいつも一般道を利用します。途中で吉備路の国分寺五重の塔と菜の花を撮るためです。青空にほどよい雲が浮かび、田んぼに植えられた菜の花がきれいに咲いていました。菜の花や、梅、桃、桜などの、シーズンごとに咲く花々と五重の塔との組み合わせは絶好の被写体となります。周辺は遊歩道が整備されていて、ウオーキング、ジョギング、犬の散歩と多くの市民が利用しています。(国分寺は岡山県総社市)
菜の花を前景に何枚か撮ったあと、すぐに最上稲荷に向かいました。時刻はすでに11時を過ぎていました。大鳥居を過ぎたころから帰りの車の渋滞が見られました。まさに「行きは良い良い、帰りは恐い」ではありませんが、帰りはやはり大変そうです。
門前町(参道)入口
近づくにつれて、各駐車場の入り口では、案内係の人が一斉に誘導棒を持って誘導しています。いつも思うのですが、その様子が干潟のシオマネキに似ている感じがして思わず笑ってしまいます。
料金は、どこも均一800円でした。いつも利用している駐車場に車を入れて稲荷の参道に向かいます。やがて最上稲荷参道口と大きく書かれたアーケードの入り口付近には多くの露天商のテントが並び、香ばしい匂いが漂っています。
少し気になりますが、まずは参拝です。ここからの参道ですが、両側に昔ながらのお店が延々と続く門前町があります。土産物店・旅館・飲食店など約50店が軒を連ね、その距離は実に600mにも及びます。浅草・浅草寺の仲見世通りのように寺社の境内にあるお店を仲見世といいますが、この最上稲荷の門前町を仲見世とすると、このような規模のものは、日本ではあまり例がないようです。
ただ近年、休業するお店や、空き地になっている場所もあり少しずつ残念な変化が見られます。やがて店が途切れ、新しくなったインド風の仁王門が突然姿を現わします。(つづく)
約50のお店が軒を連ねる参道
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