3月の雛祭りのシーズンを迎え、京都各所でもひな人形が飾られています。コロナの影響で、大規模な雛祭りイベントや催事は、中止になってしまいましたが、個人的に予約をして訪問できる場所もあります。
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仏光寺醒ヶ井にある「京空間mayuko」は、毎年、その家に伝わる雛人形をお座敷に飾り、それを4月3日まで一般公開しています。
以前、ここのお雛飾りのお手伝いもしたことがあるミモロ。今年は、お友達のクマのハンス君といっしょにお雛様に会いに行きました。
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「ほら、お雛様だよ~」とミモロ。今年は、ふたりで雛装束で出かけました。
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「ほんと、いろんなお人形がいっぱい並んでる~」とクマのハンス君。ドイツから遊びに来る彼は、雛祭りは初めてなんです。
「へ~カップルだけじゃないんだ~」と段飾りを見たハンス君。
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「そう、三人官女っていうお世話をする人でしょ、それから音楽担当のボーイズグループの五人囃子、右大臣と左大臣という武官の随身の人たち、そして仕丁という行列なんかに付き添う人たちで、全部で15人いるのが一般的なんだよ」と、かなり大雑把なミモロの説明でした。
「へぇ~男の人が11人で、女の人が4人なんだ~。ねぇ、なんでお人形飾るの?」と、ハンス君。
「お雛祭りは、女の子の健やかな成長と幸せを願うお祭りなの。だから、女の子が生まれると、お雛様をその子のために買って、飾ったんだよ~」とミモロ。
ここに飾られている雛人形は、明治、大正、昭和と絹織物の卸問屋だった黒田家のお嬢様のために揃えられたもの。
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有名な人形店「大木丸平」のものや、大丸に依頼し誂えたものなど、立派な人形たちばかりです。
特に、明治・大正時代のお雛様は、その衣装は、たくさんの刺繍が施され、手の込んだもの。
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「すごいでしょ~」とミモロ。
「ミモロちゃんの衣装も素敵だよ~」とやさしいハンス君。
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「立派だね~」「うん、いいよね~お雛様」と、二人もお雛様なのに…
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お座敷の床の間にも掛け軸が…
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「ミモロちゃん、床の間のっちゃダメだよ~」とハンス君。「だって、ミモロ、お雛様だから段に乗りたいもの」というミモロ。
「ミモロちゃんたち、よかったら雛段に並ぶ?」と、「京空間mayuko]の気谷さん。
「え?いいの?」と目を輝かすミモロ。
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そこで、ふたりは、雛段に…
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「キャ~お雛様になった~」とうれしそう。上の段には、狸のポンタちゃんも並びます。
「ふ~ちょっと疲れちゃった~衣装重いんだもの…」とミモロは、ドンドン雛装束を脱いで、普段のワンピースに着替えます。
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ミモロとハンス君が、ほかの雛人形と違うのは、装束が着せ替えられること。
「お雛様になるのって、すごく楽しいけど、身動きできないの~昔のお姫様って大変だったね~」とミモロ。
「う~楽ちん楽ちん~」と手足が自由に動かせるようになりました。
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「あれ?ミモロちゃん何してるの?」とハンス君。ミモロは、貝合わせで遊びたいよう。
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ここでは、申し込むと、「貝合わせ」や「投扇興」などで遊ぶこともできます。
気谷さんがつくった狸が変身しているポンちゃんのドロンロール。いろいろな生地を使った着物姿がキュートです。
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京都の町家の雛人形・・・この時期、会いたい人形たちです。
*「京空間mayuko」雛飾り展示 4月3日まで11:00~17:00 火曜・水曜休み 075-351-0326 必ず事前に電話予約を 料金1000円。
ブログを見たら 金魚をクリックしてね ミモロより
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