「ワ~いい香り~クンクン…美味しそうな抹茶ダンゴ…いただきま~す」とミモロが目を細めるひととき。
ミモロがいるのは、宇治川の畔、宇治橋の横にある「お茶の通園」です。
ここは、創業永暦元年(1160)。源頼政の家臣であった古川右内という武士こそ、「通園」の祖。宇治橋の守護職である橋守を命じられ、その後、代々、その任を受け継ぎます。京都への交通の要所である宇治橋…多くの旅人が行き交う場所で、無病息災を祈りながらお茶を点てふるまうようになったそう。まさに水茶屋の始まりがここに…。
ミモロが以前行った京都の栂尾「高山寺」にお茶が伝わり、その後、宇治で作られるようになったお茶。七代目の「通園」の店主は、一休禅師と親交があったそう。また室町時代は、足利義政に茶坊主として仕えた八代目。さらに豊臣秀吉や千利休にも重用された十代目・十一代目…まさに日本の茶文化と深い関わりがある店です。
店内には、お茶に係る歴史的な品々が並び、今も現役で活躍。
「ここでお茶の試飲やお話聞けるんだって~」
そのお話などをしてくださるのは、現在なんと24代目店主となる通円佑介さん。
現代人の味覚やライフスタイルにあったお茶の楽しみ方などを提案なさっています。
お茶も少量から購入できたり、急須がなくても他のシエルティーバッグなど、気軽に味わえる製品も揃っているのです。
店内の奥は、喫茶スペース。
ミモロは、宇治川が見えるテーブル席へ。そこで茶ダンゴとお抹茶を頂戴することに。
[宇治橋を眺めながら、頂けるっていいね~」とミモロ。
はい、あ~ん
大きく口を開けて、茶ダンゴを1個パクリ。「わ~お茶の風味がいいね~深い味わいも感じる~」とその美味しさにうっとり。
「今度は、抹茶のパフェ食べたい~」と、もう次のことを…。
店の脇に貼られた「京都老舗番付」。
ここ「通園」は、その歴史から大関に…。
「ここで昔からいろんな人がお茶で寛いだんだよね~」と店先の縁台でのんびり。
さぁ、次に行きますよ~「は~い」美味しいひとときで、ミモロの足取りもウキウキ。
近年、町の整備が進む宇治駅エリア。各名所を結ぶ道も風情ある石畳に整えられています。
*「通園」の詳しい情報はホームページで
<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング
ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
お待たせしました!「ミモロの京都暮らしカレンダー2024」登場です!
ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで