「スーパーに並んでいるにんじんより小さい…」とミモロが見るのは、店に並ぶ不揃いなにんじんです。

ある日、ミモロは、京都の河原町通を丸太町通に向かい自転車で進んでいました。
「あれ?こんなところに食料品店があるんだ~」


よく車でこの前を通っていましたが、立ち寄ったことはありませんでした。
「オーガニックの食料品店かな?」と思いながら、店内へ進みます。

京都では、最近、オーガニックの食料品店が人気。いろいろなところに新しいお店も登場しています。
「なんかいろんなものがある~」キョロキョロ。

ミモロは、興味津々…店の品をひとつひとつ見て回ります。
一般的なスーパーマーケットは、野菜や果物は、ビニール袋に入れて販売されていますが、ここでは、木箱に並んでいます。


「あの~どうやって買うんですか?」とミモロは、お店のスタッフに聞いてみることに…。

「はい、ここは、すべて量り売りでお求め頂いています。10g以上から購入可能で、野菜の葉っぱ1枚や玉ねぎ半分でも買えるんですよ」と。
「え~そんな少量でもいいの?」と目を丸くするミモロです。
必要な量だけ…それは余分に購入して、ゴミになってしまうフードロスをなくすため。
「一人暮らしの人には、いいよね~。それに必要な分だけ、新鮮なものが買えるもの…」とミモロ。
ここ「斗々屋京都本店」は、2021年7月にオープン。日本初のゼロウェイストなスーパーマーケットです。
そのコンセプトは、以前からあり、東京の代官山などで販売を始めた、本格的な店舗として京都に。
ですから、店内にビニール袋などは一切ありません。
また扱う品々は、地球に、そして人にやさしいものばかり。
過酷な環境で飼育された動物のもの、また、過酷な労働のもと作れたものなどは、一切置いていないのだそう。
「鶏がスクスクと育つ環境で生んだ卵で、1個から購入できますよ」とスタッフの方。

また、店内の壁面には、ナッツやパスタなどが並びます。

「お茶やハーブも量り売りなんだ~」

必要な量を、訪れた人は、自分で秤で計ります。

量り売りは、ワイン、オイル、調味料などの食品だけでなく、石鹸などの日用品にも及びます。

「え~石鹸も量り売りなんだ~」

歯ブラシもプラスチック製ではなく、木製です。

店内のあるガラスケースの中には、いろいろなお惣菜が…

このお店の品々を使ったもの。
「美味しそう…」

ここに並ぶお惣菜を作るのに、一切ラップなどは使用しないそう。
「すごい徹底してるんだ~」
お店では、ランチなども楽しめます。

店の一角では、古い新聞紙を伸ばして、包み紙に…

「さすがそこまでやるんだ~」と感心仕切り。
さて、ここで品を購入するためには、あらかじめ容器を持参するか、お店に用意された容器のレンタルも可能。
「あの~ミモロのお家には、プラスチック製の密閉容器しかないけど、それ持ってきてもいいんですか?」とミモロ。
「できれば、そういうものを使わない暮らしをお勧めしているんですが、あるなら、どうぞ~」と。
毎週、プラスチックごみを出すミモロ。「1週間で、大きなビニール袋にいっぱいになっちゃう…」と。
日本は、多くのプラスチック製の容器を使用。リサイクルが進むとは言え、その大量なプラスチック製のゴミは、地球環境に少なからず影響を与えているのです。
「でも、近くのスーパーマーケットでお買い物しちゃうしね~」とミモロ。
しかし、近年、ゴミゼロを目指すこのようなお店がいろいろな場所に展開されているのだそう。
「こういう意識は、若い世代の方が、関心が高いかも…」
「今度は、容器持ってきます~」とミモロはお店を後に…
ぜひ、一度、お店へ…暮らし方が変わるかもしれません。
*「斗々屋」の詳しい情報はホームページで
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