ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[やっと大の字が見える!」京都五山の送り火、本来の姿に…。直前の豪雨も納まり、山に灯る火

2022-08-17 | 祭事・神事・風習

8月16日は、京都の人々が待っていた日。この日、3年ぶりに「五山の送り火」は、本来の姿に…。

コロナの影響で、規模を縮小し、「大」の文字は、6点の灯に…他は、1から2点しか火が灯されずにいたのです。

もちろん、大切なお盆の行事、ご先祖様をお送りする仏事ですから、コロナ禍であっても中止されることはありません。でも、その規模は、縮小され、「なんか寂しいね~」とミモロのように思っていた人は多いはず。

16日の夜、ミモロは、東京から「五山の送り火」を拝みに来た友人といっしょに過ごすことに。
この日は、京都では、ご先祖様を送るため、家族や知人、友人などと一緒に過ごす人が多いよう。

19時過ぎに、ミモロが住む下鴨エリアに到着した友人。
到着した直後、どんよりとしていた空には、稲妻が光り、シャワーのような豪雨が襲います。
「よかったね~間に合って…ビショビショになっちゃうところだったね~」とミモロ。
今出川通や御蔭通など、東山エリアで、「五山の送り火」を拝むポイントで、点火を待っていた人たちは、さぞや大変なことに。

「後30分で点火の時刻だけど、大丈夫かな?」と、ベランダから外を眺め、降りしきる雨と閃光を放つ稲妻を心配そうに見るミモロです。

「本当は、大文字の光がよく見える場所に行きたいけど、この雨じゃ移動できないね~」と、初めての送り火を楽しみにしている東京のお友達を気遣うミモロです。「大丈夫よ。どこかで少しでも見られれば~」といってくれたお友達です。

点火10分ほど前に、なんと雨は小降りに・・「もう大丈夫かも…でも、松明雨で濡れちゃって点火するの大変かもね~」と言いながら、一応、鑑賞スポットの「下鴨神社」そばの高野川にかかる御蔭橋付近へ行ってみることに…。

そこには、すでに大勢の人の姿。交通規制もあり、車も渋滞気味。御蔭橋の上からは、「大文字」と「妙・法」の3つの送り火を見ることができるのです。

「ここ、人でいっぱいだね~。あ、点火が始まった~」東山の大文字の山には、次第に「大」の文字が浮かび上がってきました。

「う~ここじゃだめだ~」とミモロは、「あそこなら…」とミモロが駆けだして向かったマンション。

実は、ここはミモロのお家があるところ。
そこの最上階から、「大文字」が見えるのでした。「ちょっと迫力かけるんだけどね~ほかに行けないから…」


「あ、見えるよ~」建物の隙間から見える「大」の文字。

「わ~よく見えるじゃない…」とお友達。「う~ん、確かに見えるけど、なんか迫力ない感じ…」というミモロですが、今年はこれで我慢しましょう。

ここは、住民しか入れない場所…ミモロのお部屋からは、残念ながら見ることができないのです。

他の場所に移動すると、そこからは、「妙・法」の文字が見えました。
 

「ごめんね~もっと、よく見える場所に案内したかったんだけど…この場所は、最終手段だったんだ~」とミモロ。

「ううん。ここには、ミモロちゃんといっしょじゃないと来れないでしょ!よく見えるわよ~感激!」といってくれたお友達です。

現在、「五山の送り火」がすべて1度に拝める場所は、ほとんどないといっていいかも…。
「京都タワー」からは、かなり遠くなので、小さくしか見えません。また、向きからして、完全な形で見るのはまず無理。
また、方向的に見える場所にあっても、近年、次々にビルが建ち、視界を遮ったり、送り火のそばにビルが見えたりと、なかなか難しいものが…。

「全部拝めなくても、ひとつでも十分なんだよ~。来年もまた来てくださいね~」とご先祖さまに挨拶するミモロです。

「さぁ、ご飯にしようね~」と、ミモロとお友達は、お部屋に戻ります。
「あれ?また雨かな?」
本当に、「五山の送り火」が点火された時刻だけ、雨が止んだよう…「さずが京都だね~パワーあるかも…」
でも、以前は、やはり大雨で、今出川からでさえ、どこに大の文字があるのか、わからない年もありました。

「点火する人たち、大変だったね~ありがとうございます」とミモロはポツリ。

「これ、お土産~東京の人はほとんど食べたことがないかも…」とお友達が持ってきてくれたのは、東京土産の「東京バナナ」です。

「うん、確かに食べたことない…お土産に買ったことはあるけど…ホント、バナナみたいな形してるんだ~」

フワフワのケーキ生地の中には、バナナ風味のクリームがトロリ。


そしてミモロが大好きな崎陽軒のシュウマイもお土産にいただきました。

「楽しかった~」と友達。

ミモロがこの日用意したのは、大徳寺の「さいき家」の鯖寿司と鱧寿司、だし巻き卵など…。
写真撮影の前に食べてしまいました。
「う~美味しいね~京都の味…」と喜んでくれました。

夜には、また雨が激しく降ることもある、不安定な天候が続く京都。
いろいろな地域で、災害が懸念される状況が続きます。今年の「五山の送り火」に、多くの人が平和な世の中を願ったのではないでしょうか?お友達といっしょに過ごした今年…「楽しかった~」というミモロでした。

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