10月13日の夜…ふだんは静かな京都東山エリアは、大きな張り子の灯籠と人々の熱気に遅くまで包まれます。
東北のねぶた祭のルーツとも言われる京都「粟田神社」の大祭に登場する大燈呂。神話や干支などをテーマにした迫力ある作品が夜の町に現れる「夜渡神事」。京都芸術大学の学生さんなどが製作。かなり凝った作品です。
今年ミモロは、東京のお友達を案内することに…「ほら、もうすぐ始まるよ~」
ミモロがお友達と待ち合わせしたのは、「知恩院」の黒門の前、「瓜生石(うりゅうせき)」という祭石がある場所です。
道路の中央部にある平たい石「瓜生石」は、ここから瓜の蔓がのびて一夜のうちに実をつけたそう。その瓜に「牛頭天王」の文字が現れ、それをご祭神にする「粟田神社」に納められたと言われています。また、この石自体が隕石だとか、地下に大きな石があるのだとか、いろいろな伝説がある石で、交通の邪魔と言われても、埋めたり、どかしたりできないのだそう。
その石の前で、この夜行われる「れいけん祭」も、とても不思議な祭事です。
それは、「粟田神社」の神職と「知恩院」の僧侶が共に集い祭典を行う神仏習合だからです。
18:30に「知恩院」の黒門が開き、そこから僧侶の方々が現れるのです。
「なんか不思議ね~神道と仏教が一緒に祭事するって…」と初めて目にしたお友達。
神職が祝詞をあげ、僧侶が般若心経などを唱えます。
その後、瓜生石の周りを、共に、また神輿会や氏子の代表の方々などが3周します。
また、神輿会の方々が、神輿を象徴する鳴り管を勢いよく鳴らし、厄や穢れを祓います。
「宗教を越えたこういう祭典、すごく素敵だよね~戦っている海外でもやるといいのにね~」と思うミモロです。
人々の平和な暮らし、健康などを祈る…それは宗派に関係ない願いなのに…。
祭典が納められると、僧侶の方々は、列を作って、再び黒門の中へ戻られました。
「なんか極楽から仏様が降りて来たみたいだね~」と思うミモロは、その後ろ姿に手を合わせます。
さて、瓜生石のそばに並んでいた「大燈呂」が、いよいよ氏子町を巡行の時間に…。
「お腹空いたね~」と言い出したミモロ。「じゃ、どこかで軽くお食事しましょう」とお友達。二人は、以前、ミモロのブログで紹介した三条東山の交差点にある「腸活 OKAMILABO]に行くことに…「ここなら、大燈呂が前を通るから…」と。
大好きなカレーを食べているとき、行列が近づいてきました。
「見に行こう~!」と急いでお店の外に飛び出します。
行列に夢中になっていたとき、店の中へ、神輿会の鳴り管のみなさんが…
店の中に、シャリーン、シャリーンと澄んだ鳴り管の音が響きます。
「わ~すごいことになってる~」と驚くミモロとお友達。
鳴り管は、神輿のパワーを持つもので、その音が厄を祓い、福を呼ぶと言われるもの。
お店の方は、ありがたく、その様子を見守ります。
「あれ~ミモロちゃん、ここにいたんだ~」
「可愛い食べちゃいたいくらい~」と顔見知りの神輿会の方。
「キャ~そんな愛情表現やめて~」とふざけます。
再び静かさが戻った店内…「あれ?どうしたの?」とミモロ。「美人に撮ってね~」と、こちらもふざけてポーズをとるお店の方と祭の役員を務めるたっちゃんお兄ちゃん。
祭の夜って、みんな楽しそう…夜遅くまで、東山エリアは、地元の人の熱い思いがいっぱい…。
「さぁ、まだ食事終わってない…」と、あっさり食べかけのカレーに戻るミモロです。
行列が「粟田神社」に戻るのは、夜10時をまわります…。
*「粟田神社」の詳しい情報はホームページから
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