レトロな建物が多い京都。そんな建築好きには見逃せないない特別展が「京都市京セラ美術館」で開催中の「モダン建築の京都」展。
レトロ建築大好きなミモロもさっそく出かけました。
公立美術館として日本で現存する最も古い建物である「京都市美術館」は、昨年2020年春にリニューアルオープン。コロナ禍でさまざまな企画が延期されたりする中で、この「モダン建築の京都」展は、開館一周年記念展として、京都を代表するレトロ建築の美術館で行われれるモダン建築展ととして最大規模のものに…
「見ごたえ十分だって、お友達が言ってたよ~」と、ミモロも楽しみに出かけました。
会場入り口は、美術館の一番奥の新館東山キューブです。そこに行く途中には、日本庭園の景色などを眺めながら…。
さて、今回の「モダン建築の京都」展は、明治時代、東京遷都で衰退した京都の町の復興のために、琵琶湖疏水を皮切りに急激な復興を遂げた京都の近代の歴史が示されています。それを象徴するのが、明治以降に建てられた洋風建築や近代和風建築であるモダニズム建築です。
W.M.ヴォーリズ、J.M・ガーディナーなど外国人建築家と共に、松室重光、辰野金吾、武田五一、伊東忠太など多くの日本人建築家が、その才能を発揮したのが京都のモダン建築です。
それらの建築家が京都の町に残した代表的なモダン建築を、その人となりから、設計の図面や工程など、さまざまな視点から紐解く展示は、「う~1日では見切れないかも~」とミモロをうならせるボリュームです。
建築好きだけなく、一般の人もその時代の洒落たセンスに触れる作品にきっと魅了されることでしょう。
さて、ミモロのブログでは、展示で撮影が許可された家具や資料などをご紹介します。
今は、インテリア家具のメーカーの発達により、家具は購入するものですが、当時は、建築家がそのスペースにあるものすべてをデザインすることも多かったのです。
家具もオーダーで、建物にマッチするように…「すごく贅沢だけど、だから素敵なんだよね~」と思うミモロ。
「今のように家具屋さんがなかったから、みんなオーダーだって~」と歴史を刻みながらも、堂々とした風格を今だ漂わす家具に見とれるミモロです。
レトロモダンの時代のデザインは、いろいろなものにも使われました。
ミモロは、ガラスケースにぴったりとくっついて、中の展示を見つめます。
「カトラリーも設計したんだ~」
まさに当時の建築家は、あらゆるもののデザインを担当。その力量のすごさは驚くばかり。
今はパソコンで設計しますが、当時はすべて手作業。線の引き方の熟練した技にも目を見張ります。
駒井家住宅で知られる駒井卓氏の愛用の品々。
「すごい昆虫標本も描いてたんだ~」と、その細密な描写にビックリ。
「う~いろいろ見てちょっと疲れちゃった~」と展示した椅子でひと休み。
会場内各所の撮影ポイントの家具には、自由に座れます。
本当に見どころいっぱいの「モダン建築の京都」展。
ショップの品々もなかなか素敵~
パッケージがレトロなクッキーなども
「本当に興味深い展示なんだよ~」とミモロ。
「会期中、また来ようかな~ここの展示を見ると、もっともっとレトロ建築が好きになって、京都の町歩き楽しくなるね~」と。
現在、老朽化した建物の保存などが大きな課題になっています。明治から戦前まで近代化を邁進した京都のパワー。それを未来に残すこと、それがこれからの人たちに託された仕事なのだと痛感します。
*「京都市京セラ美術館」の詳しい情報はホームページで
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