ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「祇園祭」のメイン、「八坂神社」の神輿が巡る「神幸祭」。今年のミモロの見物は・・・

2019-07-18 | 祭事・神事・風習

「祇園祭」一色の17日の京都の町。午前中は、山鉾巡行。そして夕方は、祭りの主役、「八坂神社」の神輿が登場する「神幸祭」が行われます。

ミモロは、今年は、「山鉾巡行」は、テレビで観賞。そして夕方、17時にお友達と待ち合わせして、神輿の巡行を見物に、「八坂神社」へと向かいました。

東大路通を歩いていると、途中、「神幸祭」で神職を乗せる馬がスタンバイしています。


「八坂神社」の周辺は、すでに大勢の人で、神社の中には、入ることができません。「う~しょうがないなぁ~」と言いながら、ミモロは、円山公園から神社の南側の「正門」を目指すことに。
円山公園の一角には、倉庫がズラリと並んでいます。

実は、この倉庫は、山鉾を保管する場所。午前中に巡行を終えた「前祭」の山鉾が、解体され、倉庫に来年まで保管される準備が進んでいます。「もう、解体されちゃったんだ~」。そう、間もなく、町には、「後祭」の山鉾が建ち並びます。

グルリと神社を回るように進んで、やっと南側の門に到着。この門から、大きな3基の神輿と子供神輿は出て、石段下に集合し、神事の後に、町を巡り、夜には、四条通の高島屋の近くにある御旅所に到着。そこで、1週間滞在し、「後祭」の24日の夜に、御旅所を出発し、神社へと戻る「還幸祭」が行われるのです。

「あ、お神輿出てきた~」18時近くになって、最初に、ご祭神の素戔嗚尊を乗せた「中御座」が、「三若」に担がれて出てきました。
 

3基ある大きな神輿は、それぞれ担ぎ手のグループが分かれています。

次は「四若」が担ぐ「東御座」の神輿で、これには、奥さんの櫛稲田姫命が乗っています。
神輿は、門をでると、そのまま真っすぐ進み、しばらくして、再び門の前に戻り、石段下へと進みます。
「あ、戻ってきた~」
 

門の東側で見物していたミモロ。「あ、こっち来ない~」と慌てたのは、最後に登場した「錦」が担ぐ子どもたちの八柱御子神が乗る「西御座」の神輿。門からすぐに石段下へと向かいました。


神輿がすべて石段下に向かった神社。ミモロとお友達は、中へ進みます。そこには、もうほとんど見物人の姿はありません。
「わ~すごい人だね~」
神社から、チラリと見える石段下。そこには、大勢の見物人の姿が・・・でも神輿は見えません。
「3基並んでいるとこ、見られないけど、いいよ」とお友達。「そう、じゃ、お腹空いたからご飯にしよう~!」とミモロ。

ミモロが案内したのは、下河原通の「ひさご」です。「ここの親子丼有名なんだよ。いつもたくさんの人で、並ばないと食べられないこともあるんだから~」とミモロ。
18時半に入店すると、店内は、10人ほどしか人がいません。「よかった、すぐ食べられる~」。予想外に空いていてラッキー。
  
ミモロは、大好物の甘きつねそばを注文。「すごくお揚げが厚い~。中まで味が沁みてて美味しいね~」と。初めてというお友達は、名物の親子丼を注文、「やっぱり、こっちも美味しそう~ちょっと食べさせてね~」とミモロ。

食べ物を前にすると、本当に目が真剣になるミモロです。

食事を済ませ、再び町へ。今度は、祇園の花見小路を案内します。「あ、ここにも神輿到着してる~」
 
「錦」の「西御座」が到着していました。歌舞練場の前には、舞妓さんの姿も。見物人は、神輿と舞妓さんと両方の撮影に夢中。


「あれ~西御座の神輿は、お友達が担いでいるはずなのに~見つからないなぁ~」とミモロ。
大勢の担ぎ手の中から、お友達を見つけるのは、至難の業。

「あ、ここ火事があったところ~」今は、カバーで囲まれている火事現場。ここには、ミモロが以前、行ったことがあるお店もありました。

「なんか喉渇いたんだけど、どこかいいとこ知らない?」とお友達。「う~、せっかくだから神輿が見物できる場所がいいよね~」と、いろいろ考えたミモロは、三条通へと向かいます。「この時間なら、そろそろ神輿、三条通を通るころだから~」と、ちょっと歩いて・・・。

三条通の「池田屋」のそばにある「コメダ珈琲」は、2階にお店があり、幸い、窓のそばの席に座ることができました。
「ソフトクリームが乗ったコーヒー飲みながら、お神輿待ってよう~」と、いつもよりゆっくり食べるミモロです。
待つこと30分。神輿がやってきました。
「わ~すごい~四若の東御座の神輿が来た~」と、窓から下を覗きます。

「こんな景色、見たの初めて~すごい~」と神輿を高く差し上げる様子が、すぐそこに見えます。「上から見るのは、失礼だけど…拝みたくなる、神々しい姿~」と感激しながら、手を合わせ、祈るミモロ。

差し上げは、地上より上から見るか、神輿の正面か後ろから見ると、担ぎ手がズラリと並び、本当に美しいのです。

「おかしいなぁ~お友達の西御座の神輿もそばにいるはず・・・もう少し待てば来るかなぁ~」とミモロは、お友達に電話で連絡。「ミモロちゃん、どこにいるの?今、東御座のすぐ後ろにいて、そっちには行かず、高瀬川沿いに移動するんだ~」とお友達。「え~今、すぐそこに行くね~」とミモロは、慌てて高瀬川のそばへ。
「あ、ミモロちゃん、ここ!」と、やっとお友達の田村さんと会えました。
「もう今年、会えないかと思った~よかった~」と飛びつくミモロでした。

「御旅所まで、がんばってね~!」と応援し、神輿を見送りました。


御旅所に21時頃到着し、そこに神輿を納め、担ぎ手が解散するのは、23時頃。まだまだ先は長い夜なのでした。


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