2月3日の13時、ミモロは、「聖護院門跡」に…。
山伏の法螺貝が響く境内…「もうすぐ節分会の法要が始まるね~」とミモロは、奥へと進みます。
本山修験宗総本山の「聖護院門跡」。白河法皇が熊野への御幸の先導を務められた増誉大僧正。その功績により聖護院という寺院を賜ったのが始まりです。同時期に、熊野三山検校職にも任ぜられていた増誉大僧正は、全国の修験者の統括も命じられ、最盛期には、聖護院の末寺は、全国に2万寺を超すまでに…。
後白河法皇の皇子が、入寺されてから、明治維新まで37代の門主が、皇室もしくは摂家からで皇室と深い関係の寺院である門跡寺院に。御所が焼失した折は、ここを御所の代りにしたことも…。
「あ、もう始まってるのかな?」とミモロが宸殿の前に行くと、すでにそこには大勢の人が…
マイクを手に、ここの節分会についてのお話を、宮城執事長がなさっています。
「ここでは、鬼もいっしょに豆まきをします。どうぞみなさま、福豆は、多くの方に行き渡るように、譲り合ってください~それが、福を分けることになりますから…お手にできなかった人は、おっしゃってください。福豆を手渡しいたします」と。
小さなミモロは、いつも豆まきで、豆に殺到する人に圧倒されてしまいます。「怖いよ~」と、豆まき自体を好きなのですが…。
ここでは、福豆を手にできなかった人には、別の場所で手渡しでいただけるようになっていると聞き、「よかった~」と安心した様子に…。
「節分会」の始まりを宣言する僧侶の方。
続いて、節分会の来賓の方々がお堂へと進みます。先導する僧侶の手には、蝋燭が灯されています。
これは、節分会が、昔は夜に行われていたことを示すもの。
お堂での節分の法要のために、次々に僧侶の方々が入堂。
やがて中から「般若心経」などのお経が聞こえてきました。
それが終わり、いよいよ鬼が登場です。ガオ~荒々しい鬼たち…
「赤鬼さん、怖い顔してる~」と。え?鬼っていつも怖いお顔じゃないの?「違うよ、ミモロのお友達の鬼さんたちは、みんな優しいお顔だよ」とミモロ。
狂暴な雰囲気を漂わす鬼…そこに豆を手にした僧侶たちが、鬼に向けて豆をぶつけます。
「あ、みんなで鬼をいじめてる~。虐待じゃないの?」と鬼に同情するミモロ。
あのね~今は、そう見えるけど、これは鬼を改心させるための儀式だから…。「あ、そうだった。でも…」とあくまで鬼を心配するミモロ。
豆の攻撃にたまらなくなった鬼は、改心し、穏やかな鬼に変身です。そして、みんな揃って、「福はうち~」と豆まきが始まりました。
「あ、福豆~」ミモロのそばに落ちて来るもののキャッチできないミモロです。
でも、足元に落ちた豆は、他の人に拾われます。「あ、ママにぶつかった豆がバッグに落ちてきた~」と。ママのバッグに偶然落ちてきた福豆を1つゲット。「もういい~」と、ミモロは人混みから、後ろへと移動。他の人に場所を譲ります。
やがて福豆撒きは、終了。するとそばにいた年配のおじさまが、「はい、どうぞ~」と2つ福豆をミモロにくださいました。
すでに1つ持っているミモロですが、「ありがとうございます」と頂くことに…「だって、せっかくくださるご厚意に、いらないって言っちゃ失礼でしょ」と、なかなか大人になっているミモロです。
小さな袋詰めの福豆…ほかの方のご厚意で、3つになりました。「豆まきに行けなかったお友達にあげるんだ~」と。
福を分けたいミモロです。
お寺を離れる前に、境内の一角で、甘酒の接待へ。
生姜が効いた甘酒…「美味しいね~」と冷えた体が温まるひとときでした。
さて、「聖護院門跡」では、今年も毎月1回、止観体験(坐禅体験)を夜19時から行っています。
ミモロも、昨年から毎月参加しています。
「毎月1回だけだけど、すごく心が落ち着くの…お坊さんたちのお話もとてもためになるし~」と、その日を楽しみにしています。
冬は、お堂ではなく、冷たい外気が入らない室内で行われます。止観をする時間は、約30分。その後のお話が30分ほど…でも、いつもいろいろお話を伺って、気づくと1時間以上ということもたびたび。
事前に電話で参加申し込みを…参加料は1000円です。観光でいらした方も、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
*「聖護院門跡」の詳しい情報はホームページで
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