ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

茶の湯の書籍で知られる「淡交社」が主宰する茶の湯体験スペース「茶瑠by淡交社」。気軽に学べる日本文化

2021-09-10 | 体験

「久しぶりのお点前、ちょっと緊張しちゃう~」と、真剣に茶筅を動かすミモロ。


ここは、京都駅のお隣り、「鉄道博物館」や「京都水族館」の最寄り駅でもある「梅小路西駅」にある「ホテルミリオン京都」1階、学びのフロアにある茶の湯体験ができる「茶瑠by淡交社」です。

ここには、気軽に参加できる茶の湯体験プログラムがいろいろ用意されているのです。

ミモロは、テーブルで行う盆茶点前のプログラム900円に申し込みを。

この日、ミモロにご指導くださるのは、裏千家の茶道に関わるスタッフの黒田さんと黄さんです。


「では、こちらに座ってください~」と黄さん。お点前に必要な茶碗や茶杓、茶筅、棗などをテーブルへ。


900円のプログラムのお菓子は、干菓子。

「う~生菓子が食べたいなぁ~」とミモロは、追加500円で、この日の和菓子「老松」の「玉兎」をお願いします。
「うん、これこれ…」愛らしいウサギの形のお饅頭です。


さて、お点前体験の準備が整いました。

「お菓子をどうぞ~」と黒田さん。「う~お抹茶点ててからでいいですか?」とミモロ。「はい、いいですよ~」
そこで、まずは、お抹茶を点てることから…

さすがに初めての人を対象としている茶の湯体験プログラムなので、お点前と言っても、棗や茶杓を袱紗で清めたり、茶碗にお湯を注ぎ、茶筅通しなどもありません。

棗の蓋を開けて、茶杓で抹茶を茶碗に入れることからです…。

「はい、しっかり茶杓をもって、2杯、茶碗に入れてください~」

「トントン…」最後に茶碗の縁で、茶杓の抹茶を落とします。

次に鉄瓶からお湯を茶碗に注ぎます。鉄瓶は重たくて、ミモロは持てないので、やっていただきました。


さぁ、いよいよ茶の湯体験の山場、茶筅でシャカシャカする場面に…「ここが、初めて茶の湯体験する人には、やった~って気になるところだよね~」と、ミモロ。


「そう、そういう感じ…上手ね~」と黒田さん。真剣に心を込めて茶筅を動かすミモロです。

「なんか久しぶり…また、おうちでも、お茶、点てよう~」と思いながら…。

「はい、どうぞ~お召し上がりください…」


お寺などでも、抹茶のおもてなしをしているところは多いのですが、やはり自分でお茶を点てる経験は、素敵なもの。特に修学旅行生などには、貴重な経験になるはず…。

「お菓子頂戴いたします~」と、口のマスクを頭にずらしていただきます。

この「玉兎」は、9月のお月見をテーマにしたお菓子です。

薯蕷饅頭を割ると、中にはピンク色の餡…「わ~きれい~白うさぎさんの中、紅色なんだ~」とパクり。

自分で点てたお薄をいただき、「結構なお点前でした」と自画自賛。

約30分ほどの楽しいひととき。スタッフの皆様、お世話になりました。

このスペースには、茶の湯関連の書籍のほか、おうちで気軽にお点前ができる茶の湯セットや、正座が苦手な人に空気を入れるクッションなども販売されています。
 

そんな品々の中で、ミモロが興味を抱いたのは、茶室ハンカチ。

4畳半の茶室の平面図のデザインで、風炉と炉の2タイプがあります。
「これで、茶室の中の歩き方練習できるね~」とミモロ。まぁ、それができるのは、小さなミモロだけですけど…。

再び京都旅が楽しくできる時期になったら…また、京都への修学旅行を企画している方々に、ぜひおすすめの茶の湯体験プログラムです。

「外国のゲストにも、素敵な体験になるね~」とミモロ。そういう時は、必ず訪れます。「楽しみだよね~」と、コロナ禍の状況が収束に向かうのを願います。


*「茶瑠by淡交社」の詳しい情報はホームページからどうぞ


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