「ここ入ってみたかったんだ~。いつも観光客でいっぱいだったんだもの~」と、ミモロがこの日向かったのは、祇園四条にある「キャンディー ショータイム 京都祇園店」です。
石造りのクラシックな洋館の店舗は、「文化庁 登録有形文化財」に指定されたもので、大正13年(1924)に建てられた「旧村井銀行祇園支店」だった貴重な建造物です。
「入ってみよう~」とミモロは、店内へ進みます。
クラシックな外観と異なり、店内はポップな雰囲気。このようなお店は、東京の表参道に本店をもつ「キャンディー ショータイム」でも珍しいものだそう。いつもたくさんの人がいた店内も、ひっそり。ミモロ以外に1家族しかいません。
「わ~いろんなキャンディーがあって、楽しいね~」と、ミモロは、カラフルなキャンディーに夢中です。
いろいろな種類のキャンディーやキュートな小物などが並ぶ店内の一角にガラスで仕切られたコーナーがありました。
そこでスタッフの方が何やら作業を始めました。「なんだろ?」とミモロは、興味津々。
そばには、「出来立てキャンディーを販売しています」という表示が。「え~ここでキャンディー作られるんだ~」と目を輝かします。
常に大勢の人たちが、スマホを構え、動画撮影をする飴づくり。でも、この日は、ミモロ以外誰もいなくて、まさにミモロのために実演してくださっているような状態。「これ、ミモロにとってはラッキーでも…」
ミモロの目の前で次々に手際よく作業が進みます。食用のカラーで飴に色をつけたり、白い飴を滑らかにするために空気を入れる伸ばしの作業が行われます。「すご~い!」と、そばで目を丸くするミモロ。
黒い色の飴を細くカット。それと白い飴を組み合わせてゆきます。「なにしてるの?」
「はい、『あ』の文字ができました~」と。手のひらには、大きな『あ』の文字が…
「あの~何作ってるんですか?」とミモロ。作っているのは、「ありがとう」という文字が入ったキャンディーです。
「え?どうなるの?」とミモロは、まだよくわからないよう。
二人のキャンディー職人さんが、分担して文字を飴でつくります。「ひらがなは、曲線が多いので、結構むずかしいんですよ」と。
「アルファベットの方が作りやすいんだって~、でも漢字もできるんだ~すご~い!」と、お二人の手際の良さに感激するミモロ。
文字の部分の周りに白い飴とカラフルな飴が巻かれ、お寿司の大きな太巻きのようになります。
「もしかして、これ、金太郎飴?」そう、文字や図案を飴に入れるつくるのにテクニックが必要な飴づくりです。
「わ~デカイ飴~」とミモロが見ていると、「あ!伸びるんだ~」。飴を高く持ち上げると、飴自体の重さで、長~く伸びてゆきます。
それを、二人で、細く伸ばします。「わ~細いホースみないになってる~」と、夢中で見つめるミモロ。
細くなった飴を60センチほどに次々にカット。さらにそれをヘラで1センチくらいにカットしてゆきます。
「あんなに太かったのに、こんなに細くなってる。でも文字はしっかり読めるよ~すごいね~」と感激しきりのミモロ。
今回、キャンディーづくりをするのは、矢島さんと有馬さん。お二人とも、1年以上、訓練を重ね飴づくりの技を身に着けたそう。
デザインや文字を見ると、それがどうすれば金太郎飴にできるか、つい考えてしまう癖がついたとか。
「はい、どうぞ~」と、ミモロは、出来立ての飴を1つガラス頂きました。
「わ~ミルクの味がする~やさしい甘さ~美味しいね~」と、目を細めます。
途中、何人かの人が、見学していましたが、飴づくりを最初から最後まで30分間ほど見学していたのは、ミモロだけ。
「舞妓さんや、千鳥の図柄、京都の文字などいろんなデザインができるんですよ~」と副店長の矢島さん。
東京や名古屋にもお店がある「キャンディー ショータイム」ですが、京都の風物などを取り込んだ「京都限定」の飴があります。
店内には、金太郎飴だけでなく、のど飴や抹茶飴などもそろっています。
また「キャンディー ショータイム」では、自分の名前や会社のロゴなどを入れた金太郎飴がオーダーできます。
結婚式などの祝賀行事の記念品、イベントのノベルティなどに人気だそう。
「わ~ミモロの金太郎飴いいなぁ~」とミモロ。「ミモロちゃんの顔だったら、割と簡単にできますよ~」と。「あ、そう…」と褒めてもらっているのか、微妙な表情に…。「みもろ」という文字も入れてもらえます。
60パックで、34,000円。1つ560円くらいです。(税込み)。いろんな相談にものってくださるそう。
この日、目の前で作られた出来立ての飴を560円で購入。
「いつもいっぱいで入れなかったお店だけど、今日は空いてて、ゆっくり飴づくり見学出来てよかった~」と、ほかに見学者もなく、濃厚接触の心配もありません。飴をもって、うれしそうにお店を出るミモロです。
*「キャンディー ショータイム 京都祇園店」の詳しい情報はホームページで
かつて、中国人観光客でいっぱいだった祇園四条は、桜の時期を迎えても、人は、多くありません。
この日、ミモロは、銀行に行くために、町へと出かけました。
「必要がない、外出控えなくちゃいけないよね~」と、ミモロも心配するコロナの脅威。
四条祇園エリアは、観光客向けの店も多く、長引くコロナの影響は、それぞれの店の大きなダメージをもたらしています。
「早くおうちに戻らなくちゃ~」と、ミモロは、バスには乗らず、東山に止めていた自転車まで歩きます。
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